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風の歌を聴け

【風の歌を聴け】(講談社文庫)∥村上 春樹
/[著]∥講談社∥2004.9∥・・・★★★★☆

「完璧な文章などといったものは存在しない
 完璧な絶望が存在しないようにね。」
学生時代、古本屋を巡っては買い集めていた
村上春樹さんのデビュー作を再読。特に何か
出来事が起きるわけでもなく、淡々と進んで
いく日常の中に潜んでいる、つかめそうで
つかみきれない摩訶不思議な村上ワールドを
堪能し、読書の原点に立ち返ることができた
ような。当時、生活していた風の匂いのよう
なものが蘇ってきて懐かしさで満たされた。

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2020/01/31 18:07
mimimiさん、ありがとうございます。
村上龍さんと言えば、「すべての男は消耗品である」ですかね?
今までご縁がなかったのですが、エイヤー!評判の良さそうな
「55歳のハローライフ」いっときますか。(^^)/
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2020/01/31 18:04
bookendさん、ありがとうございます。
高二の冬ですか。鮮明に覚えていらっしゃるんですね。

運命の読書を260円で・・・ある意味、生涯一の買い物!?
瞬発力の賜で、今のbookendさんがあるのかもしれませんね。

図書委員になって好きな本を入れてもらう、そんな経験したかったです。
今も脈々と読み継がれているとしたら、誇らしい気もちになりますね。

「世界の終わり~」は他方からも薦められていたのですが、上下巻読める?
不安が先行して後回しに。いっちょここらで、エイヤー!いっときますか。(^^)/
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2020/01/27 14:38
makishiさん、こんにちは。
makishiさんの書評は、いつも楽しみです。
私の学生時代は、村上春樹もみんな読んでましたが、
私は、村上龍も好きでした。
懐かしさを感じる、風の匂い、わかります。
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2020/01/27 10:27
『デレク・ハートフィールド』が実在の作家だと
信じていた高校2年生の冬を思い出す。

まだ消費税なんて無かった頃。
ポケットの小銭は300円しかなくて。
それでも本を買って読みたくて。
当時、260円だったこの本と巡りあったのは
運命だったかも知れないとまで思った。

図書委員だったから司書の先生にお願いして
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を入れてもらった。
今もあるならば、それを蔵書にしてもらったのは僕なのだ。

僕の高校以降の読書傾向を決定付けた一冊。
何度読んでも面白いのは、村上氏の原点だからなのだろうと思う。



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