メッサーシュミット? 戦闘機?
- カテゴリ:その他
- 2020/08/03 07:38:50
https://youtu.be/MdZu4-YAzDs?t=52
コレクターがメッサーシュミットを持っていると言うので買付交渉に出かける二人。
メッサーシュミットと言えば第二次世界大戦のドイツ空軍のレシプロ戦闘機を思い浮かべるが、ここでは自動車の話。
メッサーシュミットが敗戦後、自動車を製造したが それの呼称もメッサーシュミットなのだから、ややこしい。
戦闘機のメッサーシュミットは主翼を薄くして急降下攻撃ができるように設計されたため、燃料搭載量が少ないので航続距離が短かった。
戦闘機にとって燃料搭載量が少ない、というのは大きな問題だったが第二次世界大戦末期になると、攻撃に出かけるより敵を迎撃する事が増えた。
ドイツ軍が劣勢になっている訳だけど防衛の迎撃任務にメッサーシュミットを使うと航続距離の短さは大した問題にならず、むしろ敵の戦闘機より身軽で速い運動性能を発揮し、効率よく戦闘を展開したという。
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そうなるとメッサーシュミットは局地戦用戦闘機だったのかも知れない。
なにせ設計上の問題で増槽を付けられないため、航続距離を伸ばすことが本当に難しい戦闘機だった。
一方、日本のゼロ戦は長い航続距離を飛び敵基地に爆撃するなど、多方面で活躍した。
この爆撃能力は終戦末期、特攻作戦のため500kg爆弾を搭載するなどした。
しかし500kg爆弾を積むと重すぎて燃料を少なめに搭載する必要があり、戦場で活用された事は少ないだろう。
実際には250kg爆弾を抱えてゼロ戦は敵の軍艦に特攻作戦をかけていたと思われる。
日本軍のクレイジーな戦法に困った米軍はVT信管(近接信管)を取り付けた対空砲弾を製造しゼロ戦めがけて乱射した。
近接信管なので戦闘機の近くで爆発する機能がある。
このためゼロ戦は対空砲弾の爆発に巻き込まれ、次々と火だるまになり撃墜されていった。
米軍はゼロ戦をゼロライターなどとバカにしていた。
ゼロ戦を飛ばしていたパイロットの中には少しでも自分の機体を軽くしたいからと通信機を外してしまう者も居たという。
そうなると手信号という方法で意思疎通を図る必要があった。
当時の通信機は小さな子供一人分の重量があったそうな。
ゼロ戦の凄いところは背面飛行ができる事であり、後ろから銃撃されても宙返りをすればあっという間に敵戦闘機の背後に付ける。
初期の米軍機は背面飛行が燃料供給の問題でできなかった。
このため米軍はゼロ戦に出会ったら、逃げろ と教えていた。
しかしゼロ戦が急降下が苦手だと分かると、米軍機は盛んに急降下でゼロ戦を振り切った。
急降下で逃げられたゼロ戦は仕方なく諦めて進路変更すると背後からさっきの米軍機が銃撃してくるのが常だった。
そういう動きを知っていたゼロ戦のエースパイロットの中には、背後から来る米軍機のさらに背後に回り込み撃墜する、という高等技術を披露していた。
飛行機を飛ばす時、横滑りさせないのは基本だが、空中戦では横滑りさせて敵の射線を避ける。
新人パイロットにベテランが「俺の後ろに付いてこい」と言ってゼロ戦を飛ばすわけだが、そこで機体を横滑りさせる。
新人パイロットは困惑し、思わずベテランの飛行機を追い越してしまう。
着陸後「後ろに付いてこいと言っただろう」とベテランが新人をぶん殴る。
軍隊だから殴って憶えさせるという荒っぽい訓練が続く。
そうやって新人は横滑りの方法を憶える訳だが最初から横滑りの操縦方法を教えておけば ぶん殴る 必要はないわけだ。
結局、ベテランも自分が上官に殴られたから新人をぶん殴ってやれ、ぐらいの気持だったのだろう。
傷痍軍人だった為、共産主義者ではないかと公安に目の敵にされた。
無条件降伏でもやっと終わったー!何て言ったら問答無用で袋叩きに遇ったらしいです。