祇園祭
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/07/18 00:51:24
京都の夜
鴨川の土手の上
川面を見つめ
打ち上げ花火
ヒュルヒュルと天に舞い
落ちてくるは落下傘
ついでに見える空飛ぶ円盤
四条通を歩く
人、人、人
絣の着物が美しい
提灯が明るく鉾を照らしだす
新町通りに入る
夜店、芋を洗うような人
売り声に掛け声
それ以外は聞こえない
ここにも鉾はそそり立つ
お前そこで何してる
私は鉾に問いかける
あんた私の何なのさ
人、知らない人
触れる触れ合う肩と肩
何千人、何万人
マクドナルドのジュースが飲みたい
のどはヒリヒリ渇きっ放し
あの道化師は平気で私を見下す
四条大橋を渡る人
大名行列
こっちを見てる人
知らん顔で通り過ぎる人
土手の上の涼しさと
橋の上の人通り
花火に騒ぐ声
夜の川の黒の中へと消えていく
やがて川のせせらぎは鉾となり
私の前にそびえ立つ
鉾は私に問いかける
お前そこで何をしていると
荷物整理で捨てようとしたノートに書いてありました
学生の時に書いたものです
ここ数年同じものを
毎年7月中旬に思い出してアップしてます
また一年が過ぎました
あの時は猛暑
今年は異常な長梅雨
来年はどうなるのかな?
この詩自分でも好きです^^
楽しい想い出の旅でしたから
自分で言うのも変ですが
自然体でのびのび書いている感じ?
今は書けないかも・・・
また来年も登場させます
何かまた発見があるかな?
セカンドさんのこの詩を読むのも3回目でしょうか
矢張、良い詩と思います
今年も新しい発見がありました
今までは鉾に視点が行っていましたが、冒頭の町の様子に、彩りを感じました
艶やかな京の町並み、騒々しさも
肌に感じるようです