小説『たゆたえども沈まず』
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/05/09 10:39:19
原田マハ 著
『たゆたえども沈まず』を読みました。
『たゆたえども沈まず』を読みました。
2018年本屋大賞の
ノミネート作リストを目にしたときに
表紙カバーのゴッホの絵と
余韻を残すようなタイトルと
物語のあらすじに心惹かれて以来
文庫化を待ちわびていました。
ノミネート作リストを目にしたときに
表紙カバーのゴッホの絵と
余韻を残すようなタイトルと
物語のあらすじに心惹かれて以来
文庫化を待ちわびていました。
画家フィンセント・ファン・ゴッホと
その画業を支えた弟の画商テオと
2人の友人である日本人画商との
交流を描いた話で。
その画業を支えた弟の画商テオと
2人の友人である日本人画商との
交流を描いた話で。
連休最中ということもあって
ほぼ一気読みしました。
そして想像してはいたけれど
切なくなりました。
ほぼ一気読みしました。
そして想像してはいたけれど
切なくなりました。
史実にフィクションを織り交ぜた内容で
テオと架空人物である日本人画商の
2人の視点で物語が進むのだけれど
2人それぞれが抱える
フィンセントとフィンセントに関連した
切実なる想いが
ふつふつと溢れんばかりに吐露され
思わず「エモいなぁ・・」と
独りごちたのでした。
テオと架空人物である日本人画商の
2人の視点で物語が進むのだけれど
2人それぞれが抱える
フィンセントとフィンセントに関連した
切実なる想いが
ふつふつと溢れんばかりに吐露され
思わず「エモいなぁ・・」と
独りごちたのでした。
また19世紀終盤のパリの
街並みと美術界の様子が
あざやかに描かれ
同時にゴッホの各作品の
モチーフとそのバックボーンが
みずみずしく語られ
ゴッホ作品が内包している魅力を
あらためて教わった気がしました。
街並みと美術界の様子が
あざやかに描かれ
同時にゴッホの各作品の
モチーフとそのバックボーンが
みずみずしく語られ
ゴッホ作品が内包している魅力を
あらためて教わった気がしました。
本作を読んだことで
これから実際に
ゴッホ作品を鑑賞するときには
より深い情感を
得ることができそうな気がします。
コロナ禍が終息したら
まずはSOMPO美術館へ
『ひまわり』を観に行こうと思います。
これから実際に
ゴッホ作品を鑑賞するときには
より深い情感を
得ることができそうな気がします。
コロナ禍が終息したら
まずはSOMPO美術館へ
『ひまわり』を観に行こうと思います。
原田マハさんの絵画?シリーズは素晴らしいそうで。(例によって未だ読んでないのですが)
(勝手に脱線)そういえば岩波文庫の『ゴッホの手紙』は昔読んで面白かった記憶です。
ゴッホにしろ他印象派の作家にしろ、作品を描く為に広大な絵画論?とか人生観みたいなものを
考え抜いていたんだなとある種の驚きを受けたように記憶してます。
ゴッホの場合は一枚一枚ある種の実験を行っていって、その核心を得たようで・・・
なんとなく作品に対する生き方がベートーベンぽいですね。(適当)
お気に入りリストに入れたままでまだ買ってないのですが、
早く読みたくなりました~!
同じ絵を見るときも、人物像に親しみがあると、また違う見方ができますよね。
まずはコロナに終わってもらわないと!!!
原田さんはキュレーターだけあって
この手の小説はめちゃくちゃ面白いですよね。
それにこの時代の画家って
いろいろ謎めいていてもうそれだけで
ドラマチックですね。