雅子様を扱った過去の報道の中に
- カテゴリ：日記
- 2019/05/02 23:54:37
雅子様を扱った過去の報道の中に公務に出られない事への
酷く中傷に感じられるのが在った。
私の母も帯状発疹にかかった。
妹が生まれて割と早くだったと思う。
丸襟の少し広く広がった服だと見える所から幅１０ｃｍ位で
ウエストを通っておへその少し下まで斜めに続いていた。
紅くぶつぶつに腫れて酷く醜かった。
当時は蕁麻疹と呼んでいた。
振れると痛いので妹に乳を飲ますのが大変で早いうちに哺乳瓶に変わった。
何故其れを知っているかと言うと私も赤ちゃん帰りが在った様で
其れまでコップで飲んで居たのを同じ様に哺乳瓶で妹がコップに変わるまで
同じ様に飲んで居た様だ。
原因は何か解らなかった。
遷ると言って気味悪がる人も居た。
毎週長い事治らなかったので数年母は近場の温泉に湯治に通った。
妹を抱く事が出来なかったので妹負ぶって手を引いて
汽車からおりると其の湯治場まで通った。
勿論おんぶ紐は帯状発疹に降れるので片手でしっかりとおんぶしてである。
そして前を見せない様にして隅の方に皆に背を向けてひっそりと入っていた。
其れでも私が中学位になるまで治らなかったと思う。
我が家は元侍の家とかで何百年前の日本刀と江戸時代の日本刀が在って
祖母はプライドが強い厳しい人だった。
妹は周りに言わせるとタップリ抱っこして育てられた私と比べて
体にピッタリ付けて抱っこする事が出来なかった。
其の為に何時も手をしっかりと握ったり
おんぶをして貰っていた。
私は抱っこして貰うと何度注意をされても母のネックレスが在ると
其れを電車のつり革の様に其れを持って直ぐ引きちぎった。
其の度にネックレスを直して短くなった。
母のネックレスが何故首輪の様に短いのかと聞いた時に
「あんたが・・・」と呆れた様に言われた。
其の為に手に何か片手に何か持たせないと行けないので
バランスを崩すと落とすと落ちそうになるのでしっかりと抱かれていた。
其の為に多くの人が其の印象を持っているらしい。
しかし妹は其れが出来なかった。
其処である程度になると母の背中は妹の場所になった。
子供に乳も満足あげられない、しっかりと抱く事も出来ない事が
二人に取ってどんな影響を与えたのかは解らない。
唯私より遥かにしっかりした妹と可なり破天荒な性格の私が出来た。
帯状発疹が治ると母は円形脱毛症になった。
此れも遷ると多くの人に避けられた。
当時は演劇等のかつらは在ったが日本には今ある様なかつらは無かった。
一時期文化祭の為にマネキン業者の要らなくなった鬘を借りて来て
家に持って来た事が在った。
母は其れが手に入らないかと私に聞いたが
マネキンの硬い素材の頭にかぶせる様に出来ていた。
其れは被るとがちっと頭に居たくて数分で首などが鬘の淵にすれて
痛かった。
母は試にかぶって見て其れがだめだと解ったのだろう。
其の鬘の上に涙がぽつぽつと落ちた。
其の円形脱毛症が数か所出来ていたので外に出れなかったのだ。
野菜も肉も知っている店に電話して良い品を届けて貰っていた。
その店は我が家で持っていると噂されていた。
店で売っている値段よりも高い値段でしかも良い品を注文したので
高い金額でも購入した。
家を出て品物を見て買う事が出来ないのだから当然だろう。
洋服も家に採寸に来て貰うオーダー品だった。
贅沢だと噂されていたがそんな事情がある事を知っているのは
家の物だけだった。
だから私に聞こえがちに言う大人の嫉妬が混じった母への中傷も
睨みつけてやり過ごした。
私に聞こえれば母に伝わって苛められると思った下種の発想なのだろう。
確かに其れが出来る家では在ったが
其の分それだけストレスが出来る程神経を使わなければならない家だったのだろう。
私は私には想像を絶する厳しい環境に在る中で
思いやりの無い何人が書いているかも解らない様な其のマスコミを憎んだ。
美智子さまも何度か流産をなさって更にお言葉も失う程苦しんだ。
もっと思いやりがある言葉が何故かけられないのかと思う。
私達日本人がお守りしなければならない日本の大切な物ではないだろうか。
何故かちょうど母の生理が無くなる頃に円形脱毛症も治った。
両方ともホルモンのバランスがストレスで崩れたのかも知れない。
私はそう言う心無い記事を書いたり、或いはテレビで平然と言う
コメンテーターに日本人として更に人間として女性として
怒りを感じる。
