「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/07/09 22:44:15
日経コンピューターのメンバー共著の「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」を読み終えたので報告です。
サブタイトルは、”史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」”となっています。
なかなか面白かったです。
コンピューターエンジニアでない私も、十分楽しめましたし、
いろいろ役に立つ情報、と言うか考え方などにも、多く接する事ができました。
みずほ銀行統合後、システムトラブルを何度か発生させ、4千億円を投じた、システム統合という一大プロジェクトを成し遂げた話しです。開発完了延期を繰り返した、いつできるかわからない「IT業界のサグラダ・ファミリア」ですね。言い得て妙…です。
それまでの、トラブル原因にも踏み込んだ解析が成されています。
そでまでの悪さ加減、統合システムプロジェクトに至るダメさ加減、そして統合されたシステムの素晴らしさ。
良いことも、悪い事も並べ、そしてその原因を追究し、改善方法を提案する…
業種は違えど、学ぶ事多々あります。
と言っても、私は基本的に読書は楽しむものと考えてますので、今回も大いに楽しみました、としておきましょう。
あー、今回は妙に真面目な読後報告となってしましましたが、
最近読んだ「GAFA」と並ぶ面白さでした。
ちなみに、カテゴリーは「小説/詩」としましたが、この本は小説でも詩でもないので、悪しからず(他に適当なカテゴリーがみつからなかったので・・・)