この映画は興味があったけど、水野晴郎じゃあるまいし何でも映画を見るわけにも行かない。
テレビで放送するというので予約録画しておいた。
現代に何の理由もなくタイムスリップしたヒトラーがドイツの敗北を知り、ドイツ国民と政治が堕落しきっている事に失望しテレビ番組の中でドイツは再び立ち上がらなくてはならないと演説をする。
ヒトラーは「私は殺せない。私は君たちの心のなかに居る」と述べる。
タイムスリップしたヒトラーは幻想だと捉えることも出来る。
そして彼は政治家としてドイツに君臨するべく行動を起こすのだった。
主人公のヒトラー役はオリヴァー・マスッチが演じるが特殊メイクするのに2時間かかる。
ヒトラーの残虐性を非常に抑えめに表現したため、ナチスの暴虐ぶりを知っていると違和感を感じる。
ユダヤ人が毒ガスで処刑される時は青酸ガスではなく殺虫剤で時間をかけて死んでいった。
というのも殺虫剤なら手軽に手に入ったから。
ユダヤ人達は何時間もかけて殺虫剤の毒で殺されていったわけだ。
戦後モサドはナチス残党を探し出し暗殺していったという。
イスラエルを建国するためにパレスチナが迫害され何度となく中東戦争が繰り返された。
そういったゴタゴタを国連は傍観してきた感がある。
そしてソ連の戦車部隊と激突し、ソ連戦車の数に負けた。
ヒットラーの本当の父親はユダヤ人だし、
ヒットラーの女房のお爺さんとお婆さんもユダヤ人だし、
ヒットラーの跡継ぎ呼びしてた奴も親戚がユダヤ人だし、
あの連中は頭が変な奇人だと思うコロ。
そうなるとヒトラーとしての説得力はとたんに失せる。
ヒトラーの残虐性がそんなに感じられなくて 少し違和感かんじました。