戦争に良い戦争はない。すべて人殺しです
- カテゴリ:日記
- 2019/08/21 03:08:48
瀬戸内寂聴さんは、背骨の圧迫骨折で入院し、胆囊(たんのう)がんの手術を受けた。退院後も4カ月間、寝たきりのような状態だった。病み上がりにもかかわらず、突然、「国会前に行く。そのまま死んでもいい」と秘書に告げ、2015年、安倍政権が安全保障法制の成立をめざしたころ。国会前で抗議のデモが繰り広げられていた。京都から車いすで駆けつけた寂聴さんは「すぐ後ろに軍靴(ぐんか)の音が聞こえるような時代になった」と表現。
(とある三大紙の新聞社の記事より)
瀬戸内寂聴さんの言葉「戦争はすべて悪だと、たとえ殺されても言い続けます。」 私も同じです。
為政者が黙り、真実を覆い隠せば、国民の右傾化が始まる…。不戦の誓いは守らなくては、いけない。
浅見絅斎が方向性を作ったいわゆる「日本教」(名付け親は評論家の山本七平)は、ナショナリズムとは違うものですね。
1954年にオクラホマ大学教授のマズファー・シェリフとキャロライン・シェリフによってロバーズ・ケーブ行われた州立公園で行なわれたサマーキャンプの実験で、集団帰属意識は人間の本能でという検証が行なわれたのですが、あまりにも危険で明らかな結果が出たからそのあとは行なわれていないっていう事件があります。人は帰属する集団を自然に応援するし、貢献しようってするってことです。
大坂なおみさんについては、人間は自分と違うものは区別しようとする本能があるから、肌の色が違うとか、頭がいいとか、着ているものがぼろとか、違うものを排除する傾向があることもわかっています。
「日本教」はおそらくは日本独特の考え方で根本に「怨霊信仰」があります。浅見絅斎は「勝手に天皇の心情なるものを仮定し、一方的にこれにじこの心情を仮託してこれと一体化し、全く純粋に私心なくそれを行動に移したら、その行為は法に触れても倫理的に立派だということになる。」ことを目的にして論陣を張っています。朱子学の忠誠の対象は将軍ではなくて天皇なので、こういう考えになります。
殺人事件の被害者について、「ホントに怖かったよね、犯人のこと許せないよね」と被害者の気持ちに成り代わって犯人に向ける憎悪というのが一番近いです。
海外ではこういう考え方はしないからほとんど理解されません。あいつは身内を殺した。許せない。と自分の気持ちで言います。
現政権も同じような理論を使っていて、支持している人たちが望んでいるんだら、法案を作りましょう。だけど議論するだけの能力はないからとっとと進めます。だって、いいことなんだから問題ないでしょう。って話ですが、野党はこの理論がわかっていないからとんちんかんな反論になっているんです。
ちなみにリベラルと呼ばれる人たちは、トランプが再選するとアメリカアを見捨てる可能性があります。彼らは国境なんて意味がなくて、「自分達の社会にきちんと貢献できるのであれば人種も国政も性別も関係ないって考え方で」、貢献できないなら見捨てるから、戦争と同じくらい悲惨なことになるかもです。
日本人の内なる厄介さを持ち合わせいる?ってこと?
穏やかなトコでは、オリンピック・ワールドカップなどの国際試合で、出てくるナショナリズム?「日本頑張れ!」って事?
ん?それって、どの国でも、当てはまりそう…。そう言えば、大坂なおみさんの国民栄誉賞の声が上がらないですね。
ハーフだから? 日本語があまり喋れず、肌の色・顔だちのせい?グランドスラム2連覇しているのに?
あ!閑話休題!(๑˃̵ᴗ˂̵)
でも、為政者が聞く耳持たなければ、「バカ!バカ!」と言い続けしか…。「こんな人たち!」と、一刀両断されて、お終いかな?(`・ω・´)
「尊皇攘夷」からって考えると今の状況をきちんと理解できなくなります。
もともとは「天地明察」の渋川春海の師でもあった山崎闇斎の弟子の浅見絅斎から始まっています。
忠臣蔵に関する私の日記でも書いたのですが、浅見絅斎は「史実」では吉良上野介の後ろから切り掛かって怪我をさせた浅見内匠頭が刃傷切腹の決まり通りに切腹となったのを怨んで吉良上野介を殺した事件(忠臣蔵で私たちが知っているお話とは違います)について、主君を思っての行動で、少々問題があっても「正しいこと」を成し遂げたから褒められるべきで、(同じ山崎闇斎の弟子の佐藤直方に)ケチをつけるなとまで主張しています。この考え方が主流となって水戸学になり、尊皇攘夷と発展していきます。
今政権がやってきた、いわゆる戦争法案とかテロ防止法案とかも、強行採決はちょっと問題かもしれないけれど、法案は日本のためになるのだから、問題ないでしょうって考え方なんです。
護憲派の「九条守れ」も憲法全体で見れば問題の部分もあるけれど、「9条」を守るのは絶対に正しいことだから、守るのは正義だってことです。
浅見絅斎が主張した「違法なこと」であっても「正しいこと」があるという考え方が熟成されて、日本人の考え方になっていうところが問題にもなっています。
だから、平和を主張する人も、考えが違う人に対して、ひどい言葉を投げつけたりします。
それは平和ってことなの?って思いますが。
瀬戸内寂聴さんの「殺したがるバカども」も「正しいかもしれないけれど相手には伝わらない」言葉ですね。
語彙を増やし、意味をよく調べ、精査して使わないとイケマセンね。
だから、いくつか前の日記が右翼派に攻撃され続けたんですね。
チョット前に、右翼について知りました。元は、幕末の「尊王攘夷」から始まるのですね。
「神州」日本思想が…
そして、維新を経て、洋化政策を推し進める、大久保利通を首魁とする政府に、不満が高まった「尊王攘夷」派の武士達が各地で反乱を起こす。
この状況を予期し、備えをした、大久保利通は、まるで草刈りの様に鎮圧する…
武士の世の中は終わったが、思想だけが生き残った。「秋月の乱」「神風連の乱」の思想だ。今現在の右翼団体も、このどちらかに繋がるそうです…
そして、皮肉にも、日露戦争以降、陸軍内に「神州不滅」の思想が芽生え、国民感情に後押しされ、米国に戦いを挑む事になる…
だからこそ、「不戦!平和!」の声を上げ続けないと。今の日本は、日露戦争直後・日比谷焼き討ちの頃と似てませんか?
>「平和、平和と叫ぶだけではなんも解決しない」
なんて偉そうなことを言っている方、
歴史が示す通り、叫び続けないと、確実に戦争は
近づいてきます!
この部分に引っかかったので反論しますね。
「平和と叫ぶだけではなにも解決しない」というのは偉そうなのですね。
私にしてみればなぜわざわざ「偉そう」ってつけて喧嘩を売るようなマネをするのか理解できませんが、「偉そう」って言われたってことは、「平和って叫ぶ以外の解決策を探ろう」とする人に対して喧嘩を売ったと受けとります。
そんなつもりはなかったとか言葉の綾とか言わないでね。
「私は立法府の長です」って言い放った安倍総理の言葉を「単なる言い間違い」として議事録から削除した自民党と同じだよ。
それに今世間で騒ぎになっている「あおり運転」も一部例外は除いて「あおられた方」も無茶しているんじゃないの?って思っているけれど、「偉そうに」はそういう神経を逆撫でする言葉なんだよ。
歴史が示すとおりなんだ。どのあたりの歴史なのかなあ。
第一次世界大戦の反省から、平和のために国際連盟を作って「平和」をって努力していたけれど第二次世界大戦は起こったよね。
ユーゴスラビア内戦のときも、湾岸戦争のときも反戦を叫んでいた人たちはたくさんいたけど戦争は起こったよね。
シリア内戦もそうだし、他のところでも平和が一番って訴えていた人たちがたくさんいても戦争は起こっている。
それは平和を叫び続けても戦争が起こった例外なの?
今の日本もずっとずっと戦後74年も戦争反対、平和が一番って叫び続けているけど今の状態だよ。
根本的な問題は、なぜ戦争に突き進むような政権が支持されるかってことじゃないの?
トランプ政権や安倍政権を指示する人たちは「プアホワイト」とか「ネトウヨ」と呼ばれる「自分達が持っている唯一のアイデンティティ」が「白人である」とか「日本人」であるっていうことしかない人たちで、3割くらい存在します。統計で調べると彼らが絶望して自殺したり犯罪に走る例が多くて、「こんなに未来に何にもないのなら世界なんて滅んでしまえ」って考える人たちが多いってこと。
それをなんとかしないとダメだっていうのが、「偉そう」なことなんだね。
喧嘩を売るような言葉を使うってことは「反撃」されるってことだよ。
しかし、現状は「平和を愛する日本人」なんて
「礼儀正しい日本人」などど同様に幻影に・・
今や外交努力による解決など元々政権が苦手なため、
誰も言わないですね・・
軍事力による国際紛争解決を叫ぶ方はニコに限らず
日本中にあふれています・・
イージスアショアの設置に反対する人達は「非国民」と
罵られているとか・・。どの時代かと思うような事ですが、
政権が目指す戦前回帰が相当進んでいますね・・
どうしてもやりたければ戦いの好きな人達だけで
気のすむまで殺し合いをしてください。女、子供たちを
犠牲にして逃げるのはやめてください!
「平和、平和と叫ぶだけではなんも解決しない」
なんて偉そうなことを言っている方、
歴史が示す通り、叫び続けないと、確実に戦争は
近づいてきます!
戦争を知らない世代だから・・・なのでしょうか。
今の時代、戦争=人類滅亡に繋がるかもしれないのに・・・。
愚かな人類が道を誤らないことを願うばかりです♪
本当に役に立たない兵器に、
税金を使うのも反対です。
知的でクリエイティブな仕事だけは他からの参入にはハードルが高いため、持てるものは富み、持てないものはじり貧になっていきます。
加えて、現代は「合法的」な一夫多妻制度なので、持てる男性は生涯で何人もの女性と付き合えますが、持てない男性は、相手にもしてもらえません。合法的なのは結婚しても離婚すれば別の女性と結婚できることです。
経済的な貧困はいくらかの援助ができますが、恋愛にあぶれた人たちに対する援助はどうやったらいいのかわからない状態です。もてない同志でくっつけなんてとても言えないでしょう?
右傾化はこういうあぶれてしまったマジョリティ(アメリカでいうならプアホワイトたち)が、外国からやって来た人たちのせいで俺たちが苦しんでいるなので、単純にやっつけてやるにしかならないです。
彼らにとっては、自分たちが苦しいから、自分たちを救ってくれる政治家を探して支持しているから、戦争反対って言い続けても響かずなのです。
ここの部分を解決するとたぶん「ノーベル平和賞」がもらえるよー
長々とごめんね。
戦争反対は当然のことですが、なぜ国民が右傾化するか、社会で何が起こっているかをよく知って解決しなければ前に進めません。戦争をすると悲惨なことになりますが、戦争をしなくても現状はまったく変わらないからです。右傾化している人たちの心にまったく響かないのはそこに原因があります。
現代の世界は急激な勢いで「リベラル化」しています。
「上級国民/下級国民」橘玲著によると。
”リベラル派、人種、出自、宗教、国籍、性別、年齢、性的志向、障がいの有無などによるいっさいの差別を認めません。なぜならそれらは、本人の意思や努力ではどうしようもないことで自己実現を阻むからです。
しかしこれは逆にいうと、「本人の意思(やる気)で格差が生じるのは当然だ」「努力は正当に評価され、社会的な地位や経済的なゆたかさに反映されるべきだ」ということになります。これが「能力主義(メリトクラシー)」であり、リベラルな社会の本質です。”
具体的にいえば、志望する学校の試験に受かると努力が称賛され、落ちると努力が足らなかったと責められる。会社で仕事ができるできないも努力の成果だとされる。つまり、失敗したのはあなたがダメだったからでしょう?って世界にどんどんなっていっているんです。
右傾化は、「知識社会化・リベラル化・グローバル化」への抵抗で、「言ってはいけない」風にいえば、現代の社会で何が起こっているかが理解できない(誰も説明してくれないから)から、わかりやすいものに飛びつくのです。
”世界を「俺たち(善)」と「奴ら(悪)」に分割し、善悪二元論で理解しようとするのは、それがいちばんわかりやすいからです。古代ギリシャの叙事詩からハリウッド映画まで、人類はえんえんと善が悪を征伐する物語を紡いできました。世界を複雑なものとして受け入れることや、自分たちが「悪」で相手が
善」かもしれない可能性を疑うことは、この単純な世界観をはげしく動揺させるのです。
現代社会を蝕む病は、脆弱なアイデンティティしか持てなくなったひとたちがますます増えていることです。彼らは名目上はマジョリティですが意識のうえでは「社会的弱者」で、だからこそ自分より弱いマイノリティにはげしい憎悪を向けます。”
そういう意識を利用しているのがトランプ氏や安倍氏などの右傾化した政治家です。
ごめんね、つづく。
あったためしがない。
- ベンジャミン・フランクリン -
え、ウソ、マジ? それ死んじゃうじゃん、痛いじゃん、悲しいじゃん。信じらんなーい!
こんな未来が早く来ますように
戦争は・・絶対反対・・。
昨日TVでフェイクニュースについてやってました・・。
怖い(uдu*)σσ・‥…━━━★DЁSЦ