よきにはからへ その34
- カテゴリ:日記
- 2020/05/30 09:48:50
西窓は磨り硝子なのでカーテン捨ててしまおうかな
そうだ給付金手続きしなければ
白洲正子
『古典の細道』
神田神保町 東京堂書店で購入できたので
蟬丸から読んでみた
ご自身が4さいからお能のお稽古されていたし
お師匠さんが梅若実で
初めて能舞台に立たれた女性とか
伝説の人物だし
かれこれ三星霜
意識高い文化系みなさまのアイコンであられるから
一生読まずにスルーしたいと考えておったとですが
せみまる
演じておられるので いたしかたなくおずおず拝読
優秀な研究者の方々の記憶力ですとか
テキスト収集体力とか解析能力は
問題ないのでしょうが
もんじゃ焼きのような駄菓子感いなめない
1910年お生まれの環境はデジタルの雑な情報とか
三つ子時代にラジオ放送やTVとかもないわけなので
教養の純粋さに木っ端微塵じょうたいでごわす
詞章ですとか舞の所作ですとか
こつこつ鍛錬なさっためもりーに溜息
引用もそんじょそこらの研究者よりカバー範囲広い
漢文とか大磯のご自宅で家庭教師の指導を受けておられたそうだけど
おとっつぁまのご意向なんだべか
森孝一編集の年譜には「漢文の先生」とだけの記述
だいたい著作集でもない全245pの文庫版に年譜あるのも
有り難いこってすけど内容もこってり
まことにまことにゆるぎなく
漢文のせんせい調査してみる
これは魂消まひた
ほんまもんの おいちーごあんですけど
軽いです もたれませぬ
いやいやいやいや
でも
お能おやめになたのよね
そこはそれ