彼と仮想の世界を通して知り合ってから、数ヶ月経った。
当時のメアドを交換した人とは、そんなに長くは続くことはなかった。
だが、彼だけはやはり違った。
中学2年生から初めて、気づいたら1年、2年…4年経っていた。

彼は進学校で毎日が勉強と部活に追われているということは聞いていた。
そのせいか受験生の頃は、メールの頻度も減っていた。

それでも私の気持ちは、メールを通して会いたいなという気持ちが高まっていった。
どんな人なんだろう。
どんな顔で、どうやって笑うんだろう。
どんな声なんだろう。
そんな風に考えるようになっていた。

私はふと思った。長く話してきたのに、彼が住んでいる場所ってどこなんだろう。
そう思い、聞いてみた。
すると、わたしの家からだいぶ離れた地方であることが判明した。
聞いてショックを受けた。
勝手に自分の近くの県らへんにいるだろう。
そう考えていた。
教えてもらったのに、悲しくて、もう会えない。と思った。
だが、彼は
「俺たちこんな出会い方だけど、りさとは合うと思うんだ。まだ学生だしいつになるかわからないけど、俺絶対会いに行くから！」
と言ってくれた。どれだけ嬉しかったか。
私も会いに行くね！とは簡単に言えなかった。
親に嘘ついて旅行なんていけない。
それももし危ない人だったら取り返しのつかないことになる。という不安も隠しきれなかったから。

彼の言葉に泣きそうになりながらも、
「うん…待ってるね。私待ってるから。絶対会おうね」
と約束を交わした。

高校生になり、ガラケーの時代が終わり、LINEの時代になった。
彼ともちろん交換し、LINEをするようになるのが当たり前になっていった。

<<つづく>>

だいぶ、言葉よりも自分の気持ちを書いてしまいました。
ネタバレをすると、この恋が一番辛い経験したかもしれません。
彼のことが好きで。中々忘れられなかった一人です。
最低男は、へんな罠にかかってしまったと思う人物の一人ですが、今回の彼は違ったんですよねぇ。
まぁ、それはこれから書いていきますね！

最近はもうコロナだけど出かけることにみんな恐怖心がなくなりつつありますよね。
電車も満員だし。
ドイツ？（だった気がする…）ように、一人出たらロックダウンして、補償をしっかりしてあげれば経済回るのに。
と思ったり。
皆様もお気をつけて！！！

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