日本百名山 ~BSプレミアム~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/08/20 00:02:26
こんばんは!明日20日(木)は北海道で雲が広がりやすく雨の降る所が
ある見込みです。その他の地域は晴れる所が多いようです。
東日本から西日本の山沿いを中心ににわか雨の所があるようです。
訪れるのは長野と富山にまたがる 「鹿島槍ヶ岳」
絶景が広がる北アルプスの稜線歩きを楽しみます。
緑の世界に包まれながら稜線を目指す
自然が創り出した美に魅了される
稜線に上がればアルプスの大パノラマ
貴重な動物と多彩な花にも出会える雲上の楽園
鹿島槍ヶ岳
北アルプス・後立山連峰
*この番組は2017年10月に放送したものです
北アルプスの北部、白馬岳(しろうまだけ)を最高峰とする後立山連峰。
30km以上に渡り、山々が連なります。
そのほぼ中央にあるのが鹿島槍ヶ岳(2889m)。
北峰(ほっぽう)と南峰(なんぽう)、2つのピークを持つ山です。
*撮影:2017年7月下旬
今回の登山口は長野県にあるJR信濃大町駅から車でおよそ30分。
@扇沢(おうぎさわ)駅(1433m)
黒部湖へのトロリーバスが通る扇沢駅でガイドの方と待ち合わせ。
槍ヶ岳を望む家で育った三戸呂(みとろ)拓也さんです。
おはようございま~す。
〇ガイド 三戸呂拓也さn
「三戸呂です。宜しくお願いします」
宜しくお願いしま~す。
笑顔が素敵ですね。
「よく言われます。あはは」
えへへ。
@画像:アラスカ・デナリ
登山界の名門、明治大学山岳部で主将を務めた三戸呂さん。
@画像:ヒマラヤ・アピ遠征
ヒマラヤで未踏のルートに挑み続けている登山家です。
@平出和也さん
鹿島槍ってどんな山なんですか?
「はい、今回鹿島槍に行くコースの魅力はやっぱり稜線歩きだと思います。
もう、本当に絶景見ながら爽やかなコースをずっと歩けるんで、
きっと鹿島槍を好きになると思います」
今回は1泊2日、中級車向けの山旅です。
1日目
扇沢駅から柏原新道の登山口へ。
樹林帯を進み爺ヶ岳(じいがたけ)(南峰)を登り、稜線上のテント場に宿泊。
2日目
翌日、布引山(ぬのびきやま)を越え、鹿島槍ヶ岳の最高峰、
南峰を目指します。
下山は同じルートを通ってその日のうちに扇沢駅まで戻ります。
歩き始めて15分
「はい、ここが登山口になります。ご準備宜しいですか?」
はい。
「はい、じゃあ行きます。宜しくお願いしま~す」
宜しくお願いします。よお~し、頑張るぞぉ。
登山道に入るとコシアブラやミズナラ、カエデなどの広葉樹の森が広がります。
一面、緑で綺麗ですねぇ~。
「そうですね、気の種類とかによっても形とか色が違うんで非常に珍しくて
爽やかなグラデーションの中歩いてますね」
ほんとだ、濃い緑に透き通るような薄い緑。思わず見とれちゃいますねぇ。
「おっ」
何か見つけましたかぁ?
「これ、ちょっと見てください」
う~、ただの葉っぱじゃないですか?
「よく見ると葉っぱが隅っこに水玉貯めてお洒落してます」
お洒落?
@クモマンガナ
わぁ~、葉っぱの縁に水玉が付いてる。面白い。実はこれ、葉の縁に
ある尖った部分から食物内の余分な水分を出しているんですって。
確かに葉っぱがお洒落してるみたいですね。
緑のグラデーションに水玉が付いた葉っぱ。
この森はどこを見ても楽しませてくれるんだなぁ。
出発して2時間、標高を1900m付近までやってきました。
「はい、お疲れ様で~す。駅見岬(えきみざき)に到着です」
駅見岬?駅が見えるんですか?
「ちょっとこっち」
はい。
「あそこ、今日出発した扇沢駅が見えますね?」
ほんとだ、だいぶ登って来たんだなぁ。
「で、駅の上に白く雪が沢山残っているのを分かりますか?
あれ、夏も登山道なんですけど、日本三大雪渓の一つの
針ノ木(はりのき)雪渓って云うんですね」
雪渓のさらに上にあるのが後立山連峰南部の山、針ノ木岳(2821m)です。
よお~し、アルプスらしい景色が見えてきた。稜線はまだかな?
あれ、雪が出てきた。
「じゃあ、ちょっとここで止まりま~す」
例年雪が遅くまで残るというこの場所。30m程の間、雪の上を
歩かなくてはいけません。しかも無数の落石の跡が。
「結構雪の上って落石が起きても音がしなかったりとかして
気づきにくいんですね。なので、今日は僕が先に対岸まで渡って
手を上げて合図をしたら付いてきてください。で、歩いて無い人は
上から落石が無いか確認をしておきましょう。じゃ、行きます」
はい。
落石も無し。
「はい、どうぞ~」
よお~し、よいしょっと。
「うん、その調子です。止まらず行きましょう」
雪に気をつけながら止まらずに、あと少し、渡りきったぁ。難所突破だ。
「じゃあ、稜線目指して頑張りましょう」
はい。
さらに進むこと15分。木々がだいぶ低くなってきた。
「あ、小屋が見えてきましたねぇ」
わぁ、ほんとだぁ。
「あの小屋まで上がったら稜線です。もう一息」
やった。
出発して4時間、山小屋に到着。
あの~う、お腹すいちゃいました。
「あはは、お腹空きましたね。お勧めのメニューがあるんで頼んできます。
ちょっとベンチ座って待っててください」
お願いしま~す。
何でもそのメニューを食べる為だけにわざわざ登って来る人がいるんですって。
それが生地もソースも手作りというピザ。
溶岩プレートで本格的に焼き揚げます。
直径は22cm。出来立てのアッツアツを味わえます。
「あちっ、うん、うん、美味しい。山ん中で本格的なピザ食べるって幸せですね」
ほんとですね。
お昼を食べたらいよいよ稜線歩き。楽しみだなぁ。
「稜線が綺麗に見えてますね。これからハイマツを縫うように登って」
@爺ヶ岳
「まずあそこに見えてる爺ヶ岳に登頂します」
はい。
わぁ、山が近い。360度どこを見てもアルプスの雄大な山並みが楽しめます。
鹿島槍ヶ岳の山頂まではおよそ5km。その間ずっと稜線の上を歩いて
行けるのがこのルートの魅力なんですって。
稜線を登ること1時間、稜線が見えてきた。
「はい、お疲れ様でした。爺ヶ岳の山頂に到着です。
@爺ヶ岳、南峰山頂(2660m)展望良さそう。
「目指す鹿島槍ヶ岳が綺麗に見えてますね」
今回はここで終わります。次回はこの爺ヶ岳山頂から鹿島槍ヶ岳山頂を
目指していきます。どうぞまたよろしくお願いします。
はい、そうですね。TVながらですがとても山の綺麗な空気のところで余計に
素晴らしい景色の中で美味しそうでした。
次回はそのガイドさんの三戸呂さんがある鳥の鳴きまねをします。
それをわたしが日記に書く予定です。
長文ですがまたどうぞお楽しみにしてくださいませ。
山小屋のピザ美味しそう(*^^*)