日本百名山 ~BSプレミアム~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/09/29 00:12:28
こんばんは!29日(火)は全国的に晴れる所が多いでしょう。
ただ近畿南部、四国太平洋側や南西諸島では雲が広がりやすく
雨の降る所がありそうです。
青く澄み渡る海
海鳥のサンクチュアリ
森は命のゆりかご
世界でここだけに咲く花
海に聳える野鳥と鼻の楽園
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北海道 利尻山
*撮影:7月中旬
昨日は1日目、無人島のポンモシリ島でオオセグロカモメを観察したところまで
ご紹介でした。今回は2日目でいよいよ利尻山を目指して行きます。
〇ガイド 渡辺敏哉さん
利尻島で育った渡辺敏哉さん。
バックカントリースキーなど四季を通じて利尻山のガイドをしています。
利尻山の登頂はなんと1000回を数えてるんだとか。
2日目
午前5時、島の北側にある
利尻北麓野営場(220m)からスタートです。
「今日はですね、いよいよ利尻の山頂を目指して
こっから登山口から歩きたいと思います。
え~と標高差がねここから1500mあるんで
結構長丁場ですからゆっくり歩いて行きましょう」
はい
「はい、行きましょう」
さぁ、いよいよ奥深い森を歩いて利尻山山頂を目指すぞ。
木漏れ日が降り注いて緑が綺麗だなぁ~。
「今、コマドリ鳴いてますねぇ」
@コマドリ(駒鳥)
大きさ14㎝程のコマドリ。
*駒とは馬のこと
馬のいななきのようなさえずりからその名が付いたそうです。
「夏を代表する渡り鳥の一種で毎年ゴールデンウィークぐらいからね
8月いっぱいまで利尻に渡って来て子育てをします」
鳥のさえずりと木漏れ日。贅沢な時間だなぁ。
出発から40分、段々急になる登山道を登って行きます。
ん?渡辺さん、何かいるんですか?
「あっ、ゴジュウカラですね。あら、あ、今ね、親鳥が。
あそこに巣がありますね」
え?どこ?
「ほら、今、餌を運んで」
はぁ、親鳥が巣に餌を運んでるんだぁ。
@ゴジュウカラ
「今、餌をあげてますね。あっ、雛、顔を出してますね」
う~ん、食べてるぅ~。
「あっ、めっちゃかわいい」
そろそろ巣立ち?
「穴から顔を出して来るんであと2、3日で巣立っちゃう感じです」
わっ、こっちの木にも~、元気に飛び周ってる。
「多分ね、今年産まれた雛と親鳥が一緒に群れで動いてますね。
今ね、餌の取り方とか教えてもらってるかも知れないですね」
へぇ~、かわいい~。
「めんこいっすねぇ。今が親が一生懸命運んでるんで警戒すると
あれなんで先、進みます。行きましょう。わぁ、びっくり、びっくり」
出発から1時間
「はい、利尻山4合目。野鳥の森って書いてますね。
〇野鳥の森(4合目)(390m)
ほ~、ぴったりの名前。
「利尻って日本海にズドンと山があって渡り鳥としては目印になってて
それで野鳥が非常に多いので野鳥の森と」
@コマドリ
大海原で目印となる利尻山は渡り鳥の中継地。
天敵の蛇や狐もいないので野鳥が多いんだとか。
@モズ
@ハシブトガラ
確認されている野鳥の数はなんと320種。
@アオジ
野鳥たちの楽園です。
ここで特別に絶滅危惧種のクマゲラがいる森に案内してもらうことに。
「あの~、非常に珍しい鳥で国の天然記念物にもなってますね」
警戒心が強く姿を見せるのは稀れだといいますが。
「あっ、いたいたいた。あそこにね、クマゲラがいます。
クマゲラ。あれ雄ですね」
@クマゲラ
あっ、いる。黒い体に頭に赤い模様。クマゲラは体長50cm。
日本最大の啄木鳥(きつつき)こうした枯れた木にいるんだとか。
「こんな感じでね、あの枯れた木、餌の豊富な所にはですね、
あの、繁殖してるクマゲラは非常に多いんですよね」
そうなんだ。
「木のね皮がね、もう全部剥がされてるんですけども
全部クマゲラの仕業なんですね」
木の皮の裏にいる虫を食べるんですって。
今回はこの辺りで終了致します。誠に勝手ながらですが次回は
野鳥撮影のコツをご紹介し、そこから利尻山山頂を目指します。
どうぞよろしくお願いします。
利尻島は北海道の一番北の稚内の西にある島なのでやっぱり独特の固有種も
いるのかもしれませんね。ゴジュウカラはあまり出ない鳥ですよね?
10歳もサバって面白い表現ですね(笑)
10歳もサバ読んでるw