小説『不滅』
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/05/02 15:05:26
ミラン・クンデラ 著
『不滅』を読みました。
『不滅』を読みました。
数年前に
『存在の耐えられない軽さ』を読んで以来の
2冊目のクンデラ作品です。
『存在の耐えられない軽さ』を読んで以来の
2冊目のクンデラ作品です。
パリで夫と娘と実妹と暮らす婦人の
子どものころに過ごした田舎への
望郷の念を描いた話で。
子どものころに過ごした田舎への
望郷の念を描いた話で。
とは記してみたものの
これがメインストーリーなのだと
言い切れる自信がありません。
これがメインストーリーなのだと
言い切れる自信がありません。
現在と過去の
いくつもの異なるエピソードが語られ
同時に登場人物を
丸裸にするかのごとく
行動と心理の細かな分析がおこなわれ
加えて
ヨーロッパにおける
文明と人生観と愛についての考察がつづられ
更に
様々な分析と考察の語り手である作家自身が
物語中に登場人物の一人として登場するという
例えるのなら
お店でパンケーキをたのんだら
お米とパスタと焼きそばが
いくつもの異なるエピソードが語られ
同時に登場人物を
丸裸にするかのごとく
行動と心理の細かな分析がおこなわれ
加えて
ヨーロッパにおける
文明と人生観と愛についての考察がつづられ
更に
様々な分析と考察の語り手である作家自身が
物語中に登場人物の一人として登場するという
例えるのなら
お店でパンケーキをたのんだら
お米とパスタと焼きそばが
上にのっかってきたかのような塩梅で
集中力と読解力を要する展開に
「う~ん・・」と混乱しつつ
奥深い評論とエピソードどうしの緻密な繋がりに
「ふ~む・・」と感心したのでした。
集中力と読解力を要する展開に
「う~ん・・」と混乱しつつ
奥深い評論とエピソードどうしの緻密な繋がりに
「ふ~む・・」と感心したのでした。
読み終えたときには
お腹いっぱいになった気分だったけれど
この本を理解するのは
一度の読み通しでは
正直むずかしいと感じました。
何年後か時間が有り余っているときに
再読してみようと思います。
一度の読み通しでは
正直むずかしいと感じました。
何年後か時間が有り余っているときに
再読してみようと思います。
しかも作家自身が登場人物としても出てきちゃう?
おもしろそう!
炭水化物の摂りすぎは良くないけど、体が欲しがりやすいのも炭水化物。
はまる人はとことんはまりそうな物語ですね^^
それを観てると、小説家と哲学者は相互に影響を与えてらしき。
小説を理解するにはその頃流行った思想なども知っておくと良さそうですが、
近代の哲学者など難解。
さらにクンデラ氏のチェコというと、歴史風土などヨーロッパでも一味違いそうですね。
途中で挫折した僕にとって
クンデラはトラウマになっています(笑)。
でもパンケーキの上に
お米とパスタと焼きそばって言われると
好奇心をそそられますね。