衣笠山公園と大楠山を歩いて来た。
- カテゴリ:日記
- 2020/03/27 11:07:45
日記の日時は前後しますが、
3月24日火曜日にお花見に行ってきました。 ☆\(ーーメ) 不要不急の外出
政府や自治体として
自粛要請を出さざるえないことは
十分理解しているつもりですが、
しかし、個人として、
しかし、個人として、
どこまで感染するリスクを引き受けて出かけるか、
この判断は、個人でするより他にないですし、
私が活動することによって、
どの程度、日本社会にリスクを与えることになるか、
この判断は、個人でするより他にないですし、
私が活動することによって、
どの程度、日本社会にリスクを与えることになるか、
感染を拡大させることになってしまうか、
この点については、
この点については、
まったくと言って良いほど、判断材料がありません。
結局、どこまで活動してよいかの判断は、
様々な情報を参考にしながらも
個人で考えるより他にない…。
個人で考えるより他にない…。
そう思って、
三浦半島の野山や海岸線を歩いて、
春を愛でてきました。 ☆\(ーーメ) だから、それが不要不急の外出じゃ。
朝8時にJR衣笠駅に到着。
まずは桜の名所、衣笠山公園。
JR衣笠駅から歩いて30分ぐらいの高台です。
まずは桜の名所、衣笠山公園。
JR衣笠駅から歩いて30分ぐらいの高台です。
東京の開花宣言は一週間ぐらい前だったので、
すでに満開になっているのではないかと期待したのですが、
まだ3分咲きにもなっていません。
すでに満開になっているのではないかと期待したのですが、
まだ3分咲きにもなっていません。
やはり、ヒートアイランド現象で、
都心の気温は、高すぎるのですよ。
しかも、衣笠山公園の桜祭りは、中止。
例年なら、桜祭りの時期は、提灯などが下がっているのですが、
そのような飾り付けも一切無し。
「公園内での宴会は、ご遠慮下さい」といった感じ。
そのような飾り付けも一切無し。
「公園内での宴会は、ご遠慮下さい」といった感じ。
加えて、朝早い時間に訪ねたので、
ほとんど人がいません。
花の咲き方が今一だったので、
衣笠山公園の隣にある衣笠城趾を経由して、
大楠山に向かうことに。
衣笠山公園の隣にある衣笠城趾を経由して、
大楠山に向かうことに。
一度、衣笠山を下り、
谷を挟んだ反対側の衣笠城趾に登ります。
谷を挟んだ反対側の衣笠城趾に登ります。
衣笠城趾は、鎌倉時代、
三浦半島を支配下においた三浦氏の居城だったところ。
源平合戦の時は、大きな戦もあったようです。
でも、現在は「兵どもが夢の跡」。
三浦半島を支配下においた三浦氏の居城だったところ。
源平合戦の時は、大きな戦もあったようです。
でも、現在は「兵どもが夢の跡」。
ちなみに山頂直下にある大善寺。
そこに祀られている不動明王像は、
奥州藤原氏が築いた平泉金色堂の影響を受けているそうです。
そこに祀られている不動明王像は、
奥州藤原氏が築いた平泉金色堂の影響を受けているそうです。
つまり、義経を討ちに奥州に出向いた関東の武士が、
金色堂を作った仏師たちを連れ帰ったらしく、
この地が、金色堂の様式を伝える南限になっているらしいです。
金色堂を作った仏師たちを連れ帰ったらしく、
この地が、金色堂の様式を伝える南限になっているらしいです。
大楠山へと向かう山道は、ここから北に向かいますが、
ぬかるんだ山道でしたし、横須賀市しょうぶ園も訪ねたかったので、
舗装された道を南に下って、大きな道路に出て、
そこからその大きな道路を北上して、しょうぶ園に向かいました。
ぬかるんだ山道でしたし、横須賀市しょうぶ園も訪ねたかったので、
舗装された道を南に下って、大きな道路に出て、
そこからその大きな道路を北上して、しょうぶ園に向かいました。
しょうぶ園は、この時期、無料で入れます。
菖蒲が咲き、藤棚が風にそよぐ4月から6月までは、
菖蒲が咲き、藤棚が風にそよぐ4月から6月までは、
大人320円。
菖蒲や藤棚は、現在成育中。
ですが、椿と菜の花、シャクナゲは、今が盛りです。
水車小屋なども設えてあって、
水車小屋なども設えてあって、
ちょっとした里の風景を作っていました。
その後、大楠山に向かいました。
大楠山は、241m程度の山なのですが、
小さいながらも渓流歩きが楽しめたり、
山頂からは相模湾を挟んだ富士山、
反対側は東京湾を挟んだ房総半島、
南には三浦半島の果てに伊豆大島と、
なかなか眺めの良い場所です。
小さいながらも渓流歩きが楽しめたり、
山頂からは相模湾を挟んだ富士山、
反対側は東京湾を挟んだ房総半島、
南には三浦半島の果てに伊豆大島と、
なかなか眺めの良い場所です。
この時期の大楠山の見所は、
山頂直下に広がる菜の花畑。
その菜の花畑の周囲には椿や桜の木立があり、
芝生になっている部分もあるので、
お弁当を広げて、お花見をすることができます。
山頂直下に広がる菜の花畑。
その菜の花畑の周囲には椿や桜の木立があり、
芝生になっている部分もあるので、
お弁当を広げて、お花見をすることができます。
しかし、ちょうど12時頃に、
山頂に着いたにもかかわらず、
お弁当を広げている人は、数えられるほど。
これも自粛の影響でしょうか。
お弁当を広げている人は、数えられるほど。
これも自粛の影響でしょうか。
野外だから換気はいいし、
私は単独で行動していますから、
密集することも、近距離で会話することもないので、
私は単独で行動していますから、
密集することも、近距離で会話することもないので、
あまり気にしていませんが…。
その後、大楠山を前田橋の方へ下ります。
この道のおもしろいところは、
山道を下りきったところにある前田川に、
遊歩道が整備されていること。
山道を下りきったところにある前田川に、
遊歩道が整備されていること。
小さな川の中にある遊歩道なのですが、
ところどころ流れを横切るように飛び石が置かれていて、
小川を右岸へ、また左岸へと、
飛び石を渡りながら、歩いて行くことになります。
正に、春の小川はさらさら行くよ~♪ を楽しめます。
遊歩道の終わり近くに前田橋のバス停がありますが、
ここから少し歩くと、相模湾に面した秋谷海岸。
打ち寄せる波の向こうに、ドーンと富士山。
打ち寄せる波の向こうに、ドーンと富士山。
この秋谷海岸の波打ち際を、
北に向かって歩いて行くと、
そこは立石という観光名所。
そこは立石という観光名所。
海岸から少し離れたところに、
てっぺんに松を乗せた大岩が立っているのですが、
この大岩と少し先にある岬の向こうに
この大岩と少し先にある岬の向こうに
富士山が聳え立つ風景は、
歌川(安藤)広重が
『武相名所手鑑』「相州三浦秋屋の里」として描いています。
ここから富士山を眺めると、誰しも、
「ああ~、あの銭湯の富士山は、ここから見た富士山だあ」
と気がつくことでしょう。
この場所は、富士山を眺める絶好のポイントなのです。
ここからバスに乗って、帰路につきました。
葉山を過ぎて、15時には逗子駅に到着。
葉山を過ぎて、15時には逗子駅に到着。
逗子の駅近くで、海鮮丼を食べて帰ろうと思っていたのですが、
ちょうどお昼時が終わった時間帯だったので、
今回は涙を飲むことに。
今回は涙を飲むことに。
でも、ちょっとした春の旅を満喫することができました。
こういう旅の報告は、
不要不急の外出を促してしまうことになるのかもしれませんが、
でも、非常事態の中であっても、
小さな風景を見つけだして、一人静かに味わう自由を、
安寿は常に確保したいと思っています。