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ウイルス戦争 神は死んだ


ランサムウェアに身代金5400万円を奪われる

https://gigazine.net/news/20190708-ransomware-attacked-city-pay-to-hacker/

アメリカのフロリダ州にあるレイクシティ市の市役所がランサムウェアに襲われ、あらゆるファイルを暗号化されたためコンピュータ業務の全てがストップし、市民は原始的な方法で公共料金支払いを行うなど大打撃を受けたとされる。
暗号化されたファイルは拡張子「.RYK」になった為、一切アクセス不能になった。
メールから感染したトロイの木馬型マルウェアが暴れまくり、コンピュータ担当者が気づいたときにはすでに手遅れだった。
市の技術者はシステム復旧を断念。
市は約50万ドル相当42ビットコインを身代金として犯人に支払った。
すると犯人から暗号化されたファイルの復元キーが送信されたとのこと。
それである程度、システムは復旧したものの一部システムは依然として動かせない状態だった。
暗号が復元されるまでの3週間の間、市のサービスは混乱し原始的な方法で運営が続いた。
責任を追求されてIT責任者の市職員1名が解雇されたという。

この事件で驚くべきは5400万円の身代金支払いで一応、復元キーが犯罪者から送信されたという事だろう。
金さえ貰えばようはない、とばかりに知らぬ顔を決め込む犯罪者が多い中、復元キーを約束通り送信してきたハッカーはコンピュータシステムに対して愛があったのだろうか。
いずれにせよ、FBIは犯人に金を払わないように指導しているが、だからと言ってFBIが暗号化されたファイルを復元してくれる訳でもなく。
身代金を払うなというだけでコンピュータシステムの復旧ができないのならFBIは口出しするべきではないだろう。




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