【源氏遊び外伝】 名もなき公達改め藤原阿鳥
- カテゴリ:自作小説
- 2020/05/05 19:06:43
「浮草の 上は繁れる 淵なれや 深き心を 知る人のなき」
※ 現代語訳:上に見えている部分ばかりが繁る浮草の、その下に隠れた私の心を知るものはいない
ひとり佇み、そんな歌を詠む男に背後から声を掛けたのは、白き藤がごとき雅やかな貴公子であった。
「詠み人がそなたで無ければ〝秘めたる恋でもされておいでか〟と問うところであるが……」
木立の影から、白い袖と血の気の薄い肌、口元を隠してはいるであろう少し開いた扇が見える。
はっきりとは解らずとも、楽し気に口の端を上げているであろうことを察するのは、難しくはなかった。
「これは、白藤中将様」
闇を照らすは冴え冴えとした月明かりのみ。
それがいっそう木立の暗がりを深くし、葉のゆらめきが妖し気に影を落とす、そんな宵に。
物の怪とはかくや、といった風情で姿を見せた白藤中将に、
佇む男は、ことも無げに言葉を返す。
「私の恋は、常に秘めておりまする」
「さて……。そなたには似合わぬ、と言っておこうか」
「それはまた、辛辣なことを言って下さる」
微笑んだまま反論する男に、白藤中将は無造作に身を寄せたかと思えば、
己れと男の口元を自分の扇で隠すように広げ、まるで、内緒話をするかのように
「二条のあたりの姫君のもとへ御通いと聞いたが」
「おや心外な。それをどちらで?」
「四条あたりで見かけたとも、怪しげな破れ家に女連れで入っていったとも……」
そんな言の葉を重ねた後、白藤中将は
「このところ、そなたの噂には事欠かぬ」
薄笑いで男に流し目をくれた。
冷やかすような、探るような、それでいて興味のないような、掴みどころのない白藤中将の言に
男はかすかに笑みを浮かべ、
「私ごときの噂が、それほどまでに尊き御方のお耳を汚しているとは」
申し訳なきことです…… と、月を見上げ、白き藤がごとき貴公子から目線を遠ざけた。
~共有物語企画~
源氏遊び
https://genji2017.blogspot.jp/
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白藤中将 ロワゾー氏
名もなき公達 和.com ← 藤原阿鳥(ふじわらのあとり) と名を頂戴しました。
もちろん続きません !(o ̄^ ̄)o ※冒頭の和歌は、詠み人知らず
ミュ☆ミュさんの某コーデがめっちゃ可愛くて~その美女に、こっそり惚れている優男コーデをしてみたら
思いのほか、コーデそのものが気に入ったので、一言二言添えたかっただけでしたw
名もなき公達が ひそかに惚れている美女 ↓ この式鬼 です。
https://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=514281&aid=68745898
相方に、お借りしました! 白藤中将ヾ(≧▽≦)ノ゙ キャハハハハ
この人が源平藤橘(四大氏)の藤じゃなく源だったことに昨日、すんごいビックリしました (イマサラ?
でも、なぜに?
ついでに 和泉の兄・大江帥和、キャラ設定・コーデ ↓
https://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=180002&aid=68736676
みなさま、楽しい休暇をお過ごしですか~?
29日からぶっ通しGW! のはずが、予想外に30日、1日と通常営業となり、
ようやく休みに入ったかと思えば、寝ても寝ても、それでも眠いという睡魔と戦う連休となりました。
退屈している暇もなかった! ってなくらい、惰眠をむさぼりましたw 満足です!
お話はまだ途中ですが、発表されたお話は全部掲載したと思います。
ご自身が書かれたところで、掲載ミスなどありましたら
お知らせくださいませーーっ
源氏遊び 有為の奥山
https://shiro-et-myu.wixsite.com/genji01
源氏遊びの特設サイトを作成中です。
「✿外伝・雪鳥物語✿」というコーナーに
こちらのお話を挿入させていただきたく
ご挨拶に伺いました。
画僧と文章を転載させていただくことを
お許しいただければと。
どうぞよろしくお願い致します。
あー ダメとか言われると悲しいかも。
いいよって言ってねー- ̗̀(๑ᵔ⌔ᵔ๑)
アナカンほど長くないし 夏休み 8/8から8/16 買い物と美容院以外は
全く予定が入ってないので 作ろうかな。
でも 最後に大団円を迎える為には 曹達ルートと和泉ルートも作らないとだよねー
源氏遊びの方にもつながって
鬼婆退治の方は大団円ももうすぐだ。
阿鳥と雪姫を交互に読んで堪能した一日であった。
阿鳥様は なぜ名前を言う前に式鬼が涙を流したのかわからないでしょう?
それが「呪をかける」って言う意味だと私は解釈してるのよー。
涙の意味を知りたいという気持ちに阿鳥様はとらわれてしまう。
また逢ってその意味を聞きたいと願ってしまうでしょ?
通りすがりの強そうな鬼の女に命を救われた っていうだけなら
それだけの想い出なんだけど、鬼の女の涙と名前に意味を探しちゃうという状態が
「呪をかけた」です。
ちなみに雪姫は「名を聞くな」って言う前にすでに恋に落ちてます。
だからこそ「名を聞くな。呪がかかってしまう。」って止めたのですよ。
彼女はそのむなしい恋心だけを持って残りの日々を送るつもりだったのねー。
って、蛇足が長いっw
ありがとう~ヾ(≧▽≦)ノ゙ 助かる。
打てば響くミュ☆ミュさんが好きだ!
呪がかかると阿鳥と雪姫 双方にこの世に存在している理由ができちゃう。
雪姫にはこの世への未練ができて、また逢いたい もう少し生きていたいと
欲がでちゃう ってことでしょうかね。
通りすがりの鬼でいようと思ってたのに 名前を教えられてしまって
その存在が胸に刻まれてしまった。 死にたくない、また会いたいと願ってしまう
って感じです。
たぶん死にかけのじいさんの陰陽師んちの式鬼です。
素敵な阿鳥様をお救いする話をちょっと思いついたら
一気に書いちゃったー。
頭きりかえないと このところずーーっとレドのことばかり考えてたからさww
(もちろん自分はモーヴ目線ね)
明日から仕事がんばんなきゃー。
なんか思わせぶりなので、白藤中将はあれこれ知っていそうだなぁと思いつつ。
ノープランです (((o≧▽≦)ノ彡
まだ頭の中からなんも出てきませんがw
2人の出会いが凝縮されて濃厚な出会いのワンシーンを切り取ったようなかんじ
和ちゃの物語の一部を切り取ったようなワンシーンの描写が上手だね。
これからのお話の展開楽しみです。
楽しみだ~\(^o^)/←プレッシャーかけてみるw
式だけど鬼だから、幽霊よりは実体あると思うよぉ (((o≧▽≦)ノ彡
儚げかつ美々しい式鬼に吸い寄せられて、夜更けの洛中で出会ったんだよ! ロマンだ。
受領かぁ (。-‘ω´-)ンー 式鬼ちゃんを連れて任地に行ってちゃうのも悪くないかもなぁ。
官位を上げて、都のど真ん中で両片思いを堪能するのも楽しそうだし~w
そして地球は繋がっていたんだね〜( ´∀`)
この美女は式神よりか幽霊っぽいけど 恋の気配に酔狂人はフラフラ〜と吸い寄せられたのかしらね
式鬼との秘めた両片思い設定、萌えるかもw
惰眠むさぼったか~ヾ(≧▽≦)ノ゙ そりゃー良かったw
私は常に、目指せ! 睡眠8時間を心がけておる (お肌に睡眠大事!) が、
ロワ氏は睡眠時間、短そうだもんなw
今、頭の中が、どっちかっていうと和泉モードなので、どうにもシリアスになり切れずw
メンテ後、ホントにどうなるんでしょうねぇ。
着せ替えは心配していませんが、お部屋は…… 楽しみというか怖いというか。。。
って言うか、是非❤
呑みたくなる月見のお部屋も素敵。
リニューアルニコタ、お部屋改装はどうなるんでしょうね?細かい作業も変わらずできればいいですが、、、
そのほかはまぁどうでも (((o≧▽≦)ノ彡
前のお試しの時、右クリック → 拡大 →右クリック → 拡大 → 以下、繰り返し
の部分拡大が出来なかったんだよー。
それが出来ないと、タンス10コ並べとかズレが目立って気になるんだ。
メンテ11日だっけ? どうなるのかなぁ。
改装の細かいのはできなくなるの?
あの式鬼に想いを寄せているとか
ロマンチック❤
でも、二条の姫君のところにお通いとか
怪しげな破れ家に女連れで入ったとか
艶聞も絶えない方なのねー。
まぁ式鬼なんでしょーがないか。
すんごいガンバった!
大規模メンテナンスのあとは、こういう細かい組み合わせが難しくなるのかなぁ。
だったら寂しいなぁ。
単にコーデをブログに貼るためだけの雑文なので~。
裏設定で、とある式鬼(ふるいつきたくなる美女)にひそかに惚れているという……。
白藤中将と、ひとつの扇に二人でおさまり内緒話をする図は、
匡子様の鑑賞に堪えうると思うよw
え (@_@;) 最初は藤原氏だったんだ! 知られざる真相!!!
満月の窓いいですねー
つづかないのがざんねん。
臣籍降下したんじゃん(´・ω`・)エッ?てことになり
途中から源氏にならはったんです~^^
って↑この方 帥和お兄さまじゃなかったんだぁ(◎ω◎)!
どなたですの?|ω・`)チラッ byイケメンハンター匡子