Nicotto Town



日本百名山 ~BSプレミアム~ ①


こんにちは!九州は晴れ間があるが、午後は所々で雨。中国、四国は広く晴れる。
近畿から東北は曇りや雨。北海道は晴れ。沖縄は雨のち曇り。

新緑の屋根道を進み 野鳥のさえずりに耳を傾ける
青き水をたたえる湖をめぐり 植物のたくましい息吹を感じる
色彩豊富なツツジに出会い 峰々を越え 雲の上の頂へ

赤城山 - 裾野は長し上州の山 -

*この番組は2018年7月に放送したものです

長い裾野をひく群馬県の赤城山 いくつもの峰(12の山)が揃える
大きな山です 最高峰は黒檜山(くろびさん)(1828m))
標高1500m以上の峰々が噴火によって出来た窪地
カルデラを取り囲むように連なっています

*撮影:6月中旬

JR前橋駅から車でおよそ1時間
<バス>
前橋駅から赤城山口(北口)6番から出ております。
平日は冨士見温泉で乗り換えで赤城山ビジターセンター行きに乗車
休日は直行で赤城山ビジターセンター行きがあります。

*お問い合わせ先
 関越交通株式会社 渋川営業所 TEL0279-24-5115

登山口でガイドさんと待ち合わせ

@大猿公園(802m)

〇自然ガイド 佐野哲也さん
 ガイドの佐野哲也さん
 赤城山の豊かな自然に惹かれ、大手電機メーカーから転職
 2年前、群馬に活動の拠点を構えました。

今回はどんな山登りですか?

「火山で造られたカルデラとそれから湿原、いろんな景色を見ながら
 最高峰の黒檜山に登りたいと思います。この山はツツジで有名なんですが
 季節を追うごとにたくさんの種類のツツジが咲いています。
 それ以外にも今の時期ですと新緑ですね、緑が綺麗だと思います」

夏の赤城山を巡る1泊2日の山旅
まずつつじが峰を登りカルデラへ、長七郎山を越えて鳥居峠から
覚満淵(かくまんぶち)を巡り大沼へ。
この日は湖畔で1泊。
2日目は湖畔を進み森の中の急な坂を登り、駒ケ岳を経て赤城山の
最高峰黒檜山(1828m)を目指します。下山は大沼に下ります。

朝8時出発、ここから公園の中を歩いて行きます。車道を離れて
遊歩道に入って行く。梅雨の間の貴重な晴れ間。新緑が瑞々しい。

「ここからツツジが峰。尾根に上がる登山道に入って行きます。
 頑張って登って行きましょう」

今回、佐野さんが案内してくれるのはツツジの群生地を行くルート。
カルデラまで標高差600m近く。山道を歩いていると白い花がありました。

@総包片(そうほうへん)
 花の基部を包む葉

「総包片といって花びらでは無いんです」

白いところは葉っぱなんだぁ

@ヤマボウシ
 実際のお花はこの真ん中の部分。ヤマボウシはハナミズキの
 仲間なんだそうです。

〇つつじが峰

「ここにミツバツツジがありますね。葉っぱを見てください」

<山旅いろは>
@トウゴクミツバツツジ
 3枚の葉っぱが付いております
 「三葉」

@ゴヨウツツジ(シロヤシオ)
 5枚の葉っぱ
 「五葉」
 葉の回りを赤く縁(ふち)取っているのが特徴

*ツツジを葉の枚数で見分ける

☆5月中旬から7月にかけての赤城山は関東きってのツツジの名所
 全部で10種類以上が見られるんです

@ヤマツツジ  (赤い花)
 サラサドウダン(白とピンクの花)
 チチブドウダン(赤い花)
 レンゲツツジ (オレンジ色の花)

登山口から登ること2時間

「あちらに荒山のピークが見えますね」

荒山も赤城山の1つ

「この先ちょっと怖い所が出てきます。ゆっくり私の後ろに
 付いて来てください」

50m近くも崩れ落ちてるんだって

ツツジが峰の両側は浸食されて深い谷になっているんだ。
鋭く削られた尾根の上をカルデラに向かって登って行く。
厳しい上り道がまだ続いていく。

「はい、きつかった急登をこれで終わりになります」

午前10時半、カルデラまで上がってきた。
ここからしばらくはアップダウンが無い森の中を行く。

「蝉が鳴いてますね」

「森を抜けて分岐にやって来ました。ここから長七郎山の頂上へ
 ちょっと景色を見に行ってみましょうか?」

ここから長七郎山に向かって100m程登る。20分程で森を抜けた。

「一気に開けましたね。ここが長七郎山 山頂(1579m)です。
 あ、最高峰の黒檜山が見えました」

この先長七郎山を下って鳥居峠に向かう。その先には
湿原の覚満淵と大沼が青い水を湛(たた)えて待っている。
今日の目的地大沼は新緑に囲まれている。まるで天井の別天地。
長七郎山から鳥居峠(1392m)まで降りてきた。

「それではちょっと寄り道したいと思います。ちょっと建物が
 見えてきましたね。何だと思いますか?あれ、ここ昔、ケーブルカーが
 通っていたんですね。その山頂駅だったんです」

@旧赤城山頂駅
 昭和31年に造られた駅は国の有形文化財に登録されています。
 厳しい立地条件の中に造られた戦後の観光施設として評価されたそうです。
 最盛期には年間20万人以上の人が利用したんですって。
 車などのアクセスが良くなって使われなくなったそうです。

「このケーブルカーの跡の石段を300m程降りたいと思います。
 900段ぐらいあります。下に美味しいお水が湧いている所が
 あるそうなんで」

ケーブルカーが通っていた斜面はとっても急。水の音が聞こえてきた。
1年中湧いている赤城山の御神水。
この御神水には無病息災の御利益もあるんですって。

<山旅ナビ>
長い裾野を広げる赤城山。そのあちこちから泉が湧き出ています。
最も大きいとされるのは木曽三社神社。地中の空気と共に
湧き出ている水は湧玉(わくだま)と呼ばれています。
神社の水を使い、江戸後期天保12年に創業した酒造。
今もその水を使って酒造りをしています。(清酒 関東の華)
杜氏の今井さんは毎朝、酒蔵にある神棚に湧水を供えます。
水の恵みに感謝し、美味しいお酒を願うのです。

〇杜氏 今井健介さん

山に降った大雨が長い間かけて湧き出てきた水。その味を日々確認しながら
酒造りに向き合っています。

「赤城山麓の水は軟水ですので穏やかな発酵が出来るという形で
 酒造りには向いてる水じゃないかと思っています」

夏は冷たく冬は暖かい湧玉は地元の人の生活にも欠かせないものと
なっています。

女性「ここでね汲んでってお茶、瓜とかお茶とか味噌汁とかね、
   ご飯なんかもお米もここで洗ったりしてお水持ってって炊くんですよ。
   いい所にお嫁に来たと思います。うふふ」

赤城山の水が人々の暮らしを潤しています。

午後13時、再び元のルートに戻ります。

「それではこの下に覚満淵っていう湿原があるんです」

@覚満淵(1360m)

お花が綺麗みたいなんでちょっと下の方降りてみましょう。
湿原を保護する為に造られた木道を歩く。

「はい、これはレンゲツツジというツツジの仲間ですね」

@レンゲツツジ(オレンジ色)
 ツツジという仲間では一番最後に咲く花です。

申し訳ありませんが山旅1日目の途中ですがこのあたりで一旦呼吸止を
致します。また続きは後日する予定と致します。
ご了承くださいませ。

今週も雨が降る地域の予報が出ているところがありますので、該当の地域の
方はどうぞお気をつけて週末をお過ごしくださいませ。
どうもありがとうございました。

アバター
2020/07/18 23:15
こんばんは!夜も曇りです。どうもお疲れ様です。
赤城山に大濠公園があったら面白いですよね?
大猿って名前も凄いですよね?w
アバター
2020/07/18 20:40
今宵限りってやつですねw
大濠公園かと思ったら大猿公園でした(^_^;)




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.