森のくまさん
- カテゴリ:日記
- 2020/04/06 15:13:26
「ある日 森の中」
で始まる、楽しい歌があります。
たぶん皆さんもご存じですね。
この歌では、乙女が(なぜか)ひとりで森の中に行き、
そこで耳飾りを落としてしまう。
乙女の後ろを熊が追いかけてくるのですが、
それは耳飾りを落としましたよ、と返してくれるためでした……。
まあ、そんなような内容で、楽しい調子の歌です。
この歌の真相はいったいどういうものなのでしょうか~。
だって変でしょう。
熊が耳飾りを返すために追ってくるなんて。
(民謡とか童謡にナンセンスと指摘するな? まあそう言わずに)
実はヨーロッパは昔、広大な森の中に町とかがぽつぽつとあるようなところでした。
今のように農耕地が広がり、牧場が広がったのは、世界史で習った方もいると思いますが、
織物工場というものが産業革命によって出現し、
原料となる羊毛を増産するため、森林が切り開かれたところからでした。
それまでは森林は領主によって保護されていました。
首領のための獲物を保護するためです。
といっても、普段は森番が巡回する程度で人はいなかった。
だからこそロビンフッドのような匪賊が潜み、
また、村社会を逃れて秘密の交際をしていた恋人たちが逢い引きする場所でもあったのです。
(「森へ行きましょう~」で始まる民謡は、実はそういう歌だそうです)
だけど耳飾りをもって追いかけてくる、これは逢い引きではないですよね~。
そもそも、熊が追いかけてきたら怖いわい!
ツキノワグマはまあまあおとなしいそうですが、ヒグマはそうはいきません。
あいつらは人間を喰うのですよ。
しかもでっかいです。
後肢で立ち上がると慎重は2mを越えます。でけえよ!
それが追いかけてきたら……男だってマジで怖いです。
つまりどう考えてもこれは、リアル熊とは思えない。
ですよね~?
実は「熊」というのは、ケルト・ゲルマンでは、戦士を象徴する動物です。
たとえばアーサー王のアーサーという名前は「熊」を意味していますし、
民話には名高い「熊の息子」という半人半獣のヒーローがおり、
伝承には「バーサーカー」という、熊に変身する偉大な戦士……というものが出てきます。
ケルト・ゲルマンでは勿論、戦士とは後の騎士とか貴族に相当する階級です。
ちょっと見えてきた気がします。
ということは、これは森の中で染し階級(騎士かも貴族かもしれませんが)の男と、娘(おそらくは村娘)が身分違いの逢い引きをした、という歌かもしれません。
ほんとは人間の男ならば、見かけがちょっとこわもてでも、
耳飾りをひろって追いかけてきて「娘さん落としましたよ~」と言う事は充分にあり得るじゃないですか。
ある日森のなかで、騎士は村娘と楽しいデートに及んだのですよ~。
きっとね。
少女…【襲!? 食‼ タヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒ…… 逃逃逃逃逃……!!!!!…】
御互いに 一杯一杯にて エンドレス?
おそらく 少女サンが 力尽きるまで 継続でしょぅネ…;==)
よし …でわ 此処までとしますネ♪ 御返事は不要と致しま~す☆彡^^)ノ
うんうん、誤解が解けさえすれば……w
でも走って来る熊ってスピードあるし怖いよね。
とくにひぐまはいかん、ひぐまは~。
だからくまさん落ち着こうっ と言っても多分聞こえないんだろうな~w
少女…【襲われる? 食べられる? タヒんじゃぅ… 逃げなきゃニゲナイトぉ…】
クマさん【* ̄▽ ̄)んふふふぅ~♪ 是非ともお返ししたら至近で御耳鑑賞を~…】
御互いにすれ違う… …難しいョネ… 他人の気持ちを理解するって…;>m<)
あはははは~w
森の樹の陰に隠れて乙女を見ているくまさん。
その視線は耳たぶに釘付け!
(耳の形って千差万別でふたりとして同じみみはないんだ……)
じぃぃぃぃ……
しかしくまさんの体はものすごく樹の陰からはみだしていた。
「きゃあ~!」
(あ。乙女が耳飾りを落としてしまった。これはいけない。返してあげないと……)
私の主観で~ 一言ぉ~♪
きっと クマさんは 御耳フェチな御方で 森に来てた子は 御耳の似合う可愛い子だったのデスヨ~☆彡
故にクマさん…【是非とも御返しして…装備した所を見なければぁ!!】とナッタのでわ~?
と 変?ナ予想を立ててみたゾ~☆彡