沖人さんの日記 | ニコッとタウン

沖人

今朝、洗濯をしていたら、ホースを排水口につないでいなくて、玄関が水浸しになった。ドアの隙間からあふれ出した水は、階段を流れ下り外まで水たまりを作っていた。そして、一階のご家庭の天井からも滴り落ちていた。

ニコ店回りをしていたら、チャイムがなり、階下の御主人さんが教えてくれた。平謝りである。しかも2回目である。ご主人も奥さんも、とてもいい方で、大丈夫ですよと言っていただいたが、お詫びの品をお持ちし、再び、平謝り。

謹慎処分を自らに下し、蟄居していたが、お腹が減った。タラコのパスタを作ろうと、電子レンジ容器でパスタをチンしていたら、ジジジと音が聞こえてくる。蟄居の身であり、動かずじっとしていたら、臭くなってきた。

レンジを除いたら、電子レンジ容器から炎が出ていた。慌ててドアを開けてみると、レンジ容器にアルミ箔がくっついていて、そこが溶けていた。不幸が畳みかけてくる。

おそらく、我が家から座敷童が出て行ったか、貧乏神がやってきたのだろう。貧乏神を追い出すために、今、蚊取り線香を焚いている。

アルミ箔は、タンドリーチキンをオーブンで焼いた時に、下に引いていたアルミ箔が、少し残っていたのだろう。タンドリーチキンは、タンドール（土釜）で焼いたチキン。スパイスとヨーグルトで付け込んだチキンのグリル。

タンドールで焼くのはナン。タンドールの別名はナン釜。カレーには、ナンと思ってしまうが、大きな誤解で、インドやネパールにナンは無いと言っても過言ではない。

福岡女子大学の学生が、一週間、インドに行ったら、毎日カレーが出てきたが、一度もナンは出てこなかったとレポートに書いていた。京都国立博民族博物館のおじさんは、ナンは宮廷料理であり、庶民が食べるものではなく、イスラム文化圏からやってきたものだと書いていた。

インドの人がカレーと一緒に、よく食べているのは、ライスかチャパティー。チャパティーは、小麦粉を水を練って、発酵させずに鉄板で焼いた、薄い円盤状のパン。

貧乏神は焼き味噌が好きなので、タンドリーチキンの香りに引き寄せられたのかもしれない。鎌倉物語に出てきた貧乏神は、いい爺さんだったが、我が家の貧乏神は、茶碗をくれそうにもない。

追い出す方法は、貧乏神の頭の上に猿をのせる（貧乏神が去る）か雉を乗せるか（貧乏神を取る（鳥））か犬を乗せる（貧乏神がいぬ）ことらしい。真面目に読んでいたら、元ネタは桃太郎電鉄だった。