Nicotto Town


ハトははのニコタ日記


『私が見た21の死刑判決』より#2

ごごごごご・・

もらったステキコーデ♪:13


「主文。被告を死刑に処す」 裁判官が見抜いた、坂本弁護士一家殺害事件犯人の“本性”


https://bunshun.jp/articles/-/40971



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これが、ぼくがはじめてみた死刑判決の瞬間だった。

 同時に、裁判所の畏敬ともつかぬ恐ろしさを見たような気がした。

 ところで、この死刑判決には、後日談がある。

 岡崎の判決に署名、押印した3人の裁判官。

 そのうちの左陪席とは、それから10年後に広島高等裁判所で、ぼくは再会する。山口県光市母子殺害事件の差し戻し控訴審で左陪席を務めていた。この時も、犯行当時18歳の少年だった被告人に死刑の判決を言い渡している。彼はまた、Y裁判長といっしょに、林郁夫を無期懲役とした判決にも加わっていた。

 それから、もうひとり右陪席だった女性裁判官。彼女もまた10年後に名古屋地方裁判所で裁判長を務めるまでになった。そこで、闇サイトを通じて知合った男性3人が、帰宅途中の見ず知らずの女性1人を襲って殺害した事件を担当。被害者が1名でも死刑になるのか、注目の集まった、いわゆる闇サイト殺人事件で、2人に死刑、1人に自首の成立を認めて無期懲役判決を言い渡していた。

 あとになって感じるところだが、死刑を言い渡す側にも、どこかにつながった糸のようなものが、あるのかも知れない。

 そして、岡崎と林郁夫に判決を言い渡したY裁判長。出世を拒んで判事を退官。いまは、東京の弁護士会に所属する弁護士となっている。

 




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