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五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタの日記2014年7月1日(火)3

7月1日(火)3

【東大寺】


  東大寺に到着。プライベート・ツアーの場合、
  日程表というものは、特にありません。
  お客様と、その都度、相談しながら、進めてもOKです。

  一番、いい方法は、お客様の「日本ガイドブック」をちょっと、拝借。
  すると、行きたいところに、印がつけられています。

  そして、奈良観光の場合、間違いなく、「東大寺」がトップに君臨します。

     奈良観光ベスト10

    1: 東大寺
    2: 奈良公園
    3: 興福寺
    4: 春日大社
    5: 法隆寺
    6: 依水園
    7: 吉城園
    8: 唐招提寺
    9: 薬師寺
   10: ならまち

   (ゴタの経験による、ええかげんなデータ)


  さて、賓頭盧尊者の木像の前。

奥様 : Oh wonderful. The Buddha is sitting outside to greet us.
     あーら、素敵。お釈迦さまが、お出迎えですわ。


ゴタ : He's not Buddha. He's one of Buddha's 16 Rakan disciples.
     その人、お釈迦さまじゃないんです。16羅漢のおひとりです。

奥様 : Rakan ?
     羅漢って?

ゴタ : Rakan derives from arahat in Sunskrit.
     Its nominative is arahan.
     Rakan originally was called Arakan. And this Arakan is
     what arahan turned out.
     羅漢さんは、サンスクリット語のアラハットが語源です。
     その主格がアラハンでして、それが、アラカンになりました。

     
  敷居を跨いで中に入ります。大きな仏様が鎮座しています。
  昔、こんな漫才があった。

漫才師A : 奈良の大仏と、上野の西郷隆盛がけんかをしたら、
       どっちが勝つか?

漫才師B : わからないよ。

漫才師A : そんなことも、わからんのか? いいか。
       答は、奈良の大仏だ。
     
漫才師B : どうしてさ?

漫才師A : 奈良の大仏は、仏像(ぶつぞう=ぶつぞ!)
       西郷隆盛の像は、銅像(どうぞう=どうぞ!)

       「ぶつぞ!」 と言われて、「どうぞ!」

       と言って、ぶたせたら、負けじゃないか。


  だが、ここ、奈良の仏像も、銅で、鋳造された、銅像であります。
  西郷隆盛の像と、この廬舎那仏(るしゃなぶつ)の像が、出会った
  としても、お互い、「どうぞ」 (銅像) と遠慮しあうから、
  けんかは、いたしません。

  発願(建てろと言った人)は、聖武天皇。
  開基は、良弁(ろうべん)。
  大仏開眼は、752年AD。
  ただし、開眼当時の寺の名称は、「大和国金光明寺」といった。
  のち、東のおおでら(大寺)、そして、東大寺と、呼ばれるようになった。

  ただし、治承4年(1180年)と、永禄10年(1567年)の二度、
  戦火で焼失。もちろん、火を放ったほうが、仏敵だけど、
  また、寺のほうも、従順ではなかった。

  「こんなおおきな大仏さまが、後ろ盾なら、平家なんぞ、恐れるに足らず。」

  というような、うぬぼれが、寺には、あったのかも知れない。当時の奈良は、
  興福寺と合わせ、南都六宗と呼ばれる、絶大な力があったのです。

  さて、このブロンズ像、重さは、蓮華座と合わせ、
  380トン。座高14.98m。
  (創建時は、16m)。顔の長さ、5.33m。

  鋳造は、「三箇年八ヶ度」と言われており、747年11月6日に開始、
  749年12月8日に終了。この3年間に、8回に分けて、鋳造したため、
  このように、呼ばれています。

  つづく
  ゴタ  


  

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