小説『停電の夜に』
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/02/29 17:24:48
ジュンパ・ラヒリ 著
『停電の夜に』を読みました。
『停電の夜に』を読みました。
知人より図書カードをいただいて
せっかくいただきものを使うのなら
心に残りそうな本をと思い
前々から気になっていた本書を
購入しました。
せっかくいただきものを使うのなら
心に残りそうな本をと思い
前々から気になっていた本書を
購入しました。
アメリカとインドの
市井の人に訪れる物語の短編集で。
市井の人に訪れる物語の短編集で。
特に大きな事件が起こるわけでもなく
普段の生活の中での
普段の生活の中での
小さな変化によって生じる
エピソードが綴られているのだけれど
身の周りの状況とか
登場人物の心情とかが
静謐かつ
細やかかつ
読みやすい文章で紡がれ
主人公の心の移ろいゆくさまが
エピソードが綴られているのだけれど
身の周りの状況とか
登場人物の心情とかが
静謐かつ
細やかかつ
読みやすい文章で紡がれ
主人公の心の移ろいゆくさまが
すっと心に染みこんできて
ときには苦みを
ときにはさわやかさを
読後にもたらしてくれました。
ときには苦みを
ときにはさわやかさを
読後にもたらしてくれました。
表題作の『停電の夜に』は
関係がギクシャクしはじめた若い夫婦が
在住地区の電気設備復旧工事による
毎夜一時間の停電のあいだに
お互いの小さな秘密を
打ち明けあうという話だけれど
想像していた展開がみごとに覆され
「そう来ますか・・」と驚きつつも
関係がギクシャクしはじめた若い夫婦が
在住地区の電気設備復旧工事による
毎夜一時間の停電のあいだに
お互いの小さな秘密を
打ち明けあうという話だけれど
想像していた展開がみごとに覆され
「そう来ますか・・」と驚きつつも
大人な男女の駆け引きを
堪能したのでした。
一気に読破するような本ではないけれど
ちょっと時間の空いたときに
ちょっとずつ読んで
ちょっとずつの感情の揺れを愉しむには
ちょっと時間の空いたときに
ちょっとずつ読んで
ちょっとずつの感情の揺れを愉しむには
もってこいの本かなと思います。
埃をかぶっている本です。
ハリウッド映画のようなスピード感や
ド派手感に毒されていた僕には
なかなか手が伸びずにいた本でもあります。
でも最近は逆に
そういったものから遠ざかりつつあるせいか
ユウさんのブログを読んで
読んでみようかなという気持ちになりました。
知らない作家さん。(多分私が無知なんですけれど)
検索で肖像写真が出て来まして拝見いたしますと、女優さんのような容姿の方。
オオトモユウさんの評を読ませて頂くと、オー・ヘンリーのような・・・と思ったら
あっ・・、オー・ヘンリー賞受賞されてるんですね。なるほど。
あえて一気に読みたくないような、
大事に大事に少しずつ読んで、その世界や雰囲気を長く味わいたいような。
図書カードのプレゼントが素敵な本になって
知人の方もうれしいはず!