キャロリング
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/02/09 02:00:36
雪が落ちてくる
天からいくつもいくつも落ちてくる
寂しさを抱えながら
悲しさを抱えながら
それは幾重にも重なり
景色を埋めていく
それは凍えた手に触れ
手にした蝋燭の明かりを冷たく揺らす
静かに讃美歌が聴こえる
それはせめてもの暖かなセレモニー
私は灯りを手にして街を歩く
雪は泣いているのか
祈りの歌声に
あなたは泣いているのか
雪に関する投稿がいくつかあったので
なんとなく浮かびました
学生のころキャロリングに参加したことがあります
その思い出も含めて・・・
厳かでした
いつもの街が違って見えましたね
そうそう、キャンドルに灯をともして讃美歌を唄いながら
街を歩くんです・・・
雰囲気もいい感じです
彼女と参加するとなかなかです?
ここからまたイメージを壊してしまうのですが
終わった後の軽食と暖かな飲み物の方に惹かれていました^^
クリスマスの街の雑踏の中での敬虔な祈り
カラーイルミネーションの中に降る真っ白な雪
二つの違ったものが一緒になる
そんな瞬間でしょうか
雪の中での小さな炎の列、独特な雰囲気と世界に心が浄化される感覚でしょうか。
景色を想像しただけで、厳かな気持ちになります。