道東旅日記2
- カテゴリ:日記
- 2020/10/28 03:59:04
旅に行く前に、ガチャ連動イベントで必要な稲とカボチャを
慌てて植えて水遣りし、さらにもう1回水遣りしてから旅立った。
帰ってから農園を覗くと、メガがナント4つできてた!
昨日も水遣りがそんなにできず、放置に近い状態にしていて
さっき収穫したら、カボチャ4・ナス2とメガってた!
時間短縮ができると思っての過剰な水遣りは、やっぱりダメなのだ。
【道東旅日記2】
僕の前に人はいない、僕の後ろにも人がいない。
釧路湿原の中の真っ直ぐな道、
前も後ろも地平線の彼方まで続くように道が消えている。
砂地が散在する砂利道だけど、綺麗に整備されていて歩きやすい。
随所にエゾシカの糞がころがり、足跡もあちこちに残ってる。
周囲は葦やススキ、低木、その向こうには湿原が広がっている。
時おり蛇行する釧路川が姿を現し、遠くには山々が霞んで見える。
葦の原をよく見ると、そこここに鹿が歩いたような道ができている。
やはり、自分の足で歩かないとこんなことにも気付かない。
空は真っ青に広がっているが、通り過ぎる風は冬の香りを含んでる。
マスク不要の場所だから、その香りを思い切って嗅ぐことができる。
木の葉は黄ばんだり、赤茶けた色になっているが、
京都などで見る鮮やかな紅葉とは全く違う。
もちろん木の種類が違うこともあるんだけれど・・・
時おり鈍いピンク色の花をたくさんつけた低木が姿を見せる。
赤い実を付けるマユミだろうか。
カーキ色一色って感のある湿原では、鮮明に目に飛び込んでくる。
壊れかけた橋を渡ってからもう1時間経つ。
途中、垣間見えた釧路川の川辺で釣りをしていた3人組は
幻の魚とも言われるイトウでも狙っていたんだろうか。
その人影以外、誰にも会っていない。
道の脇に転がっていた朽ちかけた木に腰をかけて、
ペットボトルのお茶を飲み、一服。
このコッタロ展望台への道は、一時諦めかけていた。
足が少し痛くはなってきたが、歩くことができたことを感謝するしかない。
そのいきさつは・・・
長くなってきたので、今回はこれでおしまい。
眠くなってきたし、もう4時を過ぎてしまったので。
そう、やっぱり北海道はいい。
観光地化してる所はもう何回も行ってるけど、
大自然の中を歩く旅はあんまりしてないから。
さらに、知床五湖も全て歩きたかったけれど、
ホテルを5時に出て、夜10時過ぎに戻ることになりそうだから
パスせざるを得なかったのが残念。
目から口から肌から、たっぷりと自然を堪能されて、リフレッシュできましたね。
是非、この道を歩いてみてください、
失望するはずはないですから。
ただし、往復20キロ近くをテクテク歩く、
それなりの気力と体力が必要ですけど。
写真を撮ったりせず、風景を瞼に焼き付けるように歩くと
けっこう記憶に鮮明に残るんです。
もっとポエムチックに書いてもいいんですが、
そうするとどこか臭くなるので感じたままを。
続きを書く気にさせてくれました・・・
情景が浮かんで、自分も旅をしているような気分になります。
続きが楽しみです。