日本百名山 ~BSプレミアム~ ③
- カテゴリ:日記
- 2020/08/15 00:20:48
こんばんは!15日(土)は北日本と北陸では雲が多く雨の降る所が
あるでしょう。その他の地域は概ね晴れますが、関東甲信と沖縄では
にわか雨のところが多いようです。天気の急変にご注意くださいませ。
平標山(たいらっぴょうやま)
雪が育むお花畑 谷川連峰 平標山
昨日(前回)は松手山のピークまで行き、そこから山頂まで続く
稜線が見える所までをでした。今回そこから平標山の
山頂目指したの登山道です。どうぞよろしくお願いします。
〇登山ガイド 飯田千香子さん
東京の大学で庭造りを学び、13年前、湯沢に移住、登山ガイドの傍ら
高山植物の知識を活かしたガーデナーとしても活躍しています
見晴らしのいい尾根歩き。そういえば高い木が無くなりましたねぇ。
「この辺りはちょっと背の低い木になりました。だいぶ小型化しましたねぇ」
森林限界超えたんですかね?
「冬、あの、日本海側から沢山雪がやって来てこの谷川連峰で一気に
雪が沢山落ちます。それに加えて凄い強風が吹くということもあって
環境がとても過酷な場所になるのでここでは針葉樹林が生えなくて
いきなり高山帯のような状況のエリアになります」
厳しい環境ならではの風景なんですねぇ。
「こういったエリアのことを偽高山帯(ぎこうざんたい)って
呼んでます。偽物の偽(ぎ)という字ですね」
偽(にせ)の高山。上手い言い方ですね。
「ちょっと見てみてくださ~い。可愛いピンクのお花が咲いてる木が
ありますねぇ」
うん、釣り鐘みたいな形。
@ウラジオヨウラク(赤紫色のお花)
「ウラジオヨウラクというツツジの仲間の植物になります」
朝霧が光って綺麗。ぶら下がったお花、イヤリングにしたいなぁ。
「ウラジオヨウラクは葉っぱの後ろが白いのが特徴になりま~す」
葉の裏の産毛(うぶげ)で白く見えるんだとか。
「こちらの足元を見てみてくださ~い」
わぁ、小っちゃい鈴みたいなお花、たくさ~ん咲いてます。
@アカモノ(ピンク色でガクが赤色)
「アカモノという名前の植物になるんですけれどもこのベル型の上
くっ付いている部分がガクですね。これがだんだんお花が
終わってくると肥大してきて赤い実になりますので
それでアカモノと呼ばれている植物になりま~す」
お花の名前の由来を知ると益々見るのも楽しくなりますねぇ。
標高1700mまで登ってくると笹が一面を覆ってる。
「あの笹は通常常緑なのであの、雪に覆われた部分はあの、雪の
お布団の中に入っているので、あの、緑の状態を保っているんですけども
あの、雪から出てしまった笹の部分ですね、その部分が冬の寒さに
ちょっと焼けてしまってこのような茶色い状態になっていると
思われま~す」
雪って寒さや風から植物を守っているんだなぁ。
歩き始めて3時間、すっかり高山の雰囲気。
笹とハイマツの間に伸びる急傾斜の階段を一歩一歩登ります。
@東の湿った風が運んだ雲と
乾いた西の風が鬩(せめ)ぎ合い
尾根上に谷川連峰特有の風景を生み出す
出発してから標高差1000m以上も登ってきました。
「は~い、お疲れ様でしたぁ」
歩くこと3時間半
@平標山 山頂(1984m)
「平標山の山頂に到着しました」
ありがとうございます。やったぁ~。
「ありがとうございましたぁ、こちらですね、平標山 山頂1984mで~す」
*表記には1983、8mとあります
わぁ、登り切った。
今日の眺めはどうかなぁ?
「こちらあの奥の方にまだちょっと雪渓が残っている山が
巻機山(まきはたやま)(1967m)になります」
北に見えるのが機織り伝説で知られる巻機山。
10km余り東には谷川岳(1977m)の(トマノ耳)と
(オキノ耳)。連邦の北に聳(そび)えるのが茂倉岳と一ノ倉岳だ。
*谷川岳と一ノ倉岳の間には至仏山
「山頂からちょっとセノクラ方面ですね、あの足を延ばしていただきますと、
えっとあのずうっと下って行きますとお花畑が広がっています。
今日のメインポイントなのでちょっと足を延ばして行ってみましょう」
わぁ、お花畑、とっても楽しみです。
5分程下ると
「いよいよお目当てのお花畑が広がってきましたよ」
うわぁ、これは見事。色とりどりの花が斜面を覆いつくして
見渡す限りのお花畑だ。
「白いお花畑一面群落で咲いているお花はハクサンイチゲという植物ですねぇ」
@ハクサンイチゲ(薄紫色のお花)
本当に陽の光に輝いてる。お花のピークは6月半ば過ぎの
僅か一週間程なんですって。
@コイワカガミ(ピンク色のお花)
春先に見られるコイワカガミと夏に咲く花々が同時に見られるなんて
貴重な景色ですねえ。
@ハクサンコザクラ(ピンク色のお花)
@ミヤマキンバイ(黄色のお花)
でも、花の時期が遅いのにどうしてここでは一緒に咲いているんだろう?
「雪が凄く多い所であの雪が最後まで残るような場所。
こういった草原のような感じになっている所を雪原草原と呼んでいます。
で、あのここもついこないだまで雪に覆われてまして、
一気に春先に咲く花も初夏に咲く花ももう一気にぎゅっと
咲いてるような状況に今なっていると」
雪解けが遅いからこそ生まれたここだけのお花畑。
自然の力って計り知れない。
「平標、花の百名山なので凄くお花もどんどんどんどん咲いてきて
特に豪雪地帯ならではの雪が沢山積もることによって高山植物たちが
雪のお布団の下であの、暖かい状態であの、冬を越すことが出来る。
大変な環境なんですけれども植物にとって豊かな環境でもあるという
とても特別な平標のあの、最大の魅力だなと思います」
冬の雪が育んだ花の楽園、平標山。
書か、色とりどりの高山植物を堪能した山旅でした。
三日間①~③まで読んでくださいました方どうもありがとうございました。
かなりの長文で分かりにくかったはずです。
こちらが上越地方苗場スキー場が近くにあるほどの豪雪地帯の
百名山の一つです。沢山の高山植物も登場致しました。
雪と植物たちや動物との山、平標山です。
どうもありがとうございました。
NHK11:45~12:05分の放送の時に黙祷を致しました。
はい、そうですね、好きではないと厳しいお仕事ですね。
あはは、そうですね、飲む点滴とは良い表現ですね。
ももさんも旅行等お詳しいですから、いずれですよね?
飲む点滴(甘酒)片手に頑張っていらっしゃるんですねw
私も好きなことや趣味を見つけたいな(*^^*)