こんばんは！２７日（火）は北日本や関東は晴れ間もありますが、
雲が広がりやすく、夜は関東を中心ににわか雨の恐れがあります。
その他の地域は晴れるでしょう。

訪れるのは夏の丹沢山。
爽快な沢登りと見晴らしのいい尾根歩きを楽しむ山旅です。

沢登りの聖地
表尾根
　緑の回廊
塔ノ岳の
　　展望

　　　　　　　　　　　夏を満喫！都心に近い大自然
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　　　　　　　　　　　　　　　　丹沢山

神奈川県北西部、東西４０㎞。南北２０ｋｍに渡る巨大な山塊

丹沢山地。アクセスが良く手軽に大自然を味わえる山として人気です。

まずは丹沢の魅力の一つ、沢登りに挑戦。

〇葛葉（くずは）の泉の広場

ガイドさんとは沢の入り口で待ち合わせです。

おはようございま～す。

「おはようございま～す。ガイドの浜島です。よろしくお願いします」

早速ですがこの時期の見どころを教えてください。

「まず一日目は沢登りをします。小さな滝が連続してとても楽しめる沢です。
　二日目からは丹沢の山頂を目指します。
　表尾根は海も山もとても眺望が良くて夏の丹沢を満喫できると思います」

丹沢を巡る三日間の山旅

１日目

一日目は広場を出発して小さな滝が連続する
葛葉川本谷（くずはがわほんだに）の沢登を楽しみます。

２日目

二日目から尾根歩き。ヤビツ峠から二ノ塔へ。
表尾根の眺望を楽しみながら塔ノ岳で３６０度の絶景と夜景を堪能し、
山小屋に宿泊。

３日目

三日目は笹原の美しい尾根を歩き、丹沢山の頂を目指します。

帰りは来た道を戻り、塔ノ岳から大蔵屋根を下る
健脚者向けのコースです。

＊撮影：８月上旬

午前９時出発

「ここが葛葉川の入渓ポイントです」

う～ん、楽しみだなぁ～。

沢に降りただけで空気が冷んやり。

〇葛葉川本谷

これから登るのは表尾根の三ノ塔を源とする葛葉川本谷。
小さな滝がいくつも連続して爽快な沢登りが楽しめる清流です。

「はい、ではこっから沢に入りま～す」

お願いしま～す。

「あ～、冷たい、気持ちい」

う～、冷たさで体がぞくぞく、気持ち～。

「小さな滝が見えてきました。こういうのが出てくるとワクワクします」

ワクワク？

３ｍ程の小さな滝。とはいえ、水がジャンジャン。
流石、浜島さん、軽々と登っちゃった。

「どうぞ～」

は～い。
さぁ～、行くぞ～。
う～、冷たい、は～、この爽快感楽しい。
それにしても意外と沢を歩くのって難しいなぁ。

＜山旅スタイル＞　沢の歩き方

浜島さ～ん。
「は～い」

沢を上手に歩くコツを教えてください。

「は～い」

「水の中を歩く時は足元が見えないので足探りですかで行く必要があります」

足探り？

「いきなり力を入れないことですね」

「後ろの足に体重を残しながらこんな感じで滑るか滑らないか、
　岩の形がどうなのか？そういうのを確かめながら探っていくような
　感じになります」

なるほど、足で探るのがコツか。

〇水際のコケに注意！

ちなみに水際の石は苔などが付いていて滑りやすいので要注意。
水の中だけでなく乾いた岩の上を歩くなど自分で歩きやすいルートを
探しながら登りましょう。

緑が綺麗だなぁ～。大自然を目いっぱい感じる。何よりこの清流。
暑さも吹き飛びますね。

「そうですね、この緑の葉っぱを通して青い光が入ってくるのは
　とっても爽やかですね」

「大きな滝が出てきましたね」

現れたのは段差７ｍの滝。巨大な一枚岩の裏を跳ねるように
水が流れ落ちてる。

「登りやすいのは左の方だと思うんですけれども、
　登る楽しみと選ぶ楽しみ。まあ、沢は自由ですので
　どのルートを選ぶのも楽しめると思います」

ちょっとドキドキ～。

「はい、僕もドキドキします」

この滝は滑落の危険性があるのでロープを結んで登ります。

「じゃあ、行きます」

浜島さんは水際ぎりぎりを攻めます。
滝のダイナミックさを全身で味わう。滝の上まで登り切りました。

「ＯＫで～す」

ワクワクドキドキ、うわっ、顔に水、あっ、水の勢い半端ないな。

うん、はぁ～、登れた～。
後ろを振り返ると、うわぁ～、結構高い。

「どうでした？」

ダイナミックでした。

「気持ちよかったでしょ？」

はい、とっても。

「沢の醍醐味の一つです」

最高です。

次々と現れる滝を幾つも超えながら葛葉川を遡ります。

登り始めておよそ２時間

「はい、ここから今日のクライマックス、曲がりの滝です」

今回はここまでと致します。次回はこの曲がりの滝から
しばらく渓流沿いを辿（たど）り、二日目から尾根歩きを楽しみます。