日本百名山 ~BSプレミアム~ ⑤
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/10/01 00:02:12
こんばんは!1日(木)は西日本や南西諸島は天気が回復して晴れる所が
多い見込みです。一方、東日本から北日本は天気が崩れ、
曇りや雨の所が多いでしょう。
青く澄み渡る海
海鳥のサンクチュアリ
森は命のゆりかご
世界でここだけに咲く花
海にそびえる野鳥と花の楽園
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北海道 利尻山
*撮影:7月中旬
〇ガイド 渡辺敏哉さん
利尻島で育った渡辺敏哉さん。
バックカントリースキーなど四季を通じて利尻山のガイドをしています。
利尻山の登頂はなんと1000回を数えるんだとか。
昨日は利尻山の8合目から40分の険しい斜面を登っている最中に
色々なお花が咲いている地域までご紹介を致しました。
今回はそのお花のご紹介の続きから始め、山頂を目指して行きます。
@エゾツツジ
山頂付近の岩場で良く見られるエゾツツジ。鮮やかですね~。
「利尻山の中でも一番こう派手な花の一つですね。
もう、今ね標高1500付近なんですけども
どんどんこう、高山帯の花が増えてきます」
@イブキトラノオ(薄紫色のお花)
山頂まではこうざんしょくぶつのほうこなんですって。
@エゾノハクサンイチゲ(白いお花)
雪融けしてすぐに咲くエゾノハクサンイチゲは利尻山に夏を告げる花。
@チシマフウロ(紫色のお花)
チシマフウロは5月下旬に海岸線から咲き始め、
7月には山頂部で花を付けるそうです。
ここから先に利尻山だけに咲く珍しい花も。
「はい、あの、右手の急斜面見てみてくださ~い。
あの黄色い花、リシリヒナゲシ。利尻山を代表するお花です」
@リシリヒナゲシ
リシリヒナゲシは固有種。利尻山でも9合目付近にしか咲かないそうです。
「こういう人が入れないような砂礫の崖みたいな所、
ここがねリシリヒナゲシの自生地なんですね」
荒れた大地で風に吹かれながら咲くリシリヒナゲシ。逞しい花だなぁ。
脆く崩れやすい火山性の斜面を登って行きます。
登りきると待っていたのは
「は~い、こちら左側、東面に広がるお花畑です。やぁ~素晴らしい。
ボタンキンバイ満開ですねぇ」
すっご~い、びっしり咲いてる。
「一面ですね、これ、あの国内ではね利尻山でしか見られない
貴重な花なんですねぇ」
そうなんだ。
@ボタンキンバイ
鮮やかなオレンジ色で綺麗。
最後の急登です。
「いよいよ雲の上の頂ですね」
雲を見下ろしながら登って行きます。
「さぁだいぶ近づいてきましたよ。よいしょ」
天空の頂まであと少し。
出発から6時間
「はい、お疲れ様でした。利尻山頂に着きました。お疲れ様です」
ありがとうございました~。
「やぁ、頑張りましたねぇ」
最高でしたぁ。
「アッハッハ」
利尻山北峰、標高1719mの山頂に到着です。
〇利尻山山頂(北峰)(1719m)
「お~~~、いやぁ~、雲海と海とうわぁ~、
もう、向こう宗谷岬も見えてますねぇ」
北東には納寒布(ノシャップ岬)、その向こうが宗谷岬です。
「あっ、あっち、サハリンも見えてますよ」
ずうっと水平線の奥に遠く100km先には中々見えないという
サハリンです。
「後ろを見て見ますか?こっちはまた海岸線までくっきり、
くっきり見えてます」
昨日カヤックで漕ぎ出した沓形が見えます。
北峰の隣は最高峰の本峰(1721m)。
崩落が激しく、夏は立ち入りが禁止ですが雪で覆われた冬は
登れるそうです。
いつかチャレンジしてみたいなぁ。
〇ガイド 渡辺敏哉さん
「僕はあの、海の遊びもやるし、山の遊びも。
冬の山の遊びもするのでホント海、山、こうやっていろんなシーズン、
いろんな場所を楽しめるそういう自然の宝庫だなとは思っています。
ほんと自然の楽しみがいっぱいあるのでお花の好きな人ですとか、
野鳥写真撮ったりする人とか、そういう人にも何度も
来てもらいたいなと思いますね」
花の名峰利尻山。海と山の圧倒的なスケールの自然を
思う存分味わうことが出来た旅でした。
今回はいろいろなこちらの都合で5回に渡るシリーズにしていまいまして
拝見しずらかったはずです。
こちらの利尻山の初めの海は利尻ブルーと呼ばれとても美しい海でした。
山の番組なのに釣りをしたりはやっぱり海と山がそれだけ関連性が
あるという証拠ですね。勉強になりました。
とても美しいですね。
そうですね、森は命のゆりかごという表現は素敵です。
そうですね、増えますと最高ですね。
アファンの森のような場所が増えますようにw