Nicotto Town


まったり時間。


【お話】誕生日の贈り物。

友だちに、誕生日プレゼント。月の光に香る花束と、星の光がはじけるサイダー。喜んでくれるかな?

もらったステキコーデ♪:8

うわあ、急がなくちゃ。遅刻だよ、


パーティーがあるんだ。友だちが、誕生日なんだよ。

招待されたのは良いんだけど、良さそうなプレゼントが見つからなくて、

こんなぎりぎりまで、あちこちうろついてしまったよ。

その結果、決めたのがこれ。月光の中で花開く、甘い香りの花をあつめて、

星の光がぱちぱちはじける、魔法小路のサイダーを、瓶に詰めてもらった。

花束には、優美さの呪文つき。

香りに包まれたら、疲れが取れるように。幸せな気分になれるように。

サイダーには、思い出の祈り入り。

一口飲んだら、さわやかな味といっしょに、

小さくてちょっとした、でも幸せな記憶が、ぱちん、ぱちんと、泡のように現れる。

すてきな宝石や、豪華なドレスは、予算が足りなくて手が届かなかった。

その代わり、いっしょうけんめい考えて、友達が喜ぶものを探したんだ。

パーティーの時間、ぎりぎりまでうろついて、一番きれいな花と、一番透き通ったサイダーを選んでいたから、

ラッピングが間に合わなくて、プレゼントがむき出しになっちゃったけど、

ねえ、どう思う?

あの子、喜んでくれるかな。


***


こんなプレゼントだったら、うれしいですよね。




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