ラスプーチン/フランス語の授業
- カテゴリ：日記
- 2020/08/20 10:14:22
フランス語の美人教師リジヤが、少年が一杯のミルクの為に
チカというコインを使った賭けゲームに参加しなくてもいいように、
コツをつかんでゲームに独り勝ちするようになって他の少年たちに
殴られなくてもいいように、自宅でフランス語の個別授業をし、
夕食にも招いてくれたのは本当によかった
少年の下宿先に箱入りのマカロニの入った小包が届く
少年の育った村では一度もマカロニを食べたことなどなく
母親が送ってくれるはずもなかった
リジヤは空腹の少年の為に送ったと思うけど、
彼の下宿先は、おじさんが持ってきてくれたパンやじゃがいもを
盗み食いする下宿屋の三兄弟がいるからまた盗られないか心配だ
夕食に招いてくれるなら、下宿させてくれれば安心なのに
その後
リジヤが少年に、おそろくコインを稼がせるために、
賭けゲームを一緒にやろうともちかけ、実際に行動に移す
そこに校長先生が現れて、リジヤは学校を去ることになる
少年がそのまま勉強できる道だけを確保して、自分は言い訳せず
去っていく 当時のロシアではラーゲリ（強制収容所）送りになるかも
しれない行為だったという
ここでも、夕食に招いてくれた自宅でゲームしていれば
校長先生に見つかることもなかったのにと思ったが、
リジア先生は官舎で校長先生の隣に住んでいたという一文で
物語出来過ぎと残念に思う
「あなたは落ち着いて勉強しなさいね」と言い残し去った先生から
整然と並んだマカロニ、その下にはシベリアで貴重品のリンゴが３つ
厚い綿に包まれた小包が届く 少年は絵でしか見たことがなかったが
それがリンゴであるとことはわかった、のラストセンテンスが
ピカピカに磨いたリンゴみたいに光っている
先生はマカロニを送ったことを覚えていなかったとあります
いじめた方は忘れても、いじめられた方はずっと覚えているのと同じかな
それともラスプーチンにお礼を気遣わせないようにそう仰ったのでしょうか
ここのところずっと遅くまでお仕事で、暑さで疲れていると思うのに
ちゃんと自炊してご飯にするの偉いなぁ マカロニグラタンおいしくなぁれ！(^<^)
今夜は、マカロニグラタンに決めた。とろけるチーズと鶏肉を買って帰ろう。