「ねえお兄ちゃん」

「ん？どうした妹よ」

「あのね、私ね、大きくなったらね、お兄ちゃんのおヨネさんになるの！」

「え？マジ？」

「うん！大きくなったら必ずなるからね、約束だよっ！」

「そうか、おヨネさんか・・・・・・
え？お嫁さんじゃなくて？？」

「ちょっと何言ってるかわかんないです」

「いやわかるだろっ！」

「いや、普通に血の繋がった兄妹で嫁とかキモいし」

「おヨネのほうが意味わかんねーよ！
説明してくれよ！」

「うーんとね、おヨネさんはね・・・・・・
お兄ちゃんにご飯作ったりね
お兄ちゃんと一緒に寝たりね
お兄ちゃんのお洗濯したりね
ヨネ友とランチしながらマウント取り合ったりね」

「いきなり怖えーよ！マウントの取り合いってなんだよ！
ママ友の闇だろそれ！
てかむしろヨネ友ってなんだよ」

「ヨネ友はヨネ友だよお兄ちゃん
わからないの？」

「え？何その普通に分からないお兄ちゃんちょっと哀れ
みたいな目線は！」

「だからね、妹はみんなね、おヨネさんになるの
そして自分のお兄ちゃんがね
どれだけカッコ良くて
高収入で
高身長で
高コレステロールで
高血圧かを自慢してね
マウントを取り合うんだよ」

「血圧とコレステロールはいらねぇだろっ！
それでマウント取り合うとかむしろヤバイよそれ！」

「血圧が１８０超えたらヨネ友グループのボスになれるんだよ」

「意味わかんねーよ！」

「そしてマウントの取り合いに疲れた私は
キッチンドランカーになり
毎日浴びるようにトマトジュースを飲むのです」

「それめっちゃ健康にいいよね！
いや、飲みすぎはダメだけど
酒よりははるかに健康的だよね！
何がしたいのっ！」

「とにかくね
おヨネさんにはおヨネさんで
お兄ちゃんにはわからない苦労が沢山あるのです」

「普通にわかりたくないよ！
むしろもっとわからないよ！」

「あとね
お兄ちゃんのパンツをね
マクラにかぶせて顔をうずめるとね
すごく幸せになれるの
そしてそのまま寝ると良い夢見れるの
とか色々な情報を共有するのがヨネ友グループなのです」

「オウフｗｗｗｗ今のは聞かなかったことにするでござるコポォｗｗｗ」

「それとね
お兄ちゃんのゴミ箱を毎日チェックするのも
おヨネさんのお仕事なのです」

「俺にプライベートはないのかっ！」

「エリエールから鼻セレブに変えてあげようか？」

「もうやめて！お兄ちゃんのライフはゼロよ！」

「パソコンのぉ～中にあるぅ～♪
やけに重たいフォルダァ～♪」

「え？？」

「巧みに偽装された【System】って名前のフォルダァ～♪」

「まて！貴様なぜそれを！」

「中身を全部私の可愛い写真に変えておいたから」

「オーマイガッ！」

「好きなだけ私を見ていいよお兄ちゃん！」

「ううっ、終わった・・・・・・
俺のハイパーエレトクトリカルライフが終わった」

「ちょっとお兄ちゃん何言ってるかわかんない」

「わからなくていい
今、一人の勇者が死んだとだけ言っておく」

「う～ん、相変わらずワケわかんないねお兄ちゃんは」

「ワケわかんないのは妹だよっ！
結局おヨネさんってなんなんだよ！」

「あ～～～、ここまで言ってわからないとか
お兄ちゃんはホントにどうしょうもないね
だからモテないんだよ」

「おおきなお世話だよ！」

「そんなだから血糖値も低いんだよ
もっと血圧上げていこうよ！」

「あげたくねーよ！！
両方全力でお断りだよっ！
つーかマジで意味わからん
おヨネさんてなんなんだよ」

「だからね、おヨネさんはね///////」

「うん」

「恥ずかしいからそう言ってるだけで
ホントは・・・・・・お嫁さんなのっ！/////////」

「え？でもさっきキモいって」

「そんなの嘘に決まってるじゃん！
どーしてそれがわかんないのよ
もうお兄ちゃんなんかしらないっ！
ガチムチのオッサンに掘られればいいんだ～～～～～！」

「ちょ、どこいくの妹～～～！
・・・・・・あ、部屋から出ていっちゃったよ
マジでなんだったんだ」



とかね
そんな妹が欲しかとです

どこに行けばいますか？

むしろどこで買えますか？

メルカリに売ってますか？

オプションでメガネとパジャマ付きますか？



まだまだ暑い日が続くね
暑すぎてアレがアレしてアレだから
こんな日記を書いてしまうんですよ

そう
ボクは悪くないんです
悪いのは８月の北半球なんです

それじゃイモパンをマクラにかぶせて
寝るとしますかな


ｸﾝｶｸﾝｶｽｰﾊｰｽｰﾊｰｸﾝｶｸﾝｶｽﾘｽﾘ