読書感想文⑥安部響子シリーズ 一田和樹
- カテゴリ：日記
- 2020/10/22 15:28:28
安部響子シリーズ 一田和樹
天才ハッカー安部響子と五分間の相棒
シリーズ1作目。
あらすじ
インターネット恐いって思わされた。
なりすましにあった肇は自ら調べるうちに
隣人の安部響子が犯人と突き止める。
その安部響子からハッカー集団"ラスク"にスカウトされ加入。
ラスクの目的は正義の味方？
女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険
シリーズ2作目。
あらすじ
安倍響子の後を継ぐ、
次世代ハッカーの沙穂梨の活躍の物語
前作で登場の高校生の沙穂梨と彼氏となった
拓人を主人公にした作品。
もちろん前作の主人公達も安部などの
ハッカー集団ラスクも登場します。
スマホゲームの流行とハッカー集団によるネット上の
攻防の裏に潜むカラクリが本書のテーマ。
個人情報が盗まれ、ネットに繋がっている
ユーザーは常に支配下に置かれ、
監視されているという怖さを学べます。
現実でもこういったことが起きているんでしょうね。
日本は危機感が足りないです。
天才ハッカー安部響子と2,048人の犯罪者
あらすじ
シリーズ3作目。
凄腕ハッカー安部響子の女子高生時代と、
現在まさに起こっているサイバーテロを
描いたセキュリティミステリー。
広告配信サービスの脆弱性悪用から人間には聞こえない
音を使ったビーコンの活用等、セキュリティ関連の時事ネタが面白い。
海外の理念ある巨大IT企業の姿に対し、
出る杭は打ち、アメリカ以上にセキュリティ対策が遅れている
日本に未来はあるのだろうか
SNSとかであっさり個人まで特定できる世の中になっているので
そのあたりはリアルに気を付けるべきとひしひしと感じた。
スマホやクレジットカード情報、各企業に登録されている個人情報は、
ハッカーにかかればあっという間に盗まれる。
彼らの手口は、預金額の3％しか盗まない、×数万人すごい額が消えていく。
怖い怖い！
多少高校性の恋愛感情もあって読みやすいシリーズでした。
