<新番組>おしい刑事 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2019/05/07 16:44:50
<新番組>おしい刑事 第1話
NHK-BSプレミアム 日曜夜10時~
▼どんな作品?
推理力は抜群で検挙率は100%だが、ツメが甘くていつも手柄を他人に横取りされてしまう刑事、
押井敬史(たかふみ)が事件を解決に導くコミカルな刑事ドラマ。
原作は藤崎翔の小説。
再放送は翌週の日曜16時30分から。
BS4Kで先行放映中。(放映時刻は公式サイトをご覧下さい)
主役はジャニの風間俊介だが、今のところ珍しくバーターがいません。
▼いろいろおしい
とても楽しみにしていたドラマなのですが、今のところあまりピンときていませんw
というのも、主人公があまりに惜しすぎるからw
惜しいのは手柄を横取りされるところだけでなく、シャーロック・ホームズよろしく
今時インバネスコートを着込んでいるところとか、DTなのに美人に惚れっぽく、
年下だけど背は随分高い後輩にさんざんナメられたりとか、とにかくいいところがないのですw
その欠点だらけのキャラをもっと活かして笑いに結び付けられればいいのですが、
今のところ何だかいたたまれない気持ちになっちゃうんですよね…。
そのへんもかなり惜しい。
もし狙って惜しくしているのだとしたら、ちょっと演出考えた方がいいと思いますw
変人が主人公の場合、その変人に思い入れさせるのではなく、視聴者に近い立場のキャラを作って
思い入れさせ、主人公の奇人ぶりを際立たせる手法ってありますよね。
ホームズで言うところのワトソン君みたいな存在。
ですが押井の周囲には、なんだかうさんくさい人物しかおらず、
結果的に押井に思い入れすることになり、彼が失敗したり恥をかいたりするたびに、
視聴者が残念な気持ちになってしまうんです。
まぁ初回ということもありますので、数をこなせば、こなれてくるかもしれませんが、
残念ながらこのドラマは4回しかありませんので、終わるまでにこなれるでしょうかね…。
そこも惜しいですよねw
▼以下ネタバレご注意!
今回の事件は、ある音楽レーベル会長の三男だけど跡取り息子が焼死した事件。
当初は失火と考えられていましたが、押井は殺人事件の可能性があると見て、
後輩の横出を連れて現場の豪邸に向かいます。
現場の防音室の中央に、鉢植えらしき痕跡を発見した押井は、これが事件だと直感。
捜査に乗り出すのですが、この鉢植えというのが、ベンジャミンという観葉植物で、
遠目に見るとアフロヘアの被害者に見えないこともないw
なので出火当時に被害者の関係者と兄の1人が見た、火が頭に燃え移った被害者の姿は、
まず間違いなくベンジャミンだろうと思いましたが、それはまぁ当たってましたねw
あとは押井が家政婦を犯人と決め付けた手がかりとなった、警報音。
これはさすがにバイクのだとは気づきませんでしたね。
私の兄が昔大きなバイクに乗っていましたが、そんなアラームはついてませんでしたし、
よく考えてみたら倒したこともありませんのでw
押井の失敗は、華奢に見える女性が、男性1人を乗せた車椅子を持って、
バイクが倒れて狭くなったスロープを通ることはできないだろうと考えたところですが、
彼女の経歴の裏を取らなかったのが失敗の原因ですね。
それにあんな怪力でなくても、ちょっと力があれば、車椅子と男性を別々に運ぶことは可能です。
結局真犯人は当時屋敷に泊まっていた被害者の関係者だったのですが、
何が決め手になったんだっけなぁw
被害者の声が入った音声データでしたっけ。
なんかもう惜しすぎて失敗以降の話が入ってこないよw