日本百名山 ~BSプレミアム~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/07/30 14:23:49
こんにちは!九州から近畿は晴れるが、所々でにわか雨。
東海から関東は雲が多く、雷雨になる所もある。
東北と北海道と沖縄は晴れる所が多いようです。
ー名瀑が連なる神秘の峡谷ー 大台ケ原山
*この番組は2019年7月22日に放送したものです
前回は1日目の80年続く秘境の山小屋まででした。
今回は続きのその山小屋から山頂を目指して登って行きます。
どうぞよろしくお願いします。
2日目
この日も快晴、山小屋を後に鮮やかな広葉樹の森を進みます。
@イワチドリ(岩千鳥) 薄紫色のお花
「わぁ、花が綺麗ですね」
*カッコ内のコメントは登山ガイドの内炭(いすずみ)孝夫さんです
沢沿いを好む岩千鳥。蘭の仲間なんですって。
目的地の山小屋まで4時間余りの道のり。
今日も断崖絶壁の岩の道だ。
山小屋から25分
「はい、到着しました。七ツ釜滝です」
@七ツ釜滝
流れ落ちる水の力で出来た滝つぼ。その連なりが素敵。
日本の滝100選に選ばれてるんですって。
「七ツ釜の上までね、登って行きますんでね。
綺麗なポイントがね、待ってくれてますんでね」
なんでも内炭さん、この滝の上から下を覗(のぞ)ける特別なポイントを
案内してくれるんだとか。
急斜面を登ること20分
「滝の上に出てきたら、いい風が吹いてきます。
はい、七ツ釜上部のね河原に降りました」
うわぁ、凄い!水が迸(ほとばし)るように流れ落ちてゆく。気分爽快!
七ツ釜滝を後に険しい岩の道を進みます。
「崩壊地が見えてきましたね。平成16年の台風で潰れたんですよ」
1日で753mmという記録的な大雨が降りこの岩崩れは起きたそうです。
その中へと進みます。大きな岩がゴロゴロしてますね。
「凄いこの岩がね、崩落したんですね」
独特の緊張感があるなぁ。
「この岩のね岩盤が崩落した時のメカニズムなんですけど、ここに
細い筋がありますよね?この中にどんどんどんどん水が入り込んで
岩盤崩壊みたいな形になって崩落していったんですよね。
かなり割れてます」
この影響で大杉谷は10年間通行止めになっていたんだとか。
自然の力は計り知れないなぁ。
さらに峡谷の奥へ奥へ進みます。
内炭さん、雨の多い大台ケ原で役立つテクニックってありますか?
<山旅スタイル> 雨具の収納と選び方のコツ
「歩いていて急に雨が降ることも多々あるので
その時に素早く雨具を着られるテクニックをこれからお教えします」
こうした袋は使わず雨具を上手くたたむことで素早く着れるんですですって。
「雨具は全部ジッパーをフルオープンの状態にします。
後はこのようにして巻き込んでフードの中に収納します。
パンツも同じように巻き込んでフードの中に収納します」
フードに収納することで袋から取り出す手間が省(はぶ)け
雨具を素早く着られるんですって。
内炭さんのオススメはベンチレーションが付いたもの。
この穴から風が入り、仲が蒸れにくいので快適に歩けるんだとか。
「雨具のテクニックを知っておくと雨の中でも安心して
気持ちよく歩くことが出来ます」
出発して3時間
「最後のね吊橋が出てきました。堂倉橋吊橋です」
@堂倉橋吊橋
いよいよ峡谷歩きもクライマックス
「これがね最後の堂倉滝です。豊富な水量と淵が魅力的ですね」
おお~豪快な水の流れ
「ここにいるだけでもね、水しぶきがね、かかってきますよね?」
大杉谷最後の滝を後に尾根にとりつきます。
「じゃあこれからね、大杉谷を離れて1時間程急な登りが続きます」
ここから目指す山小屋まで標高差350m程あるんだとか。
足にこたえる急斜面、登ること1時間あまり。
「あ、見えてきましたね。もうすぐ今日泊まる山小屋に到着ですね」
「はい、到着で~す」
@栗谷小屋
明日はいよいよ大台ケ原山頂を目指します。
3日目
この日も快晴、大台ケ原山の最高峰、日出ヶ岳山頂を目指して登って行きます。
苔が綺麗ですね。
「やっぱり雨が多いってことで今まで渓谷沿いの道やったんですけど
これから大台ケ原の自然の多い森をね充分楽しんでもらえるかなと思います」
水と岩から緑の世界にガラッと変わった。
カエデやリョウブなどのフレッシュな新緑が眼に眩しいな。
出発から2時間
「わぁ、ここ一杯咲いてますね。登山道の両脇一杯にシャクナゲが
咲いてますね。わぁ綺麗」
@ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)
ツツジの仲間、ツクシシャクナゲ。鮮やかなピンク色で綺麗。
まるで石楠花の回廊だなぁ。
花の蜜に誘われて虫もたくさん。
「あ~咲いてる咲いてる」
こんな綺麗な花に囲まれながら見ながら歩けて最高。
「ここにもね、小さなかわいい花が咲いてますね」
@ヒメミヤマスミレ(姫深山菫)
「姫深山菫という花ですね」
1cm程の花を咲かせる姫深山菫。うっかり見逃しちゃいそうだなぁ。
*白に紫色のお花
@コミヤマカタバミ(小深山傍食)
足元にもひっそりといろんな花が咲いているんだなぁ。
*白に紫色のお花
山頂近くのブナ林を抜けると大台ケ原山もいよいよクライマックス。
「いよいよね展望所が見えてきましたね」
あれが山頂の展望所かぁ。
出発して3時間余り
「はい、お疲れ様でした。大台ケ原山の最高峰日出ヶ岳ですね」
@日出ヶ岳山頂(1695m)
標高1695m、日出ヶ岳山頂に到着です。
山頂の西側には大きな山々が連なります。
「こっちに見えんのがね世界遺産に登録されてる
大峯奥駈道(おおみねおくがけどう)です」
へぇ、あれが有名な修行の道、大峯奥駈道かぁ、南東側には。
「ずっと見えてるのはね熊野灘ですね」
ちょっと霞(かす)んでるけど太平洋がこんな近くにあったんだ。
振り返れば歩いて来た道のりが見える。あの山の奥に大杉谷があるんだなぁ。
「今回の大杉谷から大台ケ原のコースは自然が創り出した見事な渓谷美、
そして少しスリルのあるコース。で、最後に花と新緑の森を
味わいながら心を癒してくれる最高のコースです。
是非皆さんにも触れていただきたいコースだと思っています」
豊かな水の山、大台ケ原山。清流が育む数々の絶景に出会えた山旅でした。
皆様大変長文どちらも(①と②)
今回日本の中でも降水量がとても多い地域のこの大台ケ原山は
いかがだったでしょうか?
修験者の山ととしられたくさんの行場もあるこの大峯。
岩稜帯にブナ林、清流、渓谷に峡谷、お花、素晴らしいいつまでも
この大自然が残っていただきたいお山ですね。
各地で晴れる地域もあるようでとても気温が高くなり易く、ですので
水分補給を多めにして、出来ればですが補助食品などのエネルギー源なども
ありましたら摂取をいかがでしょうか?
どうぞお怪我無く、病気せずの一日を願います。
どうもありがとうございました。
九重というと大分ですよね?九重連山に法華院温泉とういうところがあり、宿泊をなされたのですね?
山小屋ではなくでありましたか?またということは素敵なところなのですね。
そういうところがありますとこれから楽しみですよね?
山小屋とはちょっと違うかな?また行きたいです(*^^*)