パパちゃん登山の映画を見る
- カテゴリ:映画
- 2020/10/12 23:12:28
うちのパパちゃんは、最近一人キャンプに行きたいと言い出し、色々揃え始めました。
そして、山の雑誌を何冊か買って、コースなどを調べています。
パパちゃんは、私に写真を見せながら言いました。
「このコースなら1時間歩くだけで済むから、俺でも行けると思うんだ。この写真の女の子だって登っているし、初心者コースとしていいんじゃないかな」
「まずはお散歩に行くときに、もう少し速度落としてとか、ちょっと休憩していこうと言わないこと。普段からトレーニングしなくっちゃね」
「そうだな。じゃあためになる映画でも見るか」
なぜ、映画?と思ったのですが、私は小説の締めきりが迫っていて、ラストにもう一山作ろうとして、どうするか必死で考えている最中に話しかけられたため、おしゃべりが終わってほっとしました。
そそくさとパパちゃんのいるテレビの部屋を出て、隣のリビングルームを通り、リビングに向かい合うダイニングルームのテーブルで続きを書き始めました。
パパちゃんの見た映画は、エベレスト神々の領域というタイトルで、阿部寛扮する登山家が、前人未到のエベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂に挑んだものでした。
私の小説はファンタジーで、北欧神話の神オーディンがつきつける難題に、銀と金の支配者、翼の乙女、そしてワルキューレの四人が立ち向かうシーンに差し掛かっていました。
どうやって神の挑戦に打ち勝つか、ああでもない、こうでもないと書いては消して考えているときに、映画もラストにさしかかり、どうやら遭難している模様。
私の小説では、金の支配者の神獣のライオンが、銀の支配者に襲い掛かかり、銀の支配者がライオンの前足をスパッと切るシーンになりました。
するとタイミングを計ったように、阿部寛の怨念を込めたような声が聞えてきました。
「足がだめなら、這っていけ」
私 「ん?(;'∀') いや、這わないし……」
とにかく続きを書くんだ。頭が疲れてきたけれど、手さえうごかせば何とか文章がつづれると、憑りつかれたようにキーを連打します。手荒れの指が痛いけど、頑張れ、頑張れ!
すると、また阿部寛の必死の声が……
「足が駄目なら、手を使え」
私 「いや、文章に足は関係ないし……(; ・`д・´)」
映画の声がだんだん大きくなってくるので、私も考えている文章をかき消されまいと、ぶつぶつ口に出して確認します。
今度は阿部寛が押し殺した声で、でも音量はめちゃくちゃ大きいままに呟きます。
「手がだめなら、口を使え」
ぶつぶつ文章を読んでいた口を閉じた私。心の中で突っ込みます。私の行動を見ているの?
阿部寛が答えます。
「口がだめなら、目で見ろ」
私「うるさ~~い!書けないじゃん!」
結局、登山家は雪山にお隠れになりました。
パパちゃんは目でみるより、足を使った方がいいのにと思ったのでした。
パパさんは単身赴任していて、今は現地に慣れるために、
辺りをお散歩していると言っていました。
山はまだまだ先になるかもです。
小さなテントを買ったのですが、これなら二人寝られるから
一緒に山に行くか?と聞くのですが、どう見ても1.5人しか寝られないだろうという狭さ。
しかも夜に寝袋使ったら、絶対二人は無理だろうと思って聞いたのですが、
つめれば大丈夫!らしいです。今時のテントは寝るとスペースが広がる魔法のようなテントらしいです。
その語、パパさん山に登りに行ったのでしょうか? #^^)
こんばんは。お返事遅くなってごめんなさい。
日記を読んでくださってありがとうございます。
こちらの日記はとても好評だったので、私の小説サイトの「レドが~乱歩」にも載せています。
小説サイトは エブリスタというところで、マスカレードという名前で書いています。
通称はレドです。
https://estar.jp/users/155660796
よろしければ、遊びにきてください。
今は出版社に出すための新作に取り掛かっているので、
しばらくエブリスタでの新作をアップできませんが、
他の物を読んで頂けると嬉しいです。
臨場感あふれる場面情景に
思わず笑いながら読ませていただきました!
「神々の山嶺」(夢枕獏)、 小説で読みましたが
ラストの取り憑かれ感が半端なかったです。
わたしもファンタジー、大好きです。
今更の質問で申し訳ないですが、
Lilyさんの小説はどちらかで読むことができますか?
無事ライブを終わられたそうで、おめでとうございます。
自分の才能を生かして、皆さんを楽しませられるのは
この上ない幸せだと思います。
きっと、きゃりーさんの周囲は、同じように前向きに何かを追い求める方が多いのでしょうね。
これからも頑張ってください。応援しています。
ほんと、Lilyさんの行動を見ているようですね。あまりにも言葉がはまってる~w
映画、テレビで観ていたのですね。
小説の締め切りが迫っている時は落ち着かないですよね。
無事書きあげられますように☆彡
素敵なレビューをありがとうございました。
パパちゃんは、一人キャンプがしたいから、一人用の道具をそろえ始めたはずなのに、
最近は、今度から選ぶものによって、一人で行くか、二人で行くか変わるんだよね。
と、こちらの顔を窺ってきます。
テントの大きさや、鉄板などのことですが、私は脚をいためたことがあるので、
山歩きはもう無理なのです。
それとなく言っても、今は山に行きたい病にかかっているパパちゃんの耳には入りませんw
それに、私は虫が嫌いなのです。山に行くと、大きな蛾や、山アリや、ムカデなど、
見ただけでぎゃ~~~~っと叫びそう。
きっとこだまになって、ぎゃ~~~~っつ。ぎゃ~~~~っつ。ぎゃ~~~~っつ。
とあちこちから聞こえて、おひとりさまキャンプのかたたちに笑いを提供するんでしょうねw
それにしても、上司の方、山でカプチーノを入れるなんておしゃれですね(∩´∀`)∩
そうなんです。パパちゃんは恰好から入る人なのです。
恰好というか、調べ尽くしてからようやく腰を上げるタイプです。
私は、あまりにも細かく調べると、もうやったような気になって満足するか、
面倒くさくなって、もうやめよ~ってなるので、そこそこの情報であとは足で稼ぐタイプです。
パパちゃんは、一緒に行こうと誘ってきます。
でも、以前足を酷く捻って転んだ時、殆ど一年歩けなかったのですが、
今でも、段差で足首をほんの少し捻っただけで、脚全体が痛むのです。
もう、山歩きは無理なんですよね。今は、小説の中で旅をするのが楽しいです。
弟さんも、山グッズを揃えたのですね。きっと高かったでしょうね。
学生時代に、そんなに準備もせず、友人たちと片道1時間ほどのコースに挑戦しました。
身軽だったのでできたのですが、今はもう登りたいとは思いません。
まずは、そういうコースで試してみれば?と主人に勧めてみたのですが、
どうも、全部揃えないとダメみたいw
急いで口で吸え! それって、スネークマンショーでしょうか?
娘たちが学校でショート劇をしたときに、スネークマンショーの英会話というのを
練習していたのです。
面白かったので、ググって色々見ました。チリ紙交換と選挙カーのが面白かったです。
文章を褒めてくださってありがとうございます。
私は元々、文章を書くよりも、絵を描く方が好きだったので、
最初の頃に書いた小説は、何じゃこれ?と思うほど文法がめちゃめちゃですw
短文なら、そんなに間違えることもないのでしょうけれど、
とにかくストーリーを作らなくちゃいけない。
ブツブツ切れる文章じゃいけない。などに頭がいって、ややこしい文章になっていて、
読み直すと笑えます。
今も、あまり変わってはいないかもしれませんが、ほんの少しずつ前進中です。
これからも、どうぞ生暖かい目で見守ってやってくださいw
低体温を防ぐために、水濡れに注意しないといけないのですね。
なるほど、勉強になりました。山の天気は変わりやすいですから、川のちかくなどにいけば、
霧で辺りが見えなくなる可能性がありますものね。
以前、山菜採りに行ったことがあるのです。
霧が出てきたと思ったら、すぐに視界が真っ白になって、
伸ばした手の手首から先が見えなくなりました。
山の斜面だったため、みんな動こうにも動けず、しばらくじっとしていたのを思い出しました。
パパちゃんは、冬山にはいかないので大丈夫です。ご心配をありがとうございました。
→パパちゃんさんはスポーツをする時など格好から入るタイプなのですね。
色々取り揃えたりして大変ですね。(笑)
そうなんです!説明書をきっかり読んで、考えながらやるタイプですね。
私は、説明書読むのは嫌いです。仕方がないときは別にして、たいていは勘で始めるタイプです。
楽しいコメントをありがとうございました。
耳から入ることに影響されるのは、BGMが証明済みですね。
画像とワンセットになっているので、余計に効果があるのでしょうけれど。
私は音楽を聴きながら、書いたりはできないのです。
音楽をやっていたこともあるので、どうしても気になってしまいます。
たびねこさんのコメント→ご夫君は雪山手前で冬の嵐(Lilyさんの一喝)に遭ってしまったのですね(^_^;)にその通りと頷きながら笑ってしまいましたw
楽しいコメントをありがとうございました。
足がだめなら〜からまさかの口や目への飛躍に、
思わず笑ってしまいましたww
小説と映画の展開がリンクしていた上に
それが隣の部屋から聞こえてくるという状況… パパさんさすがですねw
私の上司も一人キャンプが好きなようで、山でカプチーノを淹れたり本を読んだり、
色々と楽しんでいるそうです。(家じゃだめなのかなと思ったのは内緒ですw)
パパさんの一人キャンプも素敵なものになりますように(^ー^)
パパちゃんの見てる、阿部寛さんの台詞がリンクして面白い状況に....
パパちゃんは、格好から入るタイプでしょうかね?
「急いで、口で吸え!」(大爆笑)
自分の弟は25年位前のアウトドアブームの時、高級キャンプ用品やらバーベキューセットなどを一通り揃えて満足していました。 ん?勿論 1回も使って無かったですよ。一緒に行く人がいなかったから(^^;
でもパパちゃんさんソロなら大丈夫ですね。 映画みたいな雪山でなければ(^^;
「目がだめなら、脳を使え」 オーーーー!! ノーーーー!!!!www
なぜ私には文才が無いんだ!と無駄な事を考えてますwww
山登りをするときは、最低限のルールをしらないとあっという間に遭難して死んでしまうから、そこからですよ。山に慣れた人でも道に迷うと遭難する世界なので。
道を外れない、迷ったら止まって動かない、川は絶対に下らない。とかですね。
あと、雪山は初心者がひとりで行ったら帰れないレベルなので絶対におすすめしません。
最初は初心者コースで多くがひとりキャンプをしているところでがいいと思います。
色々取り揃えたりして大変ですね。(笑)
lilyさんの文章とても面白くて笑いながら読んじゃったです。(≧▽≦)
パパちゃんさんが無事に一人キャンプに行けるといいですね。
見守りましょう♪
結構、耳からの情報に影響されますね。街中やレストランで隣の人の会話が「うつったり」しますし。
足で行く前に目で。でも、ご夫君は雪山手前で冬の嵐(Lilyさんの一喝)に遭ってしまったのですね(^_^;)