宗谷本線を北へ、稚内へ向かいます。
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2019/08/03 18:23:40
7月29日(月)
6時3分旭川発の宗谷本線に乗車。
この路線も廃止が検討されているようですが、
しかし、この列車は、乗客が多いです。
その多くが青春18切符利用の乗客らしき人ばかり。
この路線も廃止が検討されているようですが、
しかし、この列車は、乗客が多いです。
その多くが青春18切符利用の乗客らしき人ばかり。
ですから、2両編成です。
とはいえ、横のシートに
荷物を余裕で置いておける程度の混雑です。 ☆\(ーーメ) それ、混雑してない!
なぜ、この列車が人気かと言えば、
この列車は、日本国内を走る普通列車の中で、
一番走行時間が長く(6時間5分)
距離は二番目に長い!(259.4キロ)。
この列車は、日本国内を走る普通列車の中で、
一番走行時間が長く(6時間5分)
距離は二番目に長い!(259.4キロ)。
「そんなこと、自慢してどうするの!」
と思わずツッコんで ☆\(ーーメ) やりたくなるような、
ツッコミどころ満載の列車なのです!
と思わずツッコんで ☆\(ーーメ) やりたくなるような、
ツッコミどころ満載の列車なのです!
この日の旭川は、どんよりとした天気。
石狩平野の北端あたりでは、少し霧が晴れかかったのですが、
塩狩峠を越えると、やはり曇天。
石狩平野の北端あたりでは、少し霧が晴れかかったのですが、
塩狩峠を越えると、やはり曇天。
ちなみにこの塩狩峠。
旭川から札幌の方に流れる石狩川と、
名寄盆地を北に向かって流れる天塩川の分水嶺になる峠で、
峠の駅・塩狩は、
『氷点』の作者・三浦綾子の小説『塩狩峠』の舞台であり、
その記念館があるようです。
旭川から札幌の方に流れる石狩川と、
名寄盆地を北に向かって流れる天塩川の分水嶺になる峠で、
峠の駅・塩狩は、
『氷点』の作者・三浦綾子の小説『塩狩峠』の舞台であり、
その記念館があるようです。
『氷点』のドラマ自体は、
何も憶えていないのですが、
亡き母が見ていたので、
最終回の最後のシーンで、
雪の上に点々と残る足跡のあったのが
記憶に残っています。
何も憶えていないのですが、
亡き母が見ていたので、
最終回の最後のシーンで、
雪の上に点々と残る足跡のあったのが
記憶に残っています。
ちなみに峠の手前には、
樹木希林とピップエレキバンの会長とのCMで有名になった
比布駅があります。
樹木希林とピップエレキバンの会長とのCMで有名になった
比布駅があります。
小さい駅かと思ったら、
ここは旭川がある上川盆地の北の端なので、
この駅が終着駅である列車もあります。
もっとも4本だけですけど。
ここは旭川がある上川盆地の北の端なので、
この駅が終着駅である列車もあります。
もっとも4本だけですけど。
塩狩峠からは、士別を経由して名寄へと
列車は快調に駆け抜けていきます。
そして、名寄に近づくにつれ、
列車は快調に駆け抜けていきます。
そして、名寄に近づくにつれ、
高校生たちの乗客が増えてきます。
今や地方の赤字路線を支えている最大の乗客&利用者は、
高校生と言っても過言ではありません。
今や地方の赤字路線を支えている最大の乗客&利用者は、
高校生と言っても過言ではありません。
その名寄駅に到着し、
高校生たちが全員下車し、
ここで2両編成だった列車は後ろが切り離され、
前一両のみ運転となって、稚内へと向かうわけです。
高校生たちが全員下車し、
ここで2両編成だった列車は後ろが切り離され、
前一両のみ運転となって、稚内へと向かうわけです。
宗谷本線も名寄までなら、
普通でも一日12本ぐらいはあるのです。
旭川周辺だけの列車も含めれば、
20本ぐらいになるのでしょうか。
普通でも一日12本ぐらいはあるのです。
旭川周辺だけの列車も含めれば、
20本ぐらいになるのでしょうか。
しかし、名寄から先になると、
下り普通列車が4本、特急が3本。
下り普通列車が4本、特急が3本。
名寄のさらに先、音威子府からだと、
普通列車は、一日3本のみです。
普通列車は、一日3本のみです。
しかし、もう一日3本しか走っていないと、
地元の人の足の便にはなりません。
高校生の登下校ですら、
時間が折り合わないように思います。
ここまで本数が少ないと、
この路線の存在意義自体が怪しくなってきます。
地元の人の足の便にはなりません。
高校生の登下校ですら、
時間が折り合わないように思います。
ここまで本数が少ないと、
この路線の存在意義自体が怪しくなってきます。
つまり、特急で都市間を移動する乗客のための路線になっており、
普通列車しか停まらないほとんどの駅は、あって無きが如し。
普通列車しか停まらないほとんどの駅は、あって無きが如し。
実際、停まる駅のいずれにも乗客の姿はなく、
すごい駅になると、ホームが一両列車の半分の長さしかない!
すごい駅になると、ホームが一両列車の半分の長さしかない!
ワンマンカーなので、乗降は運転席のすぐ後の扉だけ。
ですから、そこの部分だけホームがあればいいということなのでしょう。
あと、真冬に備えて駅舎… らしきものが、一応あります。
ありますが、この駅舎を使っている人って、いるのかなあ?
ですから、そこの部分だけホームがあればいいということなのでしょう。
あと、真冬に備えて駅舎… らしきものが、一応あります。
ありますが、この駅舎を使っている人って、いるのかなあ?
一応、道がつながっているので、秘境駅とは言えませんが、
しかし、利用者がいない時点で、
もう存在意義は失われているのでしょう。
そういうわけで、宗谷本線の駅は、
しかし、利用者がいない時点で、
もう存在意義は失われているのでしょう。
そういうわけで、宗谷本線の駅は、
どんどん廃駅になっているみたいです。
音威子府を過ぎると、
今度は、汽笛を鳴らすことが多くなります。
なぜかと言えば、踏切はあっても遮断機がないからです。
だから、踏切の遙か手前で、
まだ列車が走っているんですよー、
と言うことを知らせるために、 ☆\(ーーメ) 列車が近づいていることを
知らせるためじゃ
一応汽笛を鳴らすのです。
今度は、汽笛を鳴らすことが多くなります。
なぜかと言えば、踏切はあっても遮断機がないからです。
だから、踏切の遙か手前で、
まだ列車が走っているんですよー、
と言うことを知らせるために、 ☆\(ーーメ) 列車が近づいていることを
知らせるためじゃ
一応汽笛を鳴らすのです。
ちなみに線路近くに鹿を見かけた時も、
汽笛を鳴らすようです。
ヒグマは線路近くでは見かけず、
猪は、ここまで寒いと生息できるのかな…。
汽笛を鳴らすようです。
ヒグマは線路近くでは見かけず、
猪は、ここまで寒いと生息できるのかな…。
野生動物は皆、サバイバルしているわけですが、
この北国では、サバイバルも並大抵のものではないようです。
この北国では、サバイバルも並大抵のものではないようです。
幌延を過ぎると、植生が変わってきました。
北アルプスの2500m前後で見かけるような、
森林限界を超えた風景になってきます。
北アルプスの2500m前後で見かけるような、
森林限界を超えた風景になってきます。
つまり、風の強さと寒さの厳しさで樹木が大きく育たず、
クマザサの草原が広がるようになってきます。
クマザサの草原が広がるようになってきます。
空はどんよりと垂れ込める雲。
晴れていれば、車窓からは、
広がる草原の向こうに利尻島の利尻岳、
通称・利尻富士が見えるはずなんですが、
見えるものは、霧の中に消えていく草原ばかり。
晴れていれば、車窓からは、
広がる草原の向こうに利尻島の利尻岳、
通称・利尻富士が見えるはずなんですが、
見えるものは、霧の中に消えていく草原ばかり。
それでも抜海駅を過ぎたところ、
海の向こうに利尻富士が見える絶景ポイントを通過する時、
列車はスピードを緩めてくれるのですが、
あああ~、何も見えない…。
海の向こうに利尻富士が見える絶景ポイントを通過する時、
列車はスピードを緩めてくれるのですが、
あああ~、何も見えない…。
この列車は、古き良き窓を開くことができる車両(従って冷房はなし)で、
ですから、車窓の風景を撮ろうと、
窓を開け放ってレンズを構えていた安寿にとって、
この仕打ちは、冷たい。
窓から吹き込む風に、身体は冷え切っていると言うのに。
ですから、車窓の風景を撮ろうと、
窓を開け放ってレンズを構えていた安寿にとって、
この仕打ちは、冷たい。
窓から吹き込む風に、身体は冷え切っていると言うのに。
12時8分、時間通りに稚内駅に到着。
稚内駅はガラス張りで、なんかモダンな感じです。
駅構内に、シネマもあります!
『天気の子』『アラジン』などが上映中。
稚内駅はガラス張りで、なんかモダンな感じです。
駅構内に、シネマもあります!
『天気の子』『アラジン』などが上映中。
稚内は、そこそこ大きな街です。
青函トンネルができる以前、
青森と函館の間を青函連絡船が走っていたように、
戦前日本において南樺太が日本の領土で会った時、
稚内から樺太の太泊(ロシア名、コルサコフ)の間を
稚泊連絡船が通っていた関係で、
ここは行く人来る人、
旅人が一夜の宿と食事を求めるために宿泊してきた街なのです。
ですから、旅人の扱いがわかっている感じがする街でした。
青函トンネルができる以前、
青森と函館の間を青函連絡船が走っていたように、
戦前日本において南樺太が日本の領土で会った時、
稚内から樺太の太泊(ロシア名、コルサコフ)の間を
稚泊連絡船が通っていた関係で、
ここは行く人来る人、
旅人が一夜の宿と食事を求めるために宿泊してきた街なのです。
ですから、旅人の扱いがわかっている感じがする街でした。
続く。