脳活日誌1717号
- カテゴリ:日記
- 2020/06/19 13:08:41
諺から学びましょう
デンマークでは「法律を知ることと、正義を行うこととは別である。」と言われている。知行不一致をあざける諺である。法務大臣経験者が逮捕されたが、この諺を知らなかったのだろうか。それとも知っていて、やったのだろうか。
イギリスの諺に「法律いよいよ多くして、正義いよいよ少なし。」とある。腐敗している社会ほど、法律が多いと言われています。法律で禁止されていないから、営業を止めさせたいのならば、法律を作ってくれという意見があった。けれども、法律があったらといって、法律に逆らう人はどの社会にもいる。「法を作る人もいれば、法律の網目を潜ろうと謀る人もいる。」イギリス人はいろんなことを考えている。日本人は、恥ということを知っているはずである。恥ずかしくないのだろうか?
ソクラテス曰く、「悪法もまた法なり」。
法の下の秩序を重んじれば、ソクラテスのいうことは理解できます。
あとは、国民性の違い。
欧米は、罪の文化。
日本は、恥の文化といわれます。
罪の文化の中では、神さまが見ていなければ少々の悪いことは・・・、という考えが生まれると。
実際は、どんなことでも神さまが見ていないということはないと思うんですけれどね。
恥の文化では、自らの行いが自分の良心に照らして恥ずかしくないかを自らに問うと。
言い方をかえれば、おてんとうさまが見ている、八百万の神さまが見ている、と。
日本の治安の良さは、ここに起因していると考察する人が多いです。
私もそう思います。
日本人の美点、大切にしていきたいものです。
蛇足ながら、罪も恥も、突き詰めれば同じこと、とも思います。