旅立つ友人へ。
- カテゴリ:人生
- 2020/06/19 20:43:30
友人が、癌にかかり辛い時期を送っています。
日本人の二人に一人が、癌になる時代、
(そう言う、うちの鈴ちゃんもがん患者ですが・・・)
この友人は、手術することを選ばず、
働きながら、家族と時間を過ごしています。
体も辛いと思いますが、
彼の気持ちは、どんなものか・・・
考えただけで、わたしも辛くなります。
https://nannsetogg.naturum.ne.jp/c20247980.html
↑ 今日の「極楽」の最後のほうの写真に、写っています。
「焚き火をさせて欲しい」という彼の願いで、
思い存分、やってくださいと言って、彼を一人にしています。
時折、燃える火を見つめながら、じっと佇んでいます。
たぶん、身辺整理をしているんだと思います。
「死」は、誰もが通る道ですが、
ずっと後に行く人もいれば、わたしの少し前を行こうとする人もいます。
ただ、その「死」に面と向かっている人は、
優しく微笑むその笑顔の陰に、言い知れない悲しみが見えてなりません。
大丈夫、わたしたちも、皆、その道を行きます。
もしかしたら、明日、事故で、わたしのほうが早いかもしれない。
「死」を覚悟した人は、強くて悲しい眼をしている。
コロナの期間中に岡田准一版と唐沢寿明版の「白い巨塔」を続けて観て、癌について考えさせられました。
初めて観たときは子どもで意味も分からず「癌は原因不明でできて治療しても治らず」って恐ろしかったです。
現代は「癌になったら乳製品はやめなさい」ってお医者さんが増えて、食べ物が原因になることもわかってきています。いつか、解明されて治るようになるとよいですね。
ヨーロッパでよく聞かれたことで、日本人は仏教と神道とどうやって使い分けているんだ?って質問に、私は「神道は現世、仏教は来世」って答えてました。実際、仏教には来世の話が多くありますからね。
はなこさんのところで焚火させてください♪
それが病と言う苦痛も伴うとなれば・・・
いずれ来るその時をいつだと知らないから生きていられるのかも。
覚悟をした人の強さに敬意と、旅立ちまでの日々を穏やかに過ごせることを祈って止みません。
彼女はやり残した事はもう無いというような潔さがありました。
お友達さんも、心残りな事は無いのかな…ご家族も了承の上でなのかな…
(´ω`) ンー…何とも整理できない気持ちになりますね。
寝袋持って電気もガスも水道もない廃村になった大平宿の茅葺屋根の古民家で
囲炉裏の炎を一晩中、眺めた記憶を思い出しました
炎を見つめるのは護摩壇と阿字観の如く内観をしているようなものだと感じます
そのご友人の覚悟ある崇高な人生を全うされることを願っております