JR常磐線 全線で運転再開
- カテゴリ:日記
- 2020/03/14 14:27:38
ニュース動画を見たのですが
懐かしい浪江駅が蘇った様子を見ていたら思いがけず涙が出てきました。
浪江駅、
いろんな思い出があります、やけに長い夜の停車駅のしんと
静まり返った深夜の浪江駅、降りたことはないけれど
浪江と書かれた看板だけ何度も見かけた浪江駅が
震災以降通ることもなくなって、もう2度と見ることができないのかも?
そう思った時はなんとも言えない気持ちになりましたが
それがまさかこうして蘇るとは・・
実家の近くに震災直後仮設住宅ができて、
浪江から避難してきた家族が何人かいらっしゃいました。
あの当時はみなさん、いずれなんとか浪江に戻ろう、という
遠い希望と団結力で頑張ってらっしゃいましたが、
次々予定も希望も消されていって
側から見ていてもなんとも言えない気持ちでした。
おそらく力も希望もなくして亡くなっていかれた方も少なくないと思います。
昨日まであった当たり前が、突然消えてしまう。
生まれてから一生変わらないと思っていた景色が一瞬を境にして
永遠に記憶の中だけのものだけになってしまう・・
それを実際現実に経験したわけですが、
今では
この世のことっていつの時代でも、
平家物語の時代と変わらず、全ては春の夜の夢の如し・・
なのだなあと感じます。
あの原発に近い町です。
原発には子供の頃、1度だけ社会科見学に行ったことがあって
安全だけれど、仮に爆発したら、的な話も聞いて漠然とこわいと感じた記憶があります。
私は仙台平野で育ったので基本的に
常磐線使って平地回りで東京に行く方が仙台周りの新幹線よりかなり安上がりなので
学生時代は常磐線使うことが多かったです。
車も海を眺めながら海周りで浪江経由で東京に通った方が景色が良いので海周りが一般的かもw
東北新幹線は便利ですけど、高いので学生時代は安い常磐線経由の特急使用が多かったです。
なので、その度に浪江は通過していました。
降りたことは1度もありませんけど・・^^;
震災は辛い出来事でしたけど私はプラスの経験だったと思っています。
あれによって人間の本質的な良いところ、そして日本人独特の道徳心と
心底にある思いやりの心を初めてみたので・・
それまでは時代がら、自分さえ良ければ他人を押しのけても
が当たり前の世知辛さを目にしてきて人間には失望ばかりだったので、
いざああいう状況になった時、普段嫌なやつ、と
思ってさえいた人が思いがけずにみんなを助け回っていたり、
違う場面、違う本質を見ることができたのはああいう限界的な状況だったからこそだと
思っています^^
ああした経験のおかげもあって、今回のコロナ騒動も
実はあまり不安は感じていません。
なるようになるものだし、本質的に究極、自分がブレなければ、問題なし、と思ってますw
駅が復活したのですね!!
自分の住んでいたところが復興されたら、どんなにか、嬉しいことでしょう。
本当にあの日がなかったら、どんなにかいいだろうと思います。
最近、あの日のような、あってはならない日が増えてきていますが。
春の夜の夢。見れるだけでも幸せだと思って、今を楽しめたらな・・と思います。
もう、すでに春・・ではなくなりそうですが。