Nicotto Town



名古屋の大須にアキバがあった


BSで『新日本紀行』を見てたらオドロいた。
名古屋の大須という町に、昔のアキバ的な電子街があるんですね。
25年ほど前、アキバから誘致して70軒以上が移ってきたと知り二度ビックリ。

番組では一人の店主に密着してたけど、これがまあ、スゴイ爺さんだった。
あらゆる電化・電子製品の基盤やパーツをバラ売りしている。
もちろん見ただけでどんな部品か説明できる。それだけではない。

依頼された古いビデオデッキを修理するという。
開けて簡単にバラし、ダメっぽいICの品番をネットで調べ、
おそらく特性の似た代替部品に置き換えるのだろう。これも凄いけど。

100V用アダプターが断線したので直してほしいと客が来た。
もちろんバラす。本体からピコと出ている緩衝材部分もキチンと生かす。
40分ほどで修理完了。おそらく数百円で直すのだろう。真の『匠』である。

面白いのは、爺さんは半導体系中心にやっているが、息子が真空管専門なトコ。
高級オーディオ用のアッテネータ(ボリュームね)を息子が自作してる。
超高級ブランドの金属皮膜抵抗を数十個美しく配置してハンダづけ。素晴らしい。

トーシロが見たらゴミ屋敷と思うような店の佇まいだが、私はワクワクする。
行きたいなー。いや、やりたいと言ったほうが正確かもしれん。
だが技術的な問題が壁として立ちはだかり断念している。グヤジイ。

こうした古株の電子・電気屋に共通するのは『直す』という信条だ。
技術を駆使して作られた便利な機械がせっかく世に生を受けたんだから、
使い続けてやろうという意気込み。大和民族農耕系の美徳だと思う。

愛知在住の方、電子製品がアウトになったら一度相談してみたらどうかしら。
携帯やスマホ、MP4プレーヤーなんかは無理かもしれないけど、
馴れ親しんだ愛器がトラブったら、ぜひ入院させてほしいものです。

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