Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


89番: おこらない道を柔道Ⅱと呼ぶことに

柔道Ⅱ

いつだったか、さんまさんの番組を見ていたら、

「怒り」は、人間にとって、大切な感情で、
これがあるから、向上心が起こるのだそうです。

ゴタの目指す、「怒り」を消し去る人生は、
この「向上心」を摘み取ってしまう愚かな行為になるのだが・・・

しかし、それでも、この路線を変更するつもりはありません。

「向上心」がなくてもいい。
「怒り」で平和が乱されるくらいなら、何も向上しなくてもいい。

そもそも、いったい何を向上させられないというのか?
その番組の先生にお聞きしたい。

木村佳乃は、怒ったことがないそうです。
これは、すばらしい。
ゴタの先生です。

これも、先生方の意見では、怒る、怒らない、は性格の問題だそうです。
木村綾乃は、ゴタから見れば、理想的な、いい性格をしているのですね。

さて、ゴタ道場では、門下生「ゴタ」に5級を認定。


「ホンマでっか」の番組の先生方によれば、その分、向上心が萎えたことになるのですが・・

さて、「向上心」を失うならば、それによってまた得られるものも多いはず。
これに関して、ブッダの教えは、
「ブッダのことば」(岩波文庫)第一章 の1 『蛇にちなんだ話』

1:蛇の毒が(身体のすみずみに)ひろがるのを薬で制するように、
  怒りが起こったのを制する修行者(比丘)は、
  この世とかの世をともに捨て去る。
  ー 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

人間、怒ったときの血を採取して、それを実験動物(たぶん、モルモット)
に注射したら、その動物は死ぬんだよ。

そのように母は生前、口癖のように申しておりました。
その真偽はともかく、人間怒ったときの顔は、周囲の人を
いやな思いをさせることだけは少なくとも間違いない。

和顔施(わがんせ)という仏教の言葉があるが
これのまったく逆の行為。
その罪の量が計算できるとしたら、

 絶対量: 和顔施の功徳の量=怒り顔の罪障の量
 料金 : 天国行きのキップ=地獄行きのキップ
 方向 : まったく逆方向

本日、めでたく「怒らない修行道場の柔道」5級に認定
(自分で自分を認定。早く「怒らない検定」を誰か実施してよ!

何?9級からスタートすべき?
いいのよ。
この道場、ゴタひとりだけなので、誰も文句言わないヨ。


 ところで、経文の後半部、「この世とかの世をポイと捨てちゃう。」
 というのはどういうことでしょうか?気になるところ。

 ゴタの解釈によると、怒りを捨てると、それと同時に活力エネルギーも
 なくなってしまう。ヘナヘナヘナと体中から、力が消えてしまう。

 何かをすれば、何かが犠牲になる。

 それで、ヘナヘナした植物人間にとっては、この世では、
 フラフラと空中にただよう、
 まるで足が地面についていない幽霊のような存在。

 おばけ~

 それが今の心境であります。
 言い換えると、お化け5級。

 でも、あの世も捨てる、ということは、
 このお化け、あの世に帰れないつらいお化け。
 いやですわん
 


「ブッダのことば」(岩波文庫)第一章 『蛇にちなんだ話』その2 

2:池に生える蓮華を、水にもぐって折り取るように、すっかり愛欲を
  断ってしまった修行者は、この世とかの世をともに捨て去る。-蛇が脱皮して
  旧い皮を捨て去るようなものである。

煩悩=愛欲 といってもいいぐらい、煩悩の大半を占めるのが愛欲です。

でも、人間存在の中心に、愛欲はあります。生命維持、種族保存のために
自然界が我々に授けた装置が愛欲だといえるでしょう。

それを捨て去るというのですから、めちゃめちゃです。
人間の押し花ができますよ。

標本ができます。
瓶の中で、アルコール漬けになったあなたの姿が見えます。

これを実践すれば、干からびます。干物のあなたができあがります。
干したホッケのようなあなたが。

干しゴタ1匹:1000円

いや、それ以前に、精神病棟に送り込まれまっせ。

ですから、ブッダのことばは、第1章の1だけ実践しましょう。
2を実践すれば、干したタラかホッケになります。
北海道、礼文島のスケソーダラ。

池の蓮華を水にもぐって折り取る、なんて、
そんなことしたら、お寺の人にしかられまっせ。

何? 自分の家の庭の池?
あんたとこ、お金持ちでんな。

インドの池は、蓮華の群生地ですから、どこに行っても綺麗に咲いています・・・
といえば、見てきたようなウソになりますけど、
たいていの仏教解説書にそう書かれています。

蓮華は、修行するあなた
池の水は、世間。

よく世間の水はどうのこうのと言いますが、
仏教では、汚れた池の水を吸いながら
蓮華は美しい花を咲かせる。
人もかくあれかし、と教わっております。

汚れた世間に住みながら、何ひとつ愚痴をこぼさず、
受け入れて、自分を美しく開花させるというのが教えでございます。

そんな自分であっても、愛欲で異性に誘われたら、
折り取られた蓮華になって、バイバイと言いなはれ、という教え。

え?

せっかく美女が誘いに来たのに、もったいないてか?
友よ、夢を摘んですまないが、悪魔の娘が、美女に化けてあなたを
奈落の底に落とし込もうとしているのだよ。
何?なんでそんなことがわるかって?

だって、私もお化けだから、化け物の正体はわかるよ。


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