Nicotto Town



和名のこと


ここ何年も、せっかくちゃんとした和名があるのに、
やたらと外国語でカタカナ表記するものが増えてきたように思います。

数年前ですが、園芸店の店先で、「あじさい」の鉢に「ハイドランジア」と書いてあったのには卒倒しそうになりました~。
あじさいのなにがいけないのか!
あじさい、の方が風情がありますよ。

俳句の季語の本に「エンジェルズトランペット」というやけに長い名前の花があって
何かと思えば「曼荼羅華」だったんです。
まんだらげ、です。
思うんですが、「ハイドランジア」とか「エンジェルズトランペット」を俳句とか短歌に詠み込むのは文字数的にかなりつらくないですか~?
いや、チャレンジする方をとめはしませんよ。
でもなあ。
あじさい、や、まんだらげ、の方が私は好きです。

さて、この話題は、めいさんとのメッセージのやりとりで、
ラフランスが話題になったのがきっかけです。
ラフランスの和名はなんでしょう?

洋梨、なんです。

ヨーロッパの民話の翻訳などで「梨」が出て来る事があります。
これらは勿論、日本の梨ではなく、「洋梨」なわけです。

この洋梨が印象的に使われている物語のひとつに「ピノキオ」があります。
冒頭、貧しいジュゼッペおじいさんは、生命を得たピノキオの空腹を満たすために、梨を与えるんです。
皮を剥き、シンを除いて、美味しい果肉の部分を与えました。
芯と皮は自分で食べようと思っていたのです。
自分も空腹だったからですね。
でも、ピノキオが泣くので、それらも与えてしまう。
確かそう言うシーンだったと記憶しております。

これが、「ラフランス」だったらどうよ。
ピノキオとジュゼッペおじいさんが住んでいるのは、名前からもわかるとおり
イタリアなんですよ。
イタリアで、ラフランス……いやいや洋梨はほぼヨーロッパの全域でできるはずです。
ここは、梨であってほしい。

フランスの作曲家サティには、「梨の形をした三つの小品」があります。
勿論これも洋梨。
あの独特のフォルムを想像してほしいです。
まあそれが曲になるのか、とは聞かないで下さい。
サティはひねくれた作曲家なので……。
でも、これが「ラフランスの形をしたミッスの小品」だったら……。
う~ん……。

日本語でちゃんと名前のあるものは、あまり変えて欲しくはありません~。

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2019/11/30 01:30
>jijiさん
北イタリア全体で……という事ですかね? 細長い北イタリアの梨、食べてみたいですね~。検疫があるから行かないと食べられないでしょうが……
イタリアの野菜がいくらか日本でも食べられるようになってきたので(アーティチョークとか!)、いずれはイタリアの果物も入ってこないかな、と思います。
今だとたぶんブラッドオレンジだけですね(これはシチリアですね)。
ピノキオの歌も聞いてみたいです。これはYouTubeあたりで出てきそうですねw
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2019/11/29 23:22
私は、英語表記になるのは、大歓迎ですw 花の名前を英語で覚えやすくなるし。花の絵を描くときに英語名を知らないと外人と会話にならないときがあるので、どんどん英語表記にしてほしい^^ 

でも、ラフランスは、日本の造語じゃないでしょうかねぇ?国を表記するとき、国を表す単語の前に、il とかla とかつくのですが(イタリア語がそうなので、たぶん、フランス語も同じと思う)、フランスは、英語で、フランス語ではないと思うのですが。そして、たぶん、La Francaise (フランス語で国家、フランス)と言いたかったのではないかなぁ~ 

こういう、ややこしい造語が、余計にややこしくしているのでしょうね~

そして、もちろん、イタリアで洋ナシ食べれますよ。北イタリアでは、11月が食べごろです。でも、ラフランスとはいいませんw 南イタリアが、洋ナシ食べるかどうかわかりませんが。ピノッキオの話は、北イタリアが舞台なので、ピノッキオの食べた、洋ナシは、日本のラフランスのようなごつごつとしたやつではなく、イタリアに多い、細長い洋ナシだったのではないかなぁと思います。そして、ピノッキオはイタリアではとっても日記があって、日本に桃太郎の歌があるように、誰でも知っているピノッキオの歌があります。イタリア人の友人が歌ってくれるのですが、とっても可愛いですよ。ベニスなど行けば、ピノッキオの木のお人形が売っていたりします。
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2019/11/29 22:02
;^^)…御花はイキモノ …でもって 期間限定っぽぃ存在…
 在庫が残るなら 御店は大ダメージ… 色々試行錯誤した結果と思いたいですがネ
うさ姉の心配事がそのままッテ 御店も在ったしネ…
ユエに 後がない…追い込まれた…苦渋の決断… と思って気にしない事にしてますネ;^^)
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2019/11/29 16:06
こんにちは 
いつも翔さんの日記は知性で溢れていますねw
梨は梨であってほしい。。。うんうん
サティの楽曲は面白い曲名が多いですよね~
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」とか♥
この名前の小説が大好きなのです。。。ピアノ教室での少女たちの話です☆
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2019/11/29 14:41
>優coさん
ラフランスは品種名でしたか!
ということはこの品種が日本を席巻しているのかな~。
ちと不勉強でした。
教えていただいてありがとうです。
日本でもかなり栽培されるようになったのは出荷数でわかりますが、
いずれは日本で改良された品種が出てくるかもしれませんね。
ハイドランジアは確かにシーボルトがつけた名前です。
こういう逆輸入はなんだかなあ、と感じる事があります~。
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2019/11/29 14:38
>らいなさん
ああ、確かにっ。
外国から入ってきて、元の名前の方があとからつけられた和名よりメジャーなものもありましたね。
確かにライラックなどはライラックかリラと呼ばれている方が普通に感じます~。
曼荼羅華という名前も本来は支那であてられた漢字ですから、何をさすのかはいささか、不確かですね。
ただ、エンジェルズトランペットという長い名前(それはそれで、確かにそんな感じの花に見えます)が、
インパクトがあって、憶えていたんです。
俳句に使うには、かなり厳しいw
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2019/11/29 14:35
>kyo5さん
うん。ハイカラに感じたり、新しい種類と勘違いするのかもね~。
なんだか客を騙しているようで、私はあんまり好きじゃないんだよ。
だからそういうものに対してちょっと点がからいのかもだよ~
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2019/11/28 23:14
アジサイはシーボルトが外国に紹介した花でしたっけ?
オタクサ(お滝さん)と。
外国で品種改良されたものを逆輸入したのをハイドランジアというそうですが…

ラ・フランスは洋梨(Pear)の中の一つで、その他にもいろんな種類があるようです
和梨でも、二十世紀や幸水、豊水、桃水、晩三吉 などのような感じかな?

映画『ゴースト』の中で 二十世紀が 『なし』と呼ばれてましたネ(*´∇`*)
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2019/11/28 23:12
こんばんは♪
彼岸花→曼珠沙華→リコリスとかでしょうか…。
ライラック←リラ←紫丁香花とかは逆にわからないですね~。
一般的な曼荼羅華の花は朝顔っぽくて、エンジェルストランペットは下に向いて
まるで木のように咲いているので全く別の花だと思っていました。
勉強になります♪
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2019/11/28 21:53
;^_^) アハハハハ… ウン 在るよねそぅ云う感じのヤツ…
 多分 ヨコモジ名で 客引き効果を出してるのでしょぅ… …アジサイ好きの人は 洋名の鉢に魅力を感じて購入…
育てて後 以前育ててたのと同じジャン!? …と気が付くまで 洋名の毛色が違う ヤツだと思ってるのでしょぅかネ…?;>m<)



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