小説『女生徒』
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/05/11 14:31:06
太宰治 著
『女生徒』を読みました。
『女生徒』を読みました。
本書の存在は前々から知っていたのだけれど
題名を目にすると
背徳的なイメージとか
ドラマ『高校教師』のようなイメージとかを
勝手に思い浮かべてしまって
今まで読むのを避けてきたのだけれど
とんだお門違いであったことを
思い知ったのでした。
題名を目にすると
背徳的なイメージとか
ドラマ『高校教師』のようなイメージとかを
勝手に思い浮かべてしまって
今まで読むのを避けてきたのだけれど
とんだお門違いであったことを
思い知ったのでした。
女性の独白体で
女性自らの身上と心情を綴った短編集で。
女性自らの身上と心情を綴った短編集で。
なんて美しく
なんて読みやすい日本語なのかしら。
物語以前に
物語を織りなす美文に感嘆しました。
なんて読みやすい日本語なのかしら。
物語以前に
物語を織りなす美文に感嘆しました。
少しこじらせた女性による
少しこじらせた告白が
すっと頭に入ってきて
各々の主人公の想いに共感しつつ
各々のエピソードを味わいました。
少しこじらせた告白が
すっと頭に入ってきて
各々の主人公の想いに共感しつつ
各々のエピソードを味わいました。
表題作の『女生徒』は
母子家庭の娘の何気ない一日を描いていて
主人公の
物ごとに対して過剰に反応するさまとか
心が移ろいやすいさまとかが
綿々と描かれていて
「思春期ってこんな感じだったよね~」と
過ぎ去った遠い日々を思い起こし
いちいち納得したのでした。
母子家庭の娘の何気ない一日を描いていて
主人公の
物ごとに対して過剰に反応するさまとか
心が移ろいやすいさまとかが
綿々と描かれていて
「思春期ってこんな感じだったよね~」と
過ぎ去った遠い日々を思い起こし
いちいち納得したのでした。
今の自分が読むと、きっとしっかり味わえるんじゃないかと期待してます。
『女生徒』ですね、覚えておきます。
長く残る作品って、残る理由がちゃんとあるんですよね。
文豪たちの作品、改めてちゃんと読み直したいです。
聞くと太宰治恐るべし!と・・・感動!ではなく、あまりに酷すぎで笑えます。(∩´∀`)∩
「女子高生」は作家がそう感じたのか?誰かそういう感性を媒介した女性がいたのか?
裏話が気になります。
『トカトントン』や『葉桜と魔笛』の短編が印象に残っています。
久しぶりにまた読んでみようかな。