日本百名山 ~BSプレミアム~
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/05/22 13:16:59
こんにちは!北海道は晴れますが所々で雨。東北は太平洋側を中心に雨。
関東甲信は雲が多く、雨のところが多いです。東海から九州は晴れ。
沖縄は終日雨の地域が多いです。
大菩薩嶺 -富士を望む 天空の縦走路ー
山梨県甲府盆地から見える大菩薩連嶺 大菩薩嶺(2057m)
JR中央線 新宿駅から2時間 二子トンネルを抜けて 甲斐大和駅へ
山岳ガイド 天野和明さんと待ち合わせ
天野和明さん
国際的な山岳賞 ピオレドール賞 日本人初
駅からタクシーで20分。湯ノ沢峠登山口から出発
*現在登山口までの林道は閉鎖されています 撮影:5月下旬
一番のポイントは富士山をずっと見ながら歩けるところ
<1泊2日の山旅>
湯ノ沢峠登山口から沢沿いに登る。新緑の森で花や野鳥を楽しむ
稜線に出て最初のピーク白谷の丸(しろやのまる)へ
富士山の姿を望みながらさらにいくつかの嶺を越え、大菩薩峠の山小屋に泊る。
2日目
朝日に輝く富士山を見て最高峰大菩薩嶺を目指す。さらに稜線を北に辿り、
鶏冠山へ。帰りは柳沢峠を下る。全行程25km。初級者でも楽しめるルートだ。
沢のこの水は稜線のすぐ下から湧き出ています。この流れは甲府盆地で
富士川に合流する。100kmに渡って流れ下り駿河湾に注ぐんだ。
まずはこの沢の源流を目指して登るんだ。稜線まで標高差250m。
沢沿いの道を1時間かけて登る。岩魚がおりました。(ニッコウイワナ)
岩魚が住むのは川の上流。水が冷たくて綺麗なところだ。
ガイドの天野さん「虫とか水の中の小さな生物を、岩魚は何でも食べます。
コマドリがおります。(体は頭の部分が黄色、胴体は緑色)
大きな鳴き声を出すのは雌に求愛をしたり、縄張りを主張している為にです。
オオルリもおります。(黒に白)ミソサザイ(黒色)水際には白い花の
サンリンソウが咲いております。(キンポウゲ科アネモネ属)紫色の花の
クワガタソウ。白いお花のコミヤマカタバミも咲いております。
登山口から1時間、だいぶ登ってきた。沢の音もだいぶ小さくなりました。
標高はおよそ1600m。最初の一滴はここにあります。
すぐ上には稜線があります。
登山口から2時間余り、最初のピーク白谷の丸に到着(1920m)
富士山が奇麗に見えます。
西から聖岳(ひじりだけ)、赤石岳、荒川岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、
北岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳と。
「甲府盆地の後ろには南アルプスが見えています」
ここから先は富士山を背に縦走します。
白い幹が目立つのはダケカンバの林です。前にそびえるのは黒岳(1988m)
黒岳を過ぎると3つ目のピークに辿り着いた。ここでも富士山の眺めは良いです。
「実はここもう1つの日本一があるんですよ」
秀麗富嶽十二景 二番山頂
牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)(1990m)
(ひらがなで)14文字は日本で一番長い山の名前
日本一長い名前の山が日本一高い山の展望台になっております。
牛奥は麓(ふもと)にある村の名前。雁ヶ腹摺山は渡り鳥の雁が
腹を摺るように山を越えていったことから付いたそうだ。
「一番森が深い所ですかね、この縦走路の中で」
木の根や岩があり、幅50cmの道を歩く。横は崖です。
アップダウンもあります。
<山旅スタイル>
天野流ストックの使い方
@お薦めはシングルストック
片手が空いていると木や岩を掴める。交互に腕を休ませることも出来、
登りでもストックを長めに持つ
登山口から6時間、大菩薩峠(1897m)に到着
@昔は事情があり旧青梅街道を通れない方がここを通り、東京方面から
甲斐・山梨に通っていた場所。手形を持たない人も通っていた交通の要衝。
奥多摩の多摩川の上流域、東は東京方面です。
*新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため現在山小屋の
介山荘は営業を休止しています
<介山荘に宿泊>
中里介山(なかざとかいざん)(1885-1944)
代表作は「大菩薩峠」私家版(大正7年)羽村市郷土博物館蔵
@介山荘主人 益田真路さん
「私の祖父が峠の下で山小屋を始めまして、その頃介山先生と交流があった。
峠から15分程下ったところに介山の為に祖父が建てたと
いわれる庵(三界庵)があります」
介山は度々ここを訪れ、峠の雰囲気を感じながら筆を薦めたそうだ。
30年間書き続けられた全41巻に及ぶ大作。
しかし物語は未完のまま終わった。
その後、建てられた山小屋に大菩薩峠と世に知らしめた
作家の名が付けられたのだ。
2日目
岩がごろごろとした道を登っていくと、「昨日登ってきた所が奇麗に
見えるのはこの辺りですかね」
稜線に出て来てから遥々10km余り。
山小屋から1時間、「雷岩という場所です」
@雨乞いをした時にこの岩から雷の音がしたと言い伝えがあるそうだ
雷岩分岐 下から1時間半程で登れるルートがある
針葉樹の森の中をなだらかな道が続く。標高は2000mを越えた。
大菩薩嶺(2057m)に到着。
一旦、標高1550mまで下る。北に面したところは苔むした森。
ヒカリゴケがあります。大菩薩嶺から4時間、鶏冠山(1700m)に到着。
北側から大菩薩嶺が見えます。南側から見えるのと違い緑が濃いです。
富士山の表情が見えます。
標高の高い分水嶺や峰々が連なる山々。流々と流れるる沢の水。
いかがでしたか?山梨県南部の南アルプスにあります。
現在でも東京←→名古屋を結ぶ中央高速や国道20号線。
昔も今も人々の暮らしがありいろいろな物が、いろいろな人が通ったり
集ったりした歴史があるところです。
雨の地域が多く、晴れている地域もお天気の変化があるかも分からない
金曜日です。雨が降っていない地域の方も折りたたみ傘を持参したりなさり
ますと安心のはずです。雷雨や豪雨の地域の方はどうぞお気をつけて
お過ごしくださいませ。気温のほうが各地域で低いかもしれません。
低い地域の方は防寒をなさってくださいませ。逆に温暖で湿度が高い地域の方は
水分摂取をなさってくださいませ。
どうもありがとうございました。
そうでしたか、富士山を見に行かれたことがありましたか。三日間とも雨や曇りでしたか?
秋か冬でしたか?何か寒気がきたや台風が近づいていた等でありませんでしたか?
地震についてですが茨城県と千葉県は多いですね。大丈夫かどうかは分からないです。
日頃の行いかな(^_^;)
関東は地震が増えていると聞きます。大丈夫ですか??