やっとピアノを手離した
- カテゴリ:日記
- 2020/01/18 22:41:31
長いことずっと、部屋の隅で埃をかぶっていたピアノ。
今日やっと手離すことができました。
きっかけは、新聞の記事。
地元の地方紙に載っていた「ピアノを譲ってください」。
老人介護施設のロビーに置きたい、とのこと。
だれでも好きなときに弾けるようにしたいのだと。
ステキな施設だなー。
ウチのピアノ、すごく古いけど、どうなのかしら、と思いながら
電話してみたら、どうやらほかにも何件か
ピアノを譲りたい、という連絡が入っていたらしい。
なるほど。
どうやらみんな同じ感じ。
子供の頃習っていたピアノを、手離すきっかけがないまま
ずっと家に置いていた、ということみたい。
施設側では、できるだけ長く使えるピアノを欲しいということで
楽器屋さんの査定(?)を受けることになった。
さて、ウチのピアノは、思っていたよりずっと状態がよかったらしい。
黴が多少あるし、鍵盤が水分で膨らんでしまっているものもあるけれど
それは調整できる範囲のものだとのこと。
それに、元々けっこう良いランクのピアノだったようだ。
マホガニー色の木目タイプで、猫足。
普通の黒いピアノより、お高いものなんだって。
これなら施設で長く使ってもらえるかも、と思った……
……のだけれど。
大きな落とし穴があった。
メーカーが、すでになくなっていたのだった。
国産のピアノだったんだけど、メーカーはかなり前に
やめてしまったようで……倒産?……なのかどうなのか
最盛期には日本に100を超えるピアノのメーカーがあったのが
今現在は3社のみになってしまったのだと楽器屋さんが教えてくれた。
メーカーがない、ということは、
故障がおきたときに部品を調達できない、ということ。
楽器は繊細なものだから、環境が変わると
どんな故障がでるかわからない、のだそうだ。
ということで、残念ながらウチのピアノは落選してしまったの。
ピアノ、大陸に渡ることになりました。
中国では、壊れたら部品をなんとか作って、使ってくれるんですって。
今日、引き取りの大きなトラックが来てくれて、
驚くようなプロの技で、ほんの10分ほどで
ピアノを運び出して、持っていってくれました。
ウチで放置されたまま埃をかぶっているより
だれかに弾いてもらえたら、ピアノも幸せよね。
施設に寄付だったら、お金はかからなかったんだけどなぁ。
大陸に渡るためのお金を、処分費として負担する羽目になったのが
ちょっと予定外だったわー。
でもピアノを置いてた場所が空いたのですっきり。
そのうち本棚を置くつもり。
よかったね。
ピアノも喜んでいるわ。
近所の女の子が習い始めて 使いたいと言ってくれたので
引き取り側の方が 運送費を出してくれて
お嫁入しました♪
場所も取るし この先だれも使わないものを
ずっと置いておくより よかったです。
そういう施設に寄付っていう案もあったんですよね
その時は まったく気づきませんでした。。。^^
希望通りに寄付できなくて、残念だったすね(´・ω・`)
運ぶ間に壊れるリスクもあるし、仕方ないすね(^_^;
当初の希望通りにはならなくて、処分費がかかっちゃったけれど
ピアノを処分できて、また誰かに使ってもらえそうでよかったですね(^▽^)
うちの実家にも古いエレクトーンがあります~。
壊れているし、直しても弾く人もいないから、早く処分したほうがいいんだろうなあ(^^;