イラン軍司令官殺害作戦は選ばないと思った国防省。
- カテゴリ:ニュース
- 2020/01/08 07:21:59
ウクライナ国際航空のボーイング737型旅客機が8日、イランの首都テヘランの空港を離陸した直後に墜落した。
乗客乗員176人全員死亡。 エンジン火災が原因。
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私は昨日、灯油とガソリンを買いに行きました。
値上がりするかと思って。
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イランがイラクの米軍基地に弾道ミサイル数十発を発射。
30弾以上が着弾。
イランとアメリカの戦争が始まったのかも知れない。
直後に円高が進行した。
この瞬間にFXの個人投資家が破産したかも知れない。
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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/01/post-92076.php
イランへの報復攻撃を選ぶ時に、官僚はトランプに多数の選択肢を示したという。
その中にイラン軍 カセニ・スレイマニ司令官殺害、という項目があったがトランプはコレを選択した。
過激な対応にアメリカ国防省は驚いた。
そうは言ってもカセニ・スレイマニ司令官殺害は実行可能な作戦なので無人機による攻撃を敢行。
見事イランの英雄は死亡した。
トランプは今まで米軍無人機撃墜事件、サウジアラビア石油施設攻撃事件、米軍基地襲撃による民間人殺害、イラクの米大使館攻撃事件で「反撃せねば、反撃せねば」 と焦っていた。
そしてトランプが重い腰を上げたと思ったらイラン司令官殺害を命じたわけだ。
去年、アメリカの報道では「ボルトン大統領補佐官を解任したトランプ大統領はイランに反撃する気持ちがない」と断言していた。
実際、トランプは株価ばかり気にして軍事的報復は一切してこなかった。
経済圧力と関税を用い、西側諸国がイランの原油を買わなければ軍事力は必要ないと考えていたのだろう。
ドイツのメルケルに散々説教されたトランプはイラン、イラク、北朝鮮を抑え込むのに軍事力は使わない という信念を持っていたように思う。
ところが昨今、支持率が落ちてきているような気がする。
イランの度重なる攻撃に何ら手を打たないトランプの手法はアメリカ人にとって
「何だか頼りない大統領だなぁ」と思わせるのに十分だった。
このままでは今年の大統領選挙で落選する。
ただ、それが怖くてトランプはイラン軍司令官 殺害を命じたような気がする。
司令官殺害を選んでもらっては困るのだったら、そもそも最初からトランプに「敵司令官殺害が可能です」という選択肢を示すべきではなかった。
トランプは素人政治家なのだ。
73歳の老人に「好きなスイッチを押してください」と言えば真っ先に核ミサイル発射ボタンを押す可能性すらある。
今後は国防省も迂闊な選択肢はトランプに示さないだろう。
誰だったか、トランプの閣僚がこう言っていた。
「我々はトランプが余計な書類を見ないように、一部の書類を捨てていた」そうだ。
トランプが見ていい書類、見せたら危ない書類、捨てたほうがいい書類が大統領の机の上に積み上げられていた訳だ。
トランプは子供のように危険な選択を繰り返してきた、という話もある。
世界一の軍事大国が素人政治家の思いつきで動かされている現実に戦慄を覚える。