流れゆく
- カテゴリ:日記
- 2020/05/28 22:07:26
久しぶりの箕輪城だった。
教えを乞うた日々は、コロナに押し流されてしまったのだろうか・・・
「桜ちりその残りかに雨のふる、流れてきえて寂しさたけか」
思い起こして詠みし歌
そこに居られるはずの師・・・花弁を支えた軸が地面にこびりついていた。
在りし時は清められていたはずの二の丸は、苔の蒸すのを待っているかのようだ。
久しぶりの箕輪城だった。
教えを乞うた日々は、コロナに押し流されてしまったのだろうか・・・
「桜ちりその残りかに雨のふる、流れてきえて寂しさたけか」
思い起こして詠みし歌
そこに居られるはずの師・・・花弁を支えた軸が地面にこびりついていた。
在りし時は清められていたはずの二の丸は、苔の蒸すのを待っているかのようだ。
たしかに、寂しさにこそ趣(苔)のあれ(ありけれ)ですね。
いつもこの城を訪れるとお城を案内してくれるボランティアの先生が居ります。数年前から通っているのですが、お城の案内をよそに色々世間話なども致しておりました。もとは高校の教職を取っておられたようで、文系一般を受け持っておられたそうです。中でもいわゆる言語学とでも言ったらよいのか、国語辞典を何冊も買って記載事項の過ちを投稿するほどの力の入れようだと武勇伝を話されました。私の書いたつまらん小説や歌を見て貰い指導を受けていたのです。先生はほとんど毎日お城へ通っておられたのですがコロナの影響か最近は見かけないとの話です。一緒に古文書を読み下したりしたことが思い出にならなければ良いのだがと思うこの頃であります。
時は流れるものです。