アントンPチェーホフ『谷間で』
- カテゴリ:日記
- 2020/06/13 17:13:43
相変わらず暗いなー
嫁争いで無実の赤ちゃんが殺されてしまう
美しいものには棘があるってそれ以上の怖さだ
子供を亡くしたリーパに話すおじいさんの言葉だけが救いで
あり主題に思える
「こういうことじゃぞ、おまえさん。苦労する者、
我慢する者が上なんじゃ」
「何でも分かるってことはないんじゃ……鳥には羽が四枚ではなく、
二枚と決められている。二枚で飛ぶことができるからじゃ。
人もすべてを知ることは許されていないのじゃ。分かるのは
半分か、またその半分だけじゃ。生きるのに必要なことだけ
分かるってことだな」
多くのことを体験して相手の立場もわかるようになれると思う
何か悩んだときに、スズメやペンギンの方がいいなと思ったりするけど、
美味しいものいろいろ食べれなくなるからやっぱり人間でやっていこうと思う
泣いたときの気持ちを思い出して相手に接することのできる人間でありたいです
生きるのに必要なことだけを知っていれば、余計な悩みもなくなるかもしれない。
役に立たないと思っていたことが、何かのきっかけになったり、思考を豊かにしてくれたり。
生きることに必要のないことをするのが、人間の特徴なのかもしれない。
苦労している人の方が、人間の深みがでると思う。その深みも、苦みにならずに、いい味になって欲しい。