第2の人生
- カテゴリ:日記
- 2020/09/16 22:47:48
いつも巡回させていただいている所で、今の知識を持ったまま中学に戻ったら、という話題があった。
その頃に戻ったら、1回目よりうまくやれるんじゃないかと想像する、というお話だった。
誰にだって後悔はある。
そういう時に「あの時あんなことをしなければ!」と思ったりするけど、いわゆる逆行物のように若いころに戻って人生やり直すってことだろう。
さて、自分ならどうだろうと思ったが、無理だ。
私が中学生の時は校内暴力のあらしが吹き荒れていて、私は毎日スケ番連中に屋上とかに呼び出されて「お前、生意気なんだよ!」とか言われていた時期だ。
自分では「いじめがひどくて毎日死にたい」と思っていたが、はたから見ると「スケ番にどんなに絡まれても絶対折れない」強いやつに見られていたらしく、そのうち番長連中に絡まれるようになり、なぜか彼らに勉強を教えるようになり(先生が席替えのくじを操作していつも近くにしていたらしい)、そのせいで「お前、裏番って本当?」とか言われ、まあなんだ、たぶん人生で一番波乱万丈だった時期だ。
勘弁してくれ。
じゃあ高校はどうだ。
たぶん人生のうちで一番人間関係に恵まれた、幸せな時期だ。
だけどうっかり進学校に受かってしまったため、勉強がドツボであった。
今の知識を持っても、フランス語と数学で毎年留年の危機を迎えることは変わらないだろう。
だからと言って、ほかの学校で暮らしたいとは思えない。
そのくらい楽しかったのは事実だ。
だけど、勉強がつらすぎて学校をさぼって映画を見たりしていた。
これもだめだ。
大学はどうだ。
ここでうっかり合気道部に入ったりしなければ、つらいしごきに耐えることもなく、楽しいキャンパスライフを送れたかもしれない。
それはいいな。
だけど、そうすると大学の時に強盗に襲われた時(家に来たのだ)、とっさにみぞおちを狙うことができずに、他30件の被害者と同じく、性被害に遭ってひどいトラウマを持つことになったかもしれない。
それは嫌だな。
それに、いじめに遭ってもはねのけたり、強盗を撃退した経験が、その後の長い自由旅行の時の自信につながっていると考えると、今までのことは避けて通れないのだ。
確かに、これから起こることを知っていれば、起こしたくなかった過ちを避けることができるだろう。
そして、びっくりするほど平穏な日々を送れるかもしれない。
だけど、そうしたら私は「なんて平凡で退屈な人生なんだろう」とつまらなく思うのかもしれない。
もしかして、ものすごく怖い感じの中学生を想像なさっているかもしれませんが(怖かったかもしれませんが)、確かに中学の最初の2年はほとんど女子と話したのは呼び出しくらいだったけど、部活の地学生物部(女子はいなかった)では楽しく先輩方と実験にいそしんでいたし、図書委員会では委員長をやったりして焚書しようとする不良に殴り掛かったり、止めに入った番長に「手下の統率もできんのか!」と怒鳴ったり(よくよく考えると、これが番長と話すようになったきっかけか…)、校外の実験教室の学校の代表4人に選ばれたりはしてました。
だから男子とは一応話していたのかな。
もしかしたら、うまくやればラブコメに持ち込めたかもしれなかったような気がしてきました!
・・・私の技量では、また同じ轍を踏みそうな気もします^^;
まさにカバンの中にナイフが入っているのだという噂でした。
あの人もglycogenさんと似たような立場だったのかなあ。
「不良の裏番長」と決めつけ、遠巻きに見てたっけ。
glycogenさんが、命に係わるようなケガをせず、無事中学生活を
乗り切ることができてほんとよかった。
笑ってくださってなにより。
話すと大概の人が笑います。
本人は大変だったんですけどね。
いつも護身用の刃物を持っていて、本当に切り抜けられないと思ったら自分の腕に突き刺して、血にひるんだ隙に逃げたりもしていました。
刃物は相手に向けたら負け。
どうせあいつら、私を殺す度胸なんてないんだから、と思っていましたが、まあ現代だったら危険思想でこっちがつかまっていたんでしょうね(^^;
私は高校と大学が闇だったので、それを避けるべく中学をやり直したいと思います。
そうやって生きる第二人生もまた、後悔が多くて、第三人生に進みたいと思うのか…。
とりあえず、中学生のglycogenさん、本人は辛いことだらけだったかもですが、
ほんと羨ましい精神の持ち主です。