日本百名山 ~BSプレミアム~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/09/07 00:02:03
こんばんは!台風10号は6日夜にかけて九州南部・奄美地方を北上し、
7日にかけても非常に強い勢力を維持したまま九州にかなり接近する恐れが
あります。奄美では6日夜遅くにかけて九州南部では7日明け方にかけて
九州北部では7日昼前にかけて暴風、高波、高潮、大雨に最大級の警戒を
してください。7日は中国・四国から東北南部にかけても太平洋側を中心に
雨が降り、雷を伴って非常に激しく降る所もあるでしょう。土砂災害などに
警戒してください。北日本では雲が多いものの晴れる見込みです。
訪れるのは南アルプスの北岳とその奥に連なる間ノ岳(あいのだけ)
可憐な花が咲き誇る3000mの高山を楽しみます。
~ 北岳 間ノ岳 ~
木漏れ日が降り注ぐ沢沿いを進む ミナミキンバイが山肌を一面に彩る
荒々しい岩場を抜け 3000mの稜線で絶景に出会う
- 北岳 間ノ岳 -
南アルプス 天空のお花畑
*この番組は2018年10月に放送したものです
山梨県南アルプス市に聳える北岳(3193m)
標高3193m。日本で二番目の高さを誇ります。
そこからおよそ4kmに渡る稜線で結ばれているのが静岡との県境に聳える
間ノ岳です。標高3190m。三番目に高い山です。
*撮影:7月中旬
*現在登山道は利用できません
JR甲府駅からバスで2時間、登山口の広河原(ひろがわら)に向かいます。
@広河原(1520m)
ここでガイドさんと待ち合わせ
あっあの方かな~。こんにちは~。
ガイドさん「こんにちは~」
今村さんですか?
〇ガイド 今村量紀(いまむらかずき)さん
「はい、今回案内させていただきます今村量紀です。宜しくお願いします」
北岳の麓で生まれ育ち、ガイドになった今村さん。
一般の登山からロッククライミングまで案内する北岳のスペシャリストです。
どんな場所が待ってますか?
「やはり、北岳と言えば日本で第二番の高さを誇る山ですから、そこからの
展望は素晴らしいものがありますし、お花も短い夏の間に
100種類を超えるというあの~、高山植物が咲き誇るんですね。
ですからそれをたっぷりと楽しんで行きたいと思います。
さらに今回は日本第三位の間ノ岳まで足を延ばして天空のお散歩を
楽しみたいと思います」
ワクワクしますねぇ。
「そうですね、楽しみながら行きましょう」
今回は二泊三日、中級者向けの山旅。
1日目
登山口の広河原を出発。大樺沢二俣(おおかんばさわふたまた)から
右俣(みぎまた)コースへ。シナノキンバイが咲くお花畑を抜け、
北岳山頂直下の山小屋で宿泊。
2日目
北岳山頂でご来光を拝んだら吊尾根分岐を下り、北岳バットレスを
望む場所へ。その後眺望抜群の稜線を辿(たど)り
間ノ岳山頂を目指します。
帰りは来た道を戻り、稜線の山小屋で宿泊。
翌日、左俣コースから広河原に下山します。
午前7時、登山口を出発。
@野呂川
野呂川に架かる吊り橋を渡り、麓の森へと進みます。
「これからいよいよ登山道に入って行きます。
まずは清々しい森を抜けて行きます。はい、楽しみながら行きましょう」
はい、宜しくお願いしま~す。
わぁ~、緑が眩しいくらい鮮やか。
「綺麗ですねぇ、カエデかダケカンバですかね」
木漏れ日がキラキラしてたらなないなぁ。
水音も心地いいですね。
「このルートはですね、沢の音を聞きながらまたこの涼しい風がね常にね
流れている所が魅力だと思います」
@大樺沢
滔々(とうとう)と流れるこの川は大樺沢。雪融け水なんですって。
「見てください。面白いでしょ?」
え?何ですか?フワフワした羽毛みたいなのが付いてる。
「これね、ヤナギの綿毛なんですね」
え?柳なんだぁ。
「六月になると花を咲かせるんですね。この花が身となってパッと弾けて
綿毛になるんです」
綿毛をまとった種が風に飛ばされまるで雪のように舞ってる。
こっちは綿毛が降り積もってる。とっても神秘的な光景だなぁ。
森を歩くこと2時間程、目の前が開け青空が見えてきたぁ。
あの白いのはもしかして?
「大樺沢の雪渓が見えてきましたねぇ」
やっぱり雪渓だ。
「ちょっと近く行ってみましょうか?」
はい。
「足元が悪いので気を付けてくださいよ」
はい。
わぁ、下の方が抉(えぐ)れてる。
「凄いですよね。こういう風に波みたいに割れてるように見えませんか?
波のように」
ええ、スプーンで削ったように波打ってますね。
「太陽に熱せられた石が雪をどんどん融かしていくんですね。
そして大きく口を開けて奥に日光が届くようになると、
さらに暖められた市によって周りが融けていく。そういう現象ですね」
太陽の光で熱せられた石の周りから雪は融けていくんだそうです。
さらに風などの影響も受けてこの不思議な形が出来上がったんですって。
真夏でも残る大雪渓。雄大な姿を楽しみながら進みます。
雪渓を離れ再び山道へ。
「あっ、見てください。ミヤマハナシノブですね」
わぁ~綺麗。
@ミヤマハナシノブ
淡い紫色が涼しげ。
「ねぇ~綺麗でしょ?これは北岳と一部の地域でしか咲かない
貴重な花ですねぇ」
へぇ~珍しい花なんだぁ。
雪融けした地面からまずミヤマハナシノブが咲き、その後追うように
次々とお花が咲くんですって。
@タカネグンナイフウロ(紫色のお花)
@イブキトラノオ(薄紫色のお花)
@クガイソウ(薄紫色のお花)
登山口から2時間半
@大樺沢二俣(2240m)
「はい、二俣に着きました」
@左俣コース・右俣コース
「え~、左俣と右俣となるんですけれども今日僕たちが行くのは
こっちの右俣の方を進んで行きます」
どんな道だろう?
<山旅いろは>
「ここ北岳、間ノ岳では分岐がとても多いので視界が悪くなってくると
道迷いを起こしやすいんです。そこで今回はスマホ登山用地図アプリを
紹介したいと思っています」
〇スマホ 登山用地図アプリ
「最近は登山用の地図アプリも各社から出ていてとても充実しています。
その代表的な使い方が予(あらかじ)め地図をダウンロードしておけば
スマホのGPS機能を使って現在地を簡単に知ることが出来ます」
い <現在地を知る>
現在地の特定はGPSで行っているので携帯の電波が圏外でも使えます。
「道迷いを起こしそうな分岐点には予めマークを打っておくと
その分岐点に近づくとバイブレーションやアラームで
お知らせしてくれる機能があるんです」
ろ <分岐点を知らせてくれる>
分岐点に予めマークをして接近すると知らせるよう設定します。
設定した場所に近づくとデジタル音で「新しいマーカー周辺です。
ご注意ください」
分岐点を見落とすリスクを減らせます。
は <紙の地図 コンパスも忘れずに>
「登山用地図アプリはとても便利な機能ですが故障や電池切れの
恐れもありますので必ずこういった紙の地図を持ち歩きましょう。
以上のことを参考に安全に登山を楽しんでください」
分岐を後に長い上り坂を進みます。
登ること2時間
わぁ~、黄色いお花がいっぱいだぁ~。
「ほんとですね、凄い綺麗ですね。いよいよ標高も2800m付近まで
来ましたので高山植物が増えてきましたね」
花の山北岳の本領発揮ですね。
「よいしょっと、この花ですね、シナノキンバイって言います」
誠に勝手ながらこのあたりで終了します。次回はこのシナノキンバイが
咲いている所から稜線を辿りながらの高山植物を愛でながら
北岳、間ノ岳を目指し進んで行きます。
そうですね、お肉ですね。ももさんはどのようなお肉を召し上がりたいですか?
雨でした。傘が手放せない日ばかりですね。ももさんの所は大変のはずです。
被害はありませんか?とても心配です。
<食べたいいろは>ですがとても凄いお肉のようなものを感じます。
いかがでしょうか?例えばですがポークチョップやラムチョップ、ジンギスカンに焼肉みたいな
ボリュームのあるようなお肉料理です。
い・・・いろんなものを
ろ・・・肋骨に当たるまで
は・・・張り切って食べたい!
よくできました!