日本百名山 ~BSプレミアム~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/08/03 00:26:10
こんばんは!台風4号は石垣島の南約80kmを北北西に移動中です。
21:50分現在
【白神岳】
訪れるのは世界自然遺産白神山地
命が巡るブナの森を越え頂を目指します
光あふれるブナの森
深い森に棲(す)む❛火の鳥❜
貴重な生き物との出会い
日本海を背に頂を目指す
一期一会の絶景
ー 原始の森 広がる山 -
白神岳
*この番組は2019年7月29日に放送したものです
日本海から望む白神山地 その主峰白神岳
船が進路を見失うと神様が白い旗で方角を示したことから名づけられたとか。
JR五能線で秋田県から青森県へ
わぁ、海岸線ぎりぎりを走るんだ。
@白神岳登山口駅
白神岳登山口駅で下車。ここでガイドさんと待ち合わせ
あ、おはようございます。
〇ガイド 小池幸雄さん
「小池です。宜しくお願いします」
よろしくお願いします。
@神奈川県出身の小池幸雄(こいけゆきお)さんは、30年前、
弘前大学の探検部にいた時、白神山地でマタギに出会い弟子入り。
@マタギ
独自の方法で狩猟や採集をする人たち
今は熊などを獲りながらガイドをしています。
今日はマタギ流の山の楽しみ方を教えてくださいね。
「はい、今日は楽しんでいきたいと思いますのでよろしくお願い致します」
駅を出てしばらく街の中を進みます。
「向こうに白神岳が見えてますね?」
どれどれ、頂上が雲の合間に見えてる。
@白神岳(1235m)
今日は海の近くから1200m以上の上り。頑張ろう。
世界自然遺産白神山地を巡る1泊2日の山旅
海沿いの駅を出発し、二股分岐で蟶(まて)山コースへ。
山腹の森で野鳥に出会い、尾根に広がるブナ林を上る。
草原に咲く高山植物を楽しみ、稜線で世界自然遺産のブナの原生林を一望、
山頂で大パノラマを堪能し1泊。
翌日、同じ道を下る中級者向けのコースです。
*撮影:6月下旬
午前9時半、町を抜けて登山口へ。
う~ん、緑が綺麗ですね。
@白神岳登山口(240m)
「ここが白神岳登山道の入り口となります。雰囲気がガラッと変わりますね」
わぁ、本当だ。深い森が続いてる。ここから標高差にして900m近く。
ずうっと森の中を上っていくんですって。
山に入ってすぐは緩やかな道。リラックスして歩けるなぁ。
お~、随分大きな木ですね?
「そうですね、ブナの巨木ですね」
風格あるなぁ。
「地元の人たちは登山をする時にここに登山の安全を祈願して、あの、
登るらしいので、私たちもここを登る時は、あの、同じように
宜しくお願いしますって言って登るようにしています」
山の神様宜しくお願いします。
新鮮な森の空気を胸いっぱいに吸って歩こ。
あれ?小池さん、何履いてるんですか?
「あの、これ、自足足袋ってやつで、はい、これ、裏に
スパイクも付いてるんですよ」
え、登山靴を履かなくても大丈夫なんですか?
「道の無い急斜面とか、あと、沢なんかもこのまま歩くことが出来るんで
私たちの仕事にはこれがベストですね。軽いし」
木の杖をつき自家足袋履いて歩くマタギスタイル。う~ん、渋い。
それにしてもどうしてマタギに弟子入りしたんですか?
「え~と、学生時代にマタギの人と山に入ることがあって、あの、技とか
見せてくれるんですよ。もう、本当に凄いなと思ってこういう知識が
あれば、あの、山の中でも生きていけるんだって」
@マタギの師匠 工藤光治さん
マタギの師匠からキノコや山菜など山の恵みは神様からの
授かりものだということを教わったそうです。
@サカサ皮の儀式
特にツキノワグマには敬意を払い、撃った後は
魂をあの世に送る為の儀式をするんですって。
歩き始めて2時間程で分かれ道へ。
@二股分岐(394m)
「ここが二股と言われている所で、はい、登山道がこっちの上に行く方と
あの、斜面をトラバスして沢に降りていく方と二股に分かれています。
私たちはこっち(左側)の蟶山コースを行きます」
こちらのコースは白神ならではのブナの樹林を見ることが出来るんですって。
「あ、これがイタヤカエデ」
この辺りはカエデやミズナラなど色んな種類の広葉樹が見られる。
小池さん、歩くスピード、意外とゆっくり。
マタギだからもっと速いかと思っていました。
「そうですね、はい、割とゆっくり目に。白神の森、面白いので
ただただ山頂を目指して登っちゃうとなんか非常に面白いものを
見逃してしまうのがあって」
なるほど。
「ゆっくり歩けば動物の気配とか鳥の声とかも良く聞こえるので」
本当、良く聞こえる。
「え~と、キビタキですかね」
見つけた~。
@キビタキ(頭は黒く胴体は黄色と白)
繁殖の為に海を渡って来るんですって。
森の中に響く色んな鳴き声。白神山地では90種類以上の
野鳥が見られるそうです。
<山旅スケッチ>
白神山地に生き物が豊富な理由は山の成り立ちにあります。
200万年前、海の底が盛り上がって出来た白神山地。
その地層はとても柔らかく脆いのが特徴。
今も浸食が進み、山が削られていますが、こんな場所に暮らす
生き物もいます。
@カモシカ
岩場や崖を自在に駆けるカモシカ。確かにここなら天敵の狼がいた頃も
安全だったはず。
@キセキレイ(頭が黒く胴がが黄色い)
こちらの鳥はキセキレイ。崖の窪みに巣を作ります。
@クマタカ
食物連鎖の頂点に立つクマタカがいるのも獲物が豊富な証。
こちらは山が崩れて出来た湖。ここも生き物たちの棲みか。
深い森の中輝くコバルトブルーの水面(みなも)。
毎年初夏になると不思議な声が響きます。
@アカショウビン(嘴(くちばし)が赤く、胴体は黒と黄色、足は赤い))
声の主(ぬし)はアカショウビン。燃えるような体の色から
火の鳥と呼ばれます。
毎年、東南アジアから渡って来て子育てをします。
あ、ザリガニをキャッチ。
白神山地の変化に富んだ地形が生き物たちが躍動する世界を創っているのです。
海沿いから登ること3時間、明るい森なのに中はしっとりとした
空気に包まれてる。
「ここにかわいい花が咲いてますね」
え?どこ?わっ、葉っぱの下に隠れてた。
@ウリノキ(白いお花)
「これ、ウリノキっていう花です」
面白い形。花弁がくるちんとカールしてますね。
@マイヅルソウ
足元にも白い花。小さな花が花火みたいに弾(はじ)けてる。
登山道のあちこちで山水(やまみず)が湧き出てますね。
「ここが最後の水場と言われてる所で、はい、ここで水を汲んで行かないと
この先は水がありません」
道沿いにある水場はここが最後。
@最後の水場(530m)
休憩ポイントにもなっているんですって。
「う~ん、冷たくて美味しいです」
まろやかで優しい口あたり。
「この辺からいよいよ急登が始まりますね」
はい、頑張ります。
「まだまだ先は長いですよ」
この辺りで今日のコースの半分くらいなんですって。
いろんな緑に彩られる林の中、シダに覆われた斜面を登って行きます。
あれ?小池さんの杖の使い方、ちょっと変わってる。
斜面が急な所では横に刺すように使うんですね。
「例えばこういう所でですね。あの、こんな風に、え、あの、
しながら行くと物凄い安定して、はい、安全に登ることがで、
急な所をパッと登る時は、あの、斜面側にあの、杖をやってこの腕の力も
足して登ることが出来るので非常に楽にこんな風に上がることが出来ます」
誠に勝手ながらこの辺りにします。次回は杖についてから続きを
始めたいと考えておりますので宜しくお願いします。
はい、頑張りました。結構、時間がかかるんですよw
ヒグマさんは確かに怖いですね。この番組ではガイドさん鈴を持ち歩いておりませんでした。
違う番組で持ち歩く方もおりましたね。例えばなのですが春頃よくこちらに記載した
温泉番組にです。ゲストの方が鈴をチリンチリンと鳴らして歩いてました。
ももさんは別の番組でヒグマさんによる被害を観たのですね。
なるほどお~ムリですか。
どうぞ今夜、明日と元気にお過ごしくださいませ。
ヒグマのこと考えると山は怖いです(;'∀')
テレビでヒグマの被害の特集観てから(ヾノ・∀・`)ムリムリ